1月14日、高校の同窓生の集いを開催いたしました。《第27回日本酒を味わい尽くす会》この日は昨年12月4日アフガニスタンで凶弾に倒れた、福高17回同期“中村哲”くん追悼の会となり、遺影に黙祷し献杯を捧げました。さすがに通常とは雰囲気が異なり、やや神妙な雰囲気の中で銘酒を味わいました。
酒は青森の『陸奥八仙』特別純米無濾過生原酒と福島の特別純米『飛露喜』。同じ東北の酒ですが、個性は両極に分かれます。『陸奥八仙』は生酒らしいフルーティーでやや微炭酸を感じる辛口。『飛露喜』(ひろき)は一般の純米大吟醸よりも高額な特別純米。裏にはラベルも無く、酒米の種類も精米度合い等々一切の情報も伏せられたまま、味は非常に複雑で実に難解な酒でした。こんな酒の良さは3〜4回飲んでみてようやく解る・・・と言うのが私の経験。各人それぞれ異なった印象を語ったのも面白い現象でした。