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by jmc_music2001jp

ラトルとレーピン

 昨晩のBS番組。ベルリン・フィルのヨーロッパ演奏旅行の番組で、レーピンのブルッフのコンツェルトを聴く機会があった。もちろん指揮はサイモン・ラトル。会場はモスクワ音楽院の大講堂でした。

 レーピンは(今は失われた)昔の音楽の良い部分を引き継いでいる、非常にまれな演奏家だと感服させられました。なにも特別なものは無く、ただ素直に音楽の喜怒哀楽をそのまま音に現します。本当に自然とはコノことで、何にも特別な事はやらない。どんな子どもにもスーと理解できるような音楽です.....素晴らしいの一言につきる。

 その後、ベートーベンの第7交響曲の演奏が続いたのですが、レーピンの後では全く話しになりません。「ただ生きのイイだけの若造の演奏」でしかありませんでした。ひどい話しですよ。同じ日の同じ会場の同じ演奏家達による音楽がコウなのですから....。

 先日のラトルの「春の祭典」では、イイナ・・・と思ったのですが。現代の演奏は多少の差はあれ、みんなこのような演奏です。馬鹿げてるとは思うのですが、いったいどうしてなのでしょう?
by jmc_music2001jp | 2008-10-26 17:20 | 芸術随想