国際相互理解への道筋
2009年 01月 22日
原曲は音程を含めて微妙にニュアンスが異なるものであろう事は容易に想像できる。しかし、十二音平均率という世界共通言語で翻訳すれば、我々外国人にも朝鮮民族の魂が伝わってくるのだ。
この事は「音楽が果たせる役割」としての重要な意味合いを含んでいると思う。近年、国際化・国際交流の一環として、互いの国の伝統芸能に触れる機会が多くもたれるようになった。先ずはの第一歩として、此れ等の事業が必要不可欠でることは言をまたない。
しかし、異国の伝統文化(芸能)に触れたからと言って、そのままその国の文化(芸能)が理解できるわけでは無い。理解できないから「異文化」なのである。
中国の台頭を始め、今後のアジアは益々その存在を大きなものにしてゆくだろう。世界は経済をその入り口として、益々異文化の入り交じる状態を濃密にしてゆくに違いない。
そのような時代の「相互理解」への糸口として、<音楽>の果たす役割が益々大切なものとなってくるだろう。そのように<意識>して、音楽を活用する術を追求することが求められるのではないだろうか。