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by jmc_music2001jp

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ビールの温度と気候

 日曜日、再びお気に入りのビールを飲みにホテルのブルワリーに出かけた。この日は台風が熱帯低気圧に変わって、雨風も強く気温もやや低めだった。事前に醸造担当のW君に連絡を入れておいたので、彼が我々を担当してサービスをしてくれた。

 ビールは5種類、いつもピュアな味わいからスタートして、黒ビールにいたるまで、だんだん『こく』が深まる順で飲み進めてゆく。ふた廻り目からは、当日一番気に入ったビールを選んで飲むとこにしている。

 先日来た折はお天気の良い暖かい陽気だったせいか、ビールは随分低い温度に冷やされていた。その温度の低さが喉に心地よく、いずれのビールも同じ感覚でたのしめた。「同じ感覚」と言うのは、きっと<温度>設定から受けた印象だったに違いない。いずれも喉に心地よい飲み口だったが、あえて言うならばビールの<こく>の違いが際立たない・・・とも言えた(美味いと思えたのだから何も文句は無いのだけれど・・)。

 今回は最初に飲んだピュアなタイプのものは、(一手間かけて)キンキンに冷やしたグラスに注いでくれたものだったが、それでももう少しキュッと冷えてくれていたらもっと嬉しかったろう・・・と感じた。こうして飲み比べてみると黒ビールの一歩手前の状態まで焙煎した<4番目>のビールが、もっとも美味しく感じられた。

 これは当日ビールを飲んだ全員の一致した意見であったので、当日の気温には4番目のビールの味(温度)が一番フィットしていたことになる。これから判ることは、ピュアな味わいである程、比較的低い温度、それから<こく>を増してゆく程に、すこしづつベストと感じる温度が上がってゆくことになりそうだ。・・・色々面白い。
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by jmc_music2001jp | 2011-05-31 17:53 | 芸術随想
 再放送だったがチューリッヒ歌劇場の「カバレリア・ルスティカーナ」を観た。ここのオーケストラは完全に『オペラの空気』を知り尽くしている。オペラを知り尽くした指導者による永年の蓄積の賜物だろう。間の手で入ってくる楽器の音量や音質・フレージングに至るまで、<ココしか無い>というバランスで出てくるのだ。これは当日の指揮者が指揮したから・・・というのでは無く、劇場のオーケストラ自体に育まれたもの・・・かつてのライプチッヒ・ゲバントハウス管弦楽団やドレスデン歌劇場に残っていたものと同じだ。

 このオペラ、「間奏曲」が非常に有名で、独立してコンサートの演目にもしばしば登場する。美しい曲だけに、コンサートではその美しさを最大に歌い上げる演奏となるのが通例。しかし、チューリッヒ歌劇場の舞台では、文字通り<オペラの間奏曲>として、オペラと言う舞台の背景の、空白を埋める役割として、極さりげなく演奏された・・・ここでも思わず<うなり声>を上げた。本当に《流石!!》オペラを知り尽くしている!!オペラとは何か?!!人の感受性とは何か!・・・素敵な話だ。

 日本酒の造り酒屋の麹室には《麹菌》が住み着いていて、それが蒸した酒米を日本酒へと醸し出す・・・ちょうどそれと同じように、新しい団員は昔から引き継がれてきた《オペラの麹菌》に極自然に感染して、音楽の心が醸されていく・・・そんな美酒の味わいのするオーケストラだ。今時、大変貴重であると思う。

 日本酒は戦後永く、第二次大戦中の醸造基準が残ったままであった。等級をアルコール度数で分けて、しかもそのアルコールには醸造用アルコールが加えられていた。どの日本酒を飲んでも必ず翌朝の<頭痛>を引き起こしたものだった。その法律が廃止になって、ようやく美味い地酒が出現し始め、日本酒は復活した。まだまだ数は多くはないものの、本来の製法にこだわって醸された日本酒は本当に美味い。

 近年、オペラは危機を迎えている。主に経済的な理由によるものだと思われるが、そのような中で如何に芸術性を損なわない公演を維持できるのか・・・最も優れた成果をあげているのがチューリッヒ歌劇場だと思う。
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by jmc_music2001jp | 2011-05-30 23:48 | 芸術随想

福岡の現状を“KJ法”で

 今日の午後、一週間かけて書き上げた「平成23年度コンテンツビジネス拡大支援事業」の実行計画書を完成、3時過ぎに福岡県商工部の受付窓口に提出いたしました。昨晩(と言っても午前4時頃)「本当に間に合うのかなぁ〜」と内心多少の不安を感じたくらいでしたが、最後は以外と早く進み、昼過ぎに完成・・・ホッとしました。

 夜は「福岡の音楽を元気にする会」のメンバーがjmcに集まりました。先日集めたアンケートのカードをKJ法で分析・整理してみよう・・・と言うわけです。

 テーブルに広げたカードから、似たもの同志を一列にグループ分けをします。ソレを読んで、そのグループの特色やグループ相互の関係をホワイトボードに書き込みながら、そこにカードを移します。

 すると現在の福岡の状況が浮かび上がり、次に何をするべきかも見えてきます。その<スッキリ><クッキリ>ぶりに、集まったメンバーもかなり驚いた様子でした。各自の「次へのやる気」を一層高めながら、帰ってゆかれました。今後の展開に期待が持てます。
<KJ法で分析した「福岡の現状と将来に向かって」>
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by jmc_music2001jp | 2011-05-27 23:36 | 芸術随想

ビールに“乾杯!”

