ビールの温度と気候
2011年 05月 31日
ビールは5種類、いつもピュアな味わいからスタートして、黒ビールにいたるまで、だんだん『こく』が深まる順で飲み進めてゆく。ふた廻り目からは、当日一番気に入ったビールを選んで飲むとこにしている。
先日来た折はお天気の良い暖かい陽気だったせいか、ビールは随分低い温度に冷やされていた。その温度の低さが喉に心地よく、いずれのビールも同じ感覚でたのしめた。「同じ感覚」と言うのは、きっと<温度>設定から受けた印象だったに違いない。いずれも喉に心地よい飲み口だったが、あえて言うならばビールの<こく>の違いが際立たない・・・とも言えた(美味いと思えたのだから何も文句は無いのだけれど・・)。
今回は最初に飲んだピュアなタイプのものは、(一手間かけて)キンキンに冷やしたグラスに注いでくれたものだったが、それでももう少しキュッと冷えてくれていたらもっと嬉しかったろう・・・と感じた。こうして飲み比べてみると黒ビールの一歩手前の状態まで焙煎した<4番目>のビールが、もっとも美味しく感じられた。
これは当日ビールを飲んだ全員の一致した意見であったので、当日の気温には4番目のビールの味(温度)が一番フィットしていたことになる。これから判ることは、ピュアな味わいである程、比較的低い温度、それから<こく>を増してゆく程に、すこしづつベストと感じる温度が上がってゆくことになりそうだ。・・・色々面白い。