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by jmc_music2001jp

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今年も.....“母の菊”

 二日ほど前、朝早く石を切るような刃物の音で目が覚めた。小窓から覗いてみると、どうやら草刈りをしているらしい。シルバー人材銀行の方々が、刈った草が道路に飛び散らないように、青のシートで壁を作りながらジリジリと移動している。刃物の音は隠されたシートの裏側から発せられている(何やら、犯人を護送車に乗せるまで、青いシートで隠しながら移動する・・・その光景ソノ物の様です)。

 すでに2軒隣までに押し寄せていたブルーシートは、刻一刻と我が家へとニジリ寄りつつあった。私は研究所の向かいの植え込みの『菊』の事が急に心配になった。その菊は生前の母が植えたもので、毎年11月には小さな紫色の花を咲かせてくれて、母を偲ぶきっかけとなってくれている花だ。

 実はこの花、受難の歴史がある。7〜8年前だろうか?春期の草刈りで、市より依頼されて作業に当たったシルバー人材銀行の方々が、春の新芽が出ているこの菊を、ゴッソリ全て刈り込んでしまった。作業が終わって遠くで寛いでいる人達を捕まえて「唯一つ残っている母の生きた形見に、何をしてくれるんダ!」と抗議したのは言うまでもない。

 それから、根が残っている取り残しの(今や)苗を探し出して、泣く泣く(今や)空き地と変わり果てた花壇に点々と数カ所植え付けた。その菊が驚く程に増えて茂っているのが、現在の花壇である。

 ジリジリとニジリ寄るブルーシートを見ていると、受難の歴史が頭をかすめた。直ぐに着替えて外に出た。ブルーシートは隣まで来ている。ブルーシートを掲げるオジイさんに近づいて、「この菊はそのままで」とジェスチャーでしらせると、もうその辺はすっかり了解済みの様子で、うなづいた。この時発見したのだが、すでに『蕾』を付けているではないか!嬉しかったのでデジカメに収めることにした。

 母は15年前、80歳で他界している。それでも“母の菊”は、来る秋のたびに“母の想い出”を届けてくれる。
<蕾をつけた“母の菊”>
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by jmc_music2001jp | 2011-10-26 17:21 | 芸術随想
日時:平成23年11月20日(日) PM3:00-5-00
会場:ジェイエムシー音楽研究所 2F ホール

聴講者(定員):50名    聴講料:1,500円 (中学生以下 1,200円)
受講者(定員):4名(30分) 受講料:8,000円 (中学生以下 5,000円)

お申し込み:FAX.ハガキ.メールに必要事項を記入して、jmc音楽研究所まで。
*受講料入金確認、申込順を優先して定員50名で締め切られます。

〒816-0923福岡県大野城市雑餉隈町5−4−21 jmc音楽研究所
FAX.092-581-0136 E-mail jmc_music2001jp@ybb.ne.jp

銀行振込:ゆうちょ銀行 春日原支店 ぱるる(普通預金)
(記号)17420 (番号)62137001  株)ジェイエムシー音楽研究所

【課題曲】
(初級) 自由曲
(中級)J.ランスロー 15のエチュード・ウェーバー 小協奏曲・
    サンサーンス ソナタより 一曲
(上級)J.ローズ 32のエチュード・モーツアルト クラリネット協奏曲より 一曲

《浜中浩一》略歴
’60年東京芸術大学を首席で卒業。在学中に第28回日本音楽コンクール優勝。卒業と同時に「NHK交響楽団」に入団。’62年渡仏。’64年フランス国立ルーアン音楽院にてクラリネットで最高栄誉賞を得て卒業。フランス国立ルーアン歌劇場管弦楽団と契約し活躍。
 ’69年帰国、「N響首席奏者」として復帰し、重職を全うする。その功績により’89年「有馬賞」受賞。同年イギリスで出版の「今日のクラリネット巨匠達〜世界55人」にも選ばれる。
`10年、第20回「日本管打吹奏楽アカデミー賞」演奏部門受賞。日本を代表する名演奏家として高く評価され活躍している。
 ’79〜07年「日本クラリネット協会」理事長・会長を歴任。国内の音楽大学で後進の育成に尽力し、幾多の逸材を輩出。現在、尚美学園大学大学院教授。相愛大学客員教授。ビュッフェ・クランポン公式テスター。日本クラリネット協会名誉会長。
<申込書>
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by jmc_music2001jp | 2011-10-24 12:56 | 音楽企画制作

咲きました“月下美人”