 24日は記念日として、ホテルで食事することにした・・・と言うより、記念日にカコツケてお気に入りのビールを飲みたいと思ったのが、正直なところ.....。

 このホテル直営のブルワリーは、文字通りレストラン・スペースの直ぐ隣で生ビールを醸造している。3月に訪れた折に醸造担当者と知り合いになり、ひとしきり<酒談義>となった。その折、「ビールの美味さは、その日の気温との温度差にある」・・・と言う話を、私のこれまでの体験から話したところ、いたく感激した様子で、これまで彼が気が付かなかった要素であったと思われた。

 今日、予約時間前にホテルに電話を入れたけれど彼にはつながらず、ホテルに入って尋ねると、今日はすでに退社しているらしかった。彼に会えなかったのが残念だったが、今日飲んだビール5種類が全て<美味>であったことに、すくなからず感激した。

 5種類がいずれも異なった味わいであるのだが、ゴクンと飲んで自分の領域に入ってくる「角度」がいずれも同じ「美味」と言う角度なのだ。<砂に水がしみ込むように・・・>と言う表現があるが、同じ感覚で体内に染み込んでくる・・・これは「温度差」を的確に設定した結果ではないか・・と思った。

 3月の出会い以来、彼はビールの味と当日の気温との関係を研究し続けたに違いない・・・そんな『男』なのだ・・・だから、そうに違いないと確信を持って思える。

 今日彼と出会えたら、そんな楽しい話が出来たのだろうと思うが
・・・それにしても、今日のビールは美味かった!!
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by jmc_music2001jp | 2011-05-25 04:27 | 芸術随想
 BS2ではバレンシア歌劇場での録画、ベルリオーズ作曲/歌劇「トロイ人」が放映されている。指揮はゲルギエフで素晴らしいのだが、演出はお決まりの現代風解釈によるもの。今回は何だか<アイスホッケー>の防具風の衣装に身を包んでいる。トロイとギリシャの戦いを「氷上の格闘技」<アイスホッケー>に掛けたつもりだろうが・・・・こんなのは、世に言う『おやじギャグ』と同じではないのだろうか?

 今回の演出で効果的と思ったのは、背景のスクリーンに舞台裏から映像を映し出す手法を用いたことだ。映像はどのような事をも可能にするので、その可能性はほとんど無限に広がる。僅かに<立体感>に乏しいことが指摘されようが、舞台上の構造物とスクリーンの映像を組み合わせることで、その欠点を和らげる事は可能だと思う。スクリーンの素材を研究して、映像の透過性と音響の反射性の両方を満足する素材は入手可能だと考えられる。

 大蛇に襲われるシーンは背景の映像と舞台装置との組み合わせで、恐怖感を演出することに成功していた。このように幾つかの成果は見られたものの、稚拙な部分が多々あって、とても満足できるものでは無い。

 そもそもこのような演出がヨーロッパを中心に日常的な現象となったのは、現代と言う時代がオペラと言う『金食い虫』を養うことが出来なくなった事を示しているのではないか。何とか<オペラ>と言う体裁を保ちつつ、資金不足を切り抜けようと苦心(悪あがき?)している事からくる現象だ。

 一方、オペラの中で<心に残るアリア>というのは、全曲の中の(時間の)何パーセントになるのだろうか?あれだけ長い《前振り》をしておいて・・・数曲の重要なアリアに辿り着く。時間的には5%以下であることは確かだろう。

 人類共通の宝・・・『芸術の世界遺産』としてのアリアの価値は、人類が続くかぎり未来永劫だと思う。そこで思うのだ、《前振り》部分にあれだけの金と時間と人手による労力を掛けるのではなく、『朗読』(文学)の脚本制作に労力を注ぎ、『語りの力』で物語を掘り下げ、聴衆をアリアの世界の入り口まで誘うスタイルを追求すれば、そこには大きな可能性がある・・・・そのような作品スタイルを完成させたい・・・とかねてから考えている。
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by jmc_music2001jp | 2011-05-22 02:31 | 芸術随想
 夜8時、ホテル・ロビーで待ち合わせ、レーベンス・マイの中核メンバーが揃いました。部屋から降りていらした秋山先生とロビー横のカフェで顔合わせです。約1時間半程“レーベンス・マイ”の今後について意見を交換いたしました。次の一歩の為にも有意義な話し合いであったと思います。

