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by jmc_music2001jp

心のスクリーン

 夜11時に風呂に入り、午前零時頃に少しネットをチェックしてから寝酒をいただくのが習性になっている。近くのスーパーに酒やアテを求めて、夜の散歩・・・少しイイ気分になって床に就くのは、大体深夜2時くらいだろうか。

 このところ早朝に目が覚めて、頭が冴えていて寝付けないような日々が続いているが、そんな時は逆らわずに起きて所長室で仕事をする・・・眠くなれば、また寝ればイイのだから......。

 一仕事してリビングに行くと、BSでリサイタルの放映中、女性のピアニストがシューベルトとラフマニノフを演奏している・・・紅茶を入れて飲みながら、何となく聴いていた。

 演奏するとは、楽器で〝心のスクルーン〟に〝音像〟を描きあげる行為ではないだろうか。画家がキャンバスに筆を入れる時、イーゼルとキャンバスが〝ゆらゆら、クラグラ、ガタガタ〟と揺れていたならばドウだろうか?・・とても絵は描けまい。

 〝心のスクリーン〟は静止しておかねばならない、さらにそのスクリーンから一瞬たりとも目を外らしてはならないのだ。〝心のスクリーン〟が静止した状態を保てて初めて、イメージ通りの〝音像〟を描くことができる。

 ピアノという〝筆とパレット〟を〝想い〟通りに縦横に駆使するには、ピアノと自分との境界線である鍵盤の存在が、これもまた静止した状態で認識できていることが不可欠だ。〝心のスクリーン〟と〝ピアノと自分との境界線〟の双方を静止させて、意のままの〝音像〟を描き切ることができるのが、ただ一人『キーシン』というピアニストだと思う。
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by jmc_music2001jp | 2017-04-21 16:44