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by jmc_music2001jp

“キーシン”と“ランラン”

 昨日ユーチューブで見たキーシンの「愛の夢」(リスト)は素晴らしかった。演奏に感動を覚えた心の奥で、シェーンブルン宮殿(メータ指揮・ウィーンフィル)でのランランの演奏の事がウッスラ...と浮かんでいた。

 あのランランの演奏の“お気楽ブリ”と、キーシンの演奏がこの世に共存しているのは<何>なのか・・・。「何でもアリだよ」「色々あってイイんじゃあナイ」「人は好きずきでイイと思うよ」・・・・・⊆∀〻◉⌘△∂♨&・・・・そうなんだろうか?

 これまでの人生に出会った人々・・・・確かに“色々”だった。本当にッ!“イロイロ”だったっ!!・・・だから<人>が“色々”であるのと同じように、音楽家が“イロイロ”であっても・・・それは、不思議ではナイ。

 だからと言って、ソレでいいのだろうか?斎藤先生が人生の全てを注いだ対象は<何>だったのか?絶対に妥協しようとしなかったものは<何>なのか・・・・。チェリビダッケが憎悪の感情を隠さず、激しく罵倒した相手は何だったのか?どんな状況にも決して妥協せず、排除し続けた「音楽では無いもの」。そして、その後に生まれでる素晴らしい「音楽」・・・・・!
by jmc_music2001jp | 2009-05-20 03:06 | 芸術随想