巨匠・堤剛のチェロ
2008年 10月 01日
昨今のコンサートやBSにおける演奏を聴いて(日本に限らず世界的な傾向として)「音を奏でる」といった風の演奏ばかりで、とんと「心」に響きません。これからどうなって行くのやら........と行く末不安に思っていました。
ところが今日の堤氏のバッハは、正に「巨匠の魂」ここにあり・・・と言った演奏で、本心救われた気持ちになりました。今、現に「魂で音楽に向かっている人」が居ることを知ることが、どんなに我々に勇気を与えてくれることでしょう。
若い音楽家も堤剛氏を「心の師」と仰いで精進するならば、明日の音楽に希望が持てると言うものです。