人気ブログランキング | 話題のタグを見る

クラシック音楽、jmc音楽教室、音楽企画制作、音楽普及活動、青少年健全育成、メールはjmc2001jp@gmail.com宛


by jmc_music2001jp

ビールの温度と気候

 日曜日、再びお気に入りのビールを飲みにホテルのブルワリーに出かけた。この日は台風が熱帯低気圧に変わって、雨風も強く気温もやや低めだった。事前に醸造担当のW君に連絡を入れておいたので、彼が我々を担当してサービスをしてくれた。

 ビールは5種類、いつもピュアな味わいからスタートして、黒ビールにいたるまで、だんだん『こく』が深まる順で飲み進めてゆく。ふた廻り目からは、当日一番気に入ったビールを選んで飲むとこにしている。

 先日来た折はお天気の良い暖かい陽気だったせいか、ビールは随分低い温度に冷やされていた。その温度の低さが喉に心地よく、いずれのビールも同じ感覚でたのしめた。「同じ感覚」と言うのは、きっと<温度>設定から受けた印象だったに違いない。いずれも喉に心地よい飲み口だったが、あえて言うならばビールの<こく>の違いが際立たない・・・とも言えた(美味いと思えたのだから何も文句は無いのだけれど・・)。

 今回は最初に飲んだピュアなタイプのものは、(一手間かけて)キンキンに冷やしたグラスに注いでくれたものだったが、それでももう少しキュッと冷えてくれていたらもっと嬉しかったろう・・・と感じた。こうして飲み比べてみると黒ビールの一歩手前の状態まで焙煎した<4番目>のビールが、もっとも美味しく感じられた。

 これは当日ビールを飲んだ全員の一致した意見であったので、当日の気温には4番目のビールの味(温度)が一番フィットしていたことになる。これから判ることは、ピュアな味わいである程、比較的低い温度、それから<こく>を増してゆく程に、すこしづつベストと感じる温度が上がってゆくことになりそうだ。・・・色々面白い。
by jmc_music2001jp | 2011-05-31 17:53 | 芸術随想