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by jmc_music2001jp

ホークス野球観戦

 9月16-18日、連休の3日間に東京から長男夫婦が来福、4月の東京大神宮での結婚式以来の再会だ。17日は息子の立案でホークス戦を観戦。ヤフー・ドーム球場に一族5名で出かけることになった。

 対戦相手は現在2位の北海道日本ハム・ファイターズ。相手ピッチャーは(何と!)ダルビッシュ、我がホークスは山田、地味な印象ながら今シーズンはこれまで立派な成績を残している。

 投手戦とも言える展開。山田も再三満塁やニ三塁の事態に追い込まれるものの、最期を踏ん張って無得点に押さえると、一方ダルビッシュは豪速球や鋭く切れる変化球でホークスの主軸をことごとく押さえ込むと言った具合。ズシンと息の詰まるような迫力の投手戦でした。

 日ハムが1点先攻し、9回にダルビッシュが降板すると、変わったピッチャーから内川がタイムリーを打って同点。延長ではチャンスに追加点がとれず、3時間半をこえてついに同点引き分けで終わりました。9回も10回も大きなチャンスで盛り上がったのですが、僅か1本のヒットが出ない・・・双方ギリギリのせめぎ合いの中でゲームが進んでいるのが感じられ、気迫溢れる攻防戦を堪能いたしました。

 『気迫』と言えば《外野席》です。かつて内野で観戦していたフォークス戦ですが、ある時知人がくれた外野席のチケットで観戦した時、「これは面白い!野球は外野に限る!」と思いました。内野席では各自がそれぞれ(冷静に)野球観戦しているのですが、外野では外野席全体が一丸となって応援するのです。

 1〜2名の応援団長が脚立に立って皆を指導します。実に歯切れの良い口調で口上を述べると、笛と手拍子で観客を誘導します。口上はナニを言っているのか理解できないことが多いのですが、まるで魚河岸の競りを聞いているようで、機関銃のようなリズムが気分を沸き立たせてくれます。

 応援のメロディーや仕草は選手毎に決まっていて、主軸のバッターには「ホームラン!ホームラン!☆☆ー」とやるのですが、下位のバッターには状況によって「絶対送れー★★ー」っと、声をそろえて<バント>の応援となります。又、「ヒットー!ヒットー!★★ー」となったりで、期待の度合いがソノまま<声援>に反映されて(少々苦笑しながらも)面白いと思いました。

 チャンスにおける応援も決まっているのですが、当日の9回・10回はチャンスが延々と続き、それはモウ大変でした。あれほど本気になって声を上げる、それも(右翼の外野席だけで)何百人と言う人数ですから、そのエネルギーたるや凄まじいものです。それが粘って粘った挙げ句が三振スリーアウトだったりすると、萎み終わる直前の風船のような“ため息”と共に席に座る観客の面々、そのギャップの大きさも何だか面白いような可愛いような気持ちにさせられました。このような真っすぐでパワーに溢れた『気』の中に身を置くのは本当に心地良くて、心嬉しい気持ちになってきます。ですから皆さん、野球は絶対に外野席をオススメします。
<ホークス・日ハム戦。ヤフー・ドーム球場。手前一列4名は我が一族が応援>
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by jmc_music2001jp | 2011-09-19 12:05 | 芸術随想