 昨晩、月下美人が花弁を開きました。今年の初めての花です。今年の春先に鉢を新しくして、二つの鉢に植え替えをしたので、今年は花をつけないかもしれないと思っていたのです・・・少し小ぶりながら、美しい花を咲かせてくれました。
<今年初の月下美人>
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by jmc_music2001jp | 2011-10-24 10:18 | 芸術随想
 アルゲリッチ(ピアノ)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)、樫本大進(2ndヴァイオリン)、ベルリンフィルのメンバーであろう1stヴァイオリンとビオラ奏者。曲目はシューマンの「ピアノ五重奏曲」でした。

 もの凄い演奏!本物の音楽家が全身全霊を込めた演奏です。ふくよかな花の薫りのような音楽、又ある時は夏の野山の草いきれのような、生気に満ちあふれたシューマン・・・そうめったに聴ける演奏では、ありません。

 アルゲリッチは本当に凄い音楽家だと再認識させられました。ミッシャ・マイスキーについては初めての感想になりますが、本物の音楽家だと思い知らされました。ビオラも素晴らしかった、何が素晴らしいかって、『音楽』が素晴らしいのです。これこそが『音楽』と言わしめるような演奏でした。

 この演奏会に立ち会った人達(我々視聴者まで含めて)は、現実の目に映る<顕在意識>の世界に、偶然に奇跡的に<魔界>の入り口が口を開き、恐ろしい程の『本質』がこの世に姿を現す現場に立ち会った、この映像はその記録であると言えるでしょう。人生で、そう何度もこのような体験が、出来る訳ではありません。
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by jmc_music2001jp | 2011-10-23 01:46 | 芸術随想
 今日はIT関連のセミナーに参加いたしました。<ウェブサイトマネジメントの心>と言う副題で、ソニーのウェブサイトマネジメント部の統括部長が講演を行いました。全世界のソニー関連会社のウェブサイト7000を統括している会社。「ウェブサイトマネジメントは個人も企業も1サイトも7000サイトも皆同じだ」・・・と言うお話でした。

 マネジメントのポイントについて、要点をついたお話です。「なるほどプロの仕事とはコウなのか」・・・と、最先端の手法が大変参考になりました。

 講演終了後は立食の小パーティーがあります。たまたま同じテーブルで隣になった女性と名刺交換をして話しました。日本のコピューター大手の関連会社の営業担当の方でした。同じ電子書籍の出版にも取り組んでいるとの事で、2年前iPad発表の時期から開始して、企業向けに「ビジネス・マナー」を教える電子ブックなどを開発しているそうです・・・・聞いていて<いよいよ来たな>の感じがいたしました。

 いずれ<来る>ことだけは明白でしたから、この流れは止めようも無いことです。とにかくjmcは『音楽』に特化して、まっしぐらに先を進まなくてはなりません。しばらくは研究所に腰を据えて、新規開発に没頭しようかな・・と思っているところです。

 本日の講演者とも名刺交換していただいて少しお話をしました。『音楽』と言う事に強い関心を持っていただいたようです。名刺のURLからjmc音楽研究所の電子ブック(Vier Weg)を覗きにゆくとの事でした。いつまでも水面下で準備を進めるだけではダメで、少しづつ『知ってもらう』ことにも着手しなくてはなりません。他の参加者にも関心を持っていただけて、ビジネス・パートナーとして販売を手がけたい旨のお話にもなりました。こんな事で少しづつ環境を調えてゆくことが出来たらいいなと思います。
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by jmc_music2001jp | 2011-10-22 02:06 | jmc支援事業
 来年の初夏、例年は日本の梅雨の時期に行く事が多いのですが・・・《jmc欧州音楽の旅》に皆さんとご一緒することになっています。今回の『目玉』は、チューリッヒ歌劇場で指揮しているネルロ・サンティのオペラを鑑賞することです。

 ネルロ・サンティは現在『音楽の偉大な伝統』を継承する、世界でただ一人の人と言っても過言ではありません。是非、彼の指揮するオペラに直接触れたいと強く願っていました。すでに来年の旅に親子で参加を表明している方から要望があって、法事の時期の設定に関連して、我々の旅のスケジュールを早く決めて欲しいとのことでした。例年ですと新年明けた頃からチケットの手配をして、旅程の細部の詰めに入っていました。