 次回の例会は6月下旬に予定していましたが、今日の話し合いで秋山先生がご参加いただけることになり急遽予定を変更、第9回の例会を7月11日(月)18:30ー21:00で開催することになりました。会場はjmc音楽研究所です。
<西鉄グランド・ホテルのロビー・カフェで>
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by jmc_music2001jp | 2011-05-18 00:20 | 芸術随想

明日は秋山さんと

 今日は<福岡の文化を考える会>と言う会合に出かけました。色々なパフォーマーの集まりで、公共ホールの関係者なども参加しています。

 これまでは単なる親睦会のような雰囲気でしたが、3月末から私も参加している<福岡の音楽を元気にする会>のメンバーがアンケート調査を実施することになって、今日の会合は随分と活気のある内容となりました。こんな会ならヤリガイを感じることができます。

 明日は夜に秋山和慶さんとの待ち合わせ、「レーベンス・マイ福岡」の新執行部の面々を彼に引き合わせることにしています。新執行部のメンバーも、一層のやる気を出してくれることでしょう。
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by jmc_music2001jp | 2011-05-16 23:51 | 芸術随想

楽劇“サロメ”

 BSで楽劇“サロメ”を見た。英国ロイヤル・オペラ公演の録画、演出は昨今流行の<時代>を近代に置き換えたものだったが、この例では成功していたと思う。ドイツ国内でことごとく失敗してきた此れ等の演出手法だが、この公演では緊張感に溢れた説得力のある舞台が展開された。

 いったいどう言う事なんだろう?一つは衣装や小道具・舞台背景などが物語や歌詞と矛盾しない事、この点ではドイツの舞台演出はボロボロである、「ようアソコまでボロボロに出来るな!」っとあきれる程にボロボロだ。あんなんでよく芸術やってると何で言えるのかが理解できない・・・「只のバカの思いつき」以外の何物でも無いのだ。

 古典的な演出とは異なるが、非常に成功しているのがチューリッヒ歌劇場だと思う。<舞台装置の美しさ>だけですでに<芸術>である。さらに<照明>が飛び抜けて優れている。これだけとっても<芸術>、全てを統合して非常に芸術性の高い劇場空間を作り出すことに成功している。

 来年のヨーロッパ旅行はオーストリアの色々な面を体感できるようにプランを考えようと思っているが、旅の最期にはチューリッヒを尋ねてチューリッヒ歌劇場の舞台を体験しようと考えている。・・・帰りはチーリッヒ空港から日本へ。
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by jmc_music2001jp | 2011-05-16 01:59 | 芸術随想
 2〜3日、大事にしていた陶器の“金継ぎ”に没頭していた。先月結婚した長男が大学院生として同居していた時期、何か家事の一部でも手伝わせるべきだろうと考えて、夕食後の食器洗いを役目として与えた。気持ちよくやってくれたのは良いのだが、随分と皿や湯飲み、茶碗が欠けることとなった。それも大事にしている陶器だったから「これも教育の為の支出か・・・ウウッッ...」っと、涙を飲んだものだった。

 私の40年来の親友に山本源太と言う陶芸家が居る。九州のお茶処<八女>の奥に“星の村”と言う玉露の産地として有名な村があり、そこで「星野焼き」を復興させ陶工として名を成している。しょっちゅう遊びに行っていて、その度に一つ・二つと買って帰るので、我が家には源太が沢山あった。使ってこそ器だと思っていたので、ご飯から総菜、お茶やコーヒーまで、日頃から源太を楽しんでいた。

 それが或る時期から欠け始めた、理由は前述の通り.....内心ひどくガッカリして、何時のときか“金継ぎ”をしてあげようと心に誓っていた。もう永年そんな思いを抱いていたので、先日<金箔>を入手した折『やるゾ...』と決めていた。

 2〜3年に一度、専門外の事に没頭する。情報を集めたり、ゼロから段取りを考えたりしながら集中的に作業を行うのだが、これが又気分転換というか頭の切り替えに役立っているように思える。専門で無い事柄に想像を巡らせ、情報を集めて、仮説を立て、類推し・・・それでも多少の試行錯誤は避けられない。しかし、そうして終了すると、新しい自分の世界を獲得したような気分になって(かなり)壮快である。
<源太の湯飲みニ点/普段使いの皿2枚、内一枚(左)は完成直前のもの>
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by jmc_music2001jp | 2011-05-11 01:37 | 芸術随想

“ミリオンベル”の花

 今年の夏〜秋の花は“ミリオンベル”、先ほど植え付けが終わりました。土作りからの作業だから、少々時間はかかりましたが、夕方5時に完了いたしました。この春、最初に鉢に植え替えたバラは、蕾を膨らませています。もうすぐ美しい花が姿を現すでしょう。楽しい季節となりました....。
<植え付けたミリオンベル(手前)、すぐ後ろには蕾を膨らませたバラ>
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by jmc_music2001jp | 2011-05-08 17:47 | 芸術随想