<楽典>e-Bookの利点
2007年 07月 26日
グーテンベルグが<印刷>と言う手法を発明して以来、人類は永い間<書物>によって情報を伝達してまいりました。ですから音楽においても「楽譜」に「音楽そのもの」の情報を閉じ込め、「音楽書」に音楽にまつわるその他の情報を<印刷>しました。しかし「本」そのものからは「音」は出ないと言う事実・・・これがe-Bookとの根本的な違いです。
「音楽を学ぶ」にもかかわらず、これまでは「音が出ない媒体」=「本」でしか「音楽」を学べなかった。今回のe-Bookとしての出版は<音楽教育>と言う視点から、かなり画期的な出来事となりはしないか思っています。
「音楽を学ぶ」において、マンツーマンで学ぶことが基本であることは言を待ちません。しかし、地理的な要因でそれが不可能な場合などには、やはり「指導書」で<自習>する必要があります。今回の<楽典>e-Bookはそのような人にとって、大いに役に立てるのではないでしょうか。