 要望があったのでチューリッヒ歌劇場のスケジュールを覗いてみました。どうやら5月31日のベルディ作曲「仮面舞踏会」の鑑賞がベストと言う事になりました。そこを中心に前後を検討してみると、ミラノ・スカラ座やウィーン国立歌劇場のプログラムとの日程的な繋がりがさほど良く在りません。チューリッヒ歌劇場からスタートして、最後にウィーンでプッチーニの「トスカ」を鑑賞することも出来ますが、全体の内容のバランスで少々難があるのではないか?・・・とも思われます。此れ等は今後の検討課題となります。

 ・・とココまで来て、チケットは何時からの発売だろう?(ミラノは2月から発売)と思って、調べてみました。すると何とすでに売り出しているではありませんか!!シカモ、すでにほぼ半数は売れてしまっているような状態です。

 7ヶ月前に半数が売れていれば、年明けに入手しようとしても手遅れに違いありません。一瞬迷いましたが、旅行が成立する人数である16名分を購入することにいたしました。今回は全てをS席で購入しました、1階のオケピットの前、オペラには最高の<かぶりつき>の席です。

 これまでの旅では、引率責任者と言う手前、良い席を優先的に皆さんに配分していましたので、悪い席ばかりでの鑑賞でした。前々回のスペインの旅では4階のオケピットの上部、舞台はその席からかすかに50分の1程度が、カケラのような状態で見えるのみでした(何の為にスペインまで来たのだろう?!)。

 ネルロ・サンティは譲れません。全部S席を買っておけば誰憚ることなく良い席で鑑賞できる訳です・・・なんでこれまで気づかなかったのだろう・・・?と思いました。すでに今から<ワクワク>です。素晴らしい体験が出来ることは間違いありません。旅程の中身はこれから早急に検討いたします。

 私が気になっているのは、ミラノからベルディの生家を訪ねたりしながら、イタリア・アルプスを列車で登りザルツブルグに向かうコースです。車窓の景色が非常に美しいに違いありません。イタリアの美術・ワイン・食事について詳しく調べてみようと思っています。只、(現在)このアイデアには「長時間の列車はイヤだ」の声がすでに上がっています。旅程にはあらゆる要素を考えて、そのバランスと配分が重要です。それが旅を味わい深いものにしてくれます。よくよく考えなくてはいけません・・・。
<最後の巨匠ネルロ・サンティ>
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by jmc_music2001jp | 2011-10-21 02:58 | 芸術随想
 小澤さんによる『魔笛』だ。オペラ座の座席を取り払って舞台と同じ高さに板の間を張りつめた1階。そこには沢山の子ども達が座り、オーケストラも歌手も、同じフラットな空間で演奏する。もちろん2階以上の席には、文字通り<鈴なりの子ども達>・・・何とも《幸せ》な空間で、オペラ『魔笛』は演じられた。

 物語の進行役はパパゲーノ、抜粋で演奏されるこのオペラの物語の進行役や、次のアリアの心情について子ども達に伝えてゆく・・・イイ方法だと思う。

 このような環境で<オペラ>に接することができるオーストリアの子ども達は、本当に幸せだと思う(それに比べて、日本の子ども達には『何』が出来るのだろうか・・・何時もソレを考えるだが・・・)。

 久しぶりに国立歌劇場の『魔笛』を聴いて、面白いことに気が付いた。これまで幾度となく聴きなれているハズの、ウィーンの『魔笛』とは違うのだ。それは、小澤さんの<棒>が、余りにも『物を言う』ので、音楽がソノ「棒」の通りになってしまう、と言うのが理由だった。

 指揮法のメソッドは最も近年に出来上がったもので、それまで(今でも尚)それぞれの指揮者の経験のなかでしか存在しなかった。だから「指揮法は教えられない」などと言われていたものだ。その名指揮者のテクニックを東洋の一音楽家が観察し、分析し、メソッドとして構築したのが、恩師である斎藤秀雄である。

 斎藤秀雄に学び、カラヤンに学んだ小澤征爾は、指揮法の最先端のテクニックを取得している。ソレは「見ただけでソノ音楽になる」と言うレベルの高さにある。それを見た当日の演奏家は、見えたママの音楽を演奏するしか無いのだ。

 結果として、彼らが200年以上に渡って培ってきた『Mozartの音楽』を捨てざるを得なくなる。あの優美で優しいモーツアルトの音楽・・・・しかし、それは<小沢征爾の感性>そのものへと置き換えられていた。
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by jmc_music2001jp | 2011-10-19 06:11 | 芸術随想
 2011年6月2日にシェーンブルン宮殿の庭園に舞台を設え開催された「夏の夜のコンサート」。庭園の真ん中に宮殿側に向けた舞台(透明のアクリル樹脂)を設置、沢山の椅子が並べられ、舞台背景の丘の上にはライトアップされた建物が夜空に浮かぶ。満席の聴衆は、この美しい宮殿を背景に見ながら、夏の夜を楽しんだ。

 丘の上には沢山の人だかり、ゆっくり散歩している人もいる。ここは所謂<シュテー・プラッツ>「立ち席」なのだ。きっと1ユーロくらいの値段だと思う。(ウィーン国立歌劇場の立ち席が、懐かしく想いだされる...)

