来年のカレンダー
2008年 12月 25日
その後、丸善に立ち寄って「教育指導要領平成20年改訂版」を入手してから、3階のカレンダー・コーナーへ。来年度のカレンダーを買い求めることにいたしました。
私のディスクの左には壁掛けのカレンダーが下げてあり、そこにスケジュールを記入することにしています。もう永い間、モネの絵画のついたカレンダーを愛用してきました。時に、ヨーロッパ旅行で買い求めたものを使用する場合もあるのですが、一番落ち着くのはやはりモネです。
絵画のカレンダーはゴッホ・ゴーギャン・セザンヌ・ルノアールや日本の葛飾北斎など色々あるのですが、一番種類が多いのはモネです。北斎も好きですがコレが年中自分の横にあるとなると、そのエネルギーに煽られて気持ちが落ち着きません。自分にとってはやはりモネが一番です。
絵画への扉が大きく開いた、その切っ掛けを作ってくれたのがモネでした。それだけに自分にとって大切な画家です。4〜5点ある中から1点を選びました。大きな理由の一つは、マルモッタン美術館の地下展示室に向かう階段の踊り場にあった「睡蓮」の絵が含まれていたからです。
美術館の階段をおり始めた私は、目に止まった「睡蓮」の絵に思わず立ち止まりました。ゆっくっりと階段を降りながら、その絵のただならぬ雰囲気に釘付けとなってしまったのです。
すぐには解らなかったのですが、只ならぬ気配が永く私の気持ちを捉えて放しませんでした。帰りにはその‘絵はがき’を沢山買い求めて帰国いたしました。帰国して絵はがきの裏を見ると、その謎が判明いたしました。「睡蓮」は「月明かりに浮かび上がった睡蓮」だったのです。<月光>・・これが只ならぬ雰囲気として私の心を捉えたのです。・・・それにしても素晴らしいことです。
<来年のカレンダーの表紙/月夜の睡蓮>