人気ブログランキング | 話題のタグを見る

クラシック音楽、jmc音楽教室、音楽企画制作、音楽普及活動、青少年健全育成、メールはjmc2001jp@gmail.com宛


by jmc_music2001jp

日本の子ども達へ

 エクスプレッションアカデミー<2012年秋の集い>に出席(11月16日)した。この会はVision&Education,Ltd.代表取締役の木村貴志さんが主宰。木村さんは21世紀を生きる日本の子ども達を対象としたバッカーズ寺子屋(東京)、バッカーズ九州寺子屋(福岡)の活動を7年間続けておられます。

 木村さんと始めてお会いしたのは約11年前、所属するロータリークラブの卓話でお話いただいた時。日本の学校教育現場の状況を憂い、先ずは先生の意識改革から・・・と、<師範塾>の活動を推進なさっている時期でした。その熱き想いと情熱に、いたく感動させられました。

 30年前、留学先のウィーンから帰国して以来、日本の子ども達への教育が気になって、心配で心配でなりませんでした。当時はグローバル化がそろそろ新聞の見出しにも出始めた頃、帰国直後では<国際貢献>と言う言葉も紙上には見られないような時代でした。留学のカルチャーショックと共に、グローバル化を肌で感じていた私は、世界における日本そのものの立場も心配ではありましたが、将来のこの国を担う子ども達への教育が、コノママで良いハズも無く、只ただ心配ばかりしていました。

 音楽に携わる者として、何か出来ることは無いかと考え、「フォスタープラン」と言う「国際里親」制度を支援する為のコンサートを始めました。<国際貢献>と言う概念を広めるために役立つだろうと考えたからです。このコンサートは平成元年に始め、平成14年まで24回開催して、インドネシアのユシ・ランボギちゃんなど数人の国際里親として支援を続けました。平成14年頃には<国際貢献>活動は非常に活発になっていて、すでに役割は終えたと判断し、活動を終了いたしました。

 しかし、その時期においても日本の子ども達への教育環境は全く変わってはいなかったのです。<国際貢献>の旗を降ろそうと思い始めた頃から、急に子ども達の教育の問題が気にかかってきて、日々心配が募るばかりとなっていました。心配な気持が募りに募り、ついには「もォいい!誰が何と言おうと、先ず俺がヤルッ」・・・とばかりに「福岡子どもクラブ」を立ち上げました。(音楽家がですよ!・・・何の話しか良く分らないような行動ですよね.....)
 
 医療福祉機構という国の機関に助成金をいただいて、平成14年6月にスタートさせました。その時、1年前に知り合った木村貴志さんに「ディベート」の講師として子ども達を指導していただいたのです。1年目はそうやって色々の方に来て頂き、2年目からは私一人で指導しながら、3年の間必要と感じていた事をとりあげて活動いたしました。例えば「シーフード・カレーを作ろう!」では、レシピのインターネット検索から始めて、食材の価格調査・フローチャートの作成・実際に調理(勿論、食べる)・収支決算書の作成etc.です。ボランンティア活動・創作表現活動や芸術鑑賞会まで、沢山のプログラムを実施して(何だか少し満足して)活動を終えました。

 偶然ではありますが、私が活動を終えた後の平成17年から、木村さんが子ども達へのプログラムをスタートさせたのです。それで一先ずは『安心』いたしました。彼の情熱をもってすれば、キット有意義な活動をしてくれると確信が持てたからです。現在、深い学びの機会を含んだ体験型のプログラムを、数多く推進しています。すこしでも関心を持たれた方は、下記URLを訪問してください。

バッカーズ寺子屋 http://www.backers-terakoya.com
バッカーズ九州寺子屋 http://www.backers-Kyusyuterakoya.com
by jmc_music2001jp | 2012-11-21 02:12 | jmc支援事業