 演奏は途中のパガニーニのヴァオリン協奏曲(第1番・第1楽章)から聴いた。ベンヤミン・シュミット、若い男性のヴァイオリニスト。熱演タイプの演奏家である。常に<熱演>していて「何」が「ナニ」なのかが不明確になってしまうのが残念。音という<布>を纏って熱演するのだが、<布>が<服>に仕立て上げられていないので、何処の誰なのかも不明となる。世界の民族には、その国の伝統を伝える民族衣装と言うのがあって、その色彩やデザインが民族の精神性さえも伝えてくれるのだが、そのスタイルに関心を示すことなく、闇雲に熱演する。この曲は<ジプシー・バイオリン>と言う明確なスタイルで書かれているではないか・・・。

 指揮はゲルギエフだったが、面白い事に「音の厚み」が<ロシア風>で少々厚ぼったい。ここにも<ジプシー>のスタイルは感じられなかった。プログラム最後の曲はムソルグスキー「展覧会の絵」。本家ロシアの作曲家だけに大いに期待が持てた。結果は『神懸かり』とはゆかなかったが、そのような演奏が出来る人だけに少々残念。しかし、そう何時もいつも『神懸かり』が起こるわけもないし、野外と言う通常と異なる条件も影響したであろう。

 ところで、シェーンブルン宮殿の庭とは、何と素敵な舞台であろうか!世界最高の野外コンサートの舞台だと思う。歌劇場バレー団によるバレーとのコラボレーションが成功したのも、シェーンブルンと言う舞台装置があってこその事だ。

 アンコールは2曲。ヨハン・シュトラウスの「ウィーン気質」とポルカ「ドナウ川の川辺で」。これが素晴らしかった。ゲルギエフの指揮を飛び越えて<ウィーン気質>が溢れ、溌剌と躍動していた。ゲルギエフも一緒に楽しんでいる様子で、花火の演出も大変に効果的であった。この2曲でもう十分、溜飲をさげた。

 
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by jmc_music2001jp | 2011-10-16 01:39 | 芸術随想
<北海道の蟹(の食べ放題!)に、最高の地ビールで乾杯!>

九州交響楽団の定期演奏会(11月10日)の指揮で、顧問の秋山和慶さんが福岡にいらっしゃいます。10月のレーベンス・マイの例会予定を変更いたしまして、11月8日(火)19:00-21:00ホテル・オークラの<オークラ・ブラスリー>(地下一階)で『Lebens Mai 秋の懇親会』を開催いたします。秋山さんを囲んで、生ビール・ソフトドリンク・お食事、そして楽しい会話を楽しみましょう。お申し込み<締め切り>は10月29日(土)です(ご注意下さい)。

『Lebens Mai 秋の懇親会』秋山和慶さんを囲んで
日時/11月8日(火)PM7:00-9:00  
会場/ホテル・オークラ《オークラ・ブラスリー》(地下一階)
会費/6,000円
申込締め切り/10月29日(土) Fax.Tel.メールでjmc音楽研究所事務局まで
<Lebens Mai会員に送付される案内>
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by jmc_music2001jp | 2011-10-14 03:12 | jmc支援事業
 jmc音楽研究所の刊行する電子書籍は、日本クラリネット界の第一人者である浜中浩一さんによって、“クラリネット教則本”(初級)の制作が着々と進行中です。

 浜中先生もjmc音楽研究所の電子書籍《Vier Weg》の革新性を実感して、本気で取り組んで下さっております。現在<初級>の原稿の校正がほぼ終了、後は11月の来福時に音声録音・動画の収録・静止画像の撮影を完了して電子書籍に組み込みます。

 12月中旬にβ版を完成させ、新年の中旬の刊行を予定しています。
<浜中浩一さんによる“クラリネット教則本”(初級)の表紙>
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by jmc_music2001jp | 2011-10-13 03:10 | 音楽企画制作