クラシック音楽、jmc音楽教室、音楽企画制作、音楽普及活動、青少年健全育成、メールはkeizo@ohata.name宛


by jmc_music2001jp

<   2012年 05月 ( 9 )   > この月の画像一覧

 31日(木)はトゥーンからベルンを経由してチューリッヒにまいります。ホテルの朝食を終えるとトゥーン湖畔へ、トゥーン湖クルーズに向かいます。前日アイガー北壁に面したホテルに宿泊、「ハイダークルム」からスイス・アルプスと湖を望み、ユングフラウヨッホでは雄大なアルプスの景観に包まれ、そして今回は湖の上から風景を見上げようと言うわけです。スイスの『自然』を身体と心の全てで感じ取る・・・これが、今回のスイスでのテーマといたしました。そこに感じる『想い』は、初日の夜に聴いた<アルペン・ホルン>や<ヨーデル>に繋がるであろうと考えています。

 エメラルドグリーンの湖水、アルプスの山々、湖の風に吹かれて湖畔の村々を一望しながらのクルーズは、約40分で終了、専用車に乗り換えてベルンに向かいます。ベルンでは「バラ公園」のバラが一番美しい季節を迎えています。そのバラに包まれなが、恒例のピクニック・ランチ。サンドイッチに飲み物を携えて、咲き誇るバラの薫りに包まれながらのランチ・・・・good、でショ?!!

 昼食後は専用車でチューリッヒへ、所要時間は約2時間、3時頃ホテルに到着いたします。オペラは7時開演ですから、それまではホテルで身体を休めます。私はオペラ座に向かい、当夜のチケットを受け取らなくてはなりません。

 ケータリングの「おにぎりセット」(そろそろ日本食も恋しくなる....)で小腹を満たしてから、チューリッヒ歌劇場に向かいます。演目はベルディ作曲・歌劇「仮面舞踏会」、指揮はネルロ・サンティ。今回の旅行の大きな目的は、チューリッヒ歌劇場でネルロ・サンティの指揮するオペラを鑑賞することでした。31日が今シーズン彼が指揮する最後の舞台、今回の日程もこの日を基準にしてプランが検討されました。ネルロ・サンティの指揮するチューリッヒ歌劇場は、現在における『世界最高の芸術体験』が期待できる劇場だと言えるでしょう。「芸術とはこういうモノだ」・・・そう言わしめるだけのものがココにはあります。

 終演後はオペラ座ちかくのカフェバーで乾杯!今回の旅行を振り返りながら、楽しい一時を過ごしましょう。

 6月1日(金)はチューリッヒ10:10発、フランクフルトを経由して名古屋中部空港へむけて11時間20分のフライト。日本到着は6月2日(土)名古屋中部空港に8時50分。国内線ANAに乗り換えて福岡空港に11時30分到着の予定です。
[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-20 17:27 | 音楽企画制作
 29日(火)『最後の晩餐』を観た後は、列車での移動。大きなトランクはチャーターしたトラックで次のホテルに移送し、小さな手荷物だけの列車の旅です。11時半ころミラノを出発、シュピーツ・インターラーケンを経由してグリンデルワルドに到着するのは3時ころです。

 アイガー北壁を頭上にいただきながら、夕刻までの時間の散策を楽しむことにしています。夕食は専用車でインターラーケンまで移動して、「ハーダークルム」と言うレストランを貸し切っていただくことになっています。このレストランは風光明媚な人気のレストラン。ケーブルカーで登る小高い山の上にあって、見上げればアイガーやユングフラウ、見下ろせばトゥーンなどの湖が展望されます。

 通常は夕方で営業を終了するので、我々が貸し切りで使用することになったのです、夕方で止まるケーブルカーまでも動かしてもらって・・・と言う、マア何とも贅沢な夕食となりました。

 こうなったのには経緯がありました。我々は何度も欧州を訪問して、民族音楽や民族舞踏を鑑賞する機会を得て参りましたが、本物に触れる素晴らしい体験の一方で、観光客相手のショーモナイ物にもいくつか出会いました。ですから、今回は最初から旅行社に「本物だけにしか興味が無い」ことを伝えていました。スイスではアルペン・ホルンとヨーデルに触れたいと思っていたのです。旅行社が直接に観光局に交渉してくれた結果、このような特別な会場で、本物に触れる機会を得ることが出来るようになったしだいです。

 翌30日はグリンデルワルド駅から9時過ぎの登山電車。クライネシャイデックを経由してユングフラウヨッホの展望台へまいります。途中の車窓からの風景とスフィンクス展望台からの眺め(気温は何と、氷点下だそうです)が楽しみです。

 3時過ぎにはグリンデルワルド駅に帰着、専用車でトゥーンに移動します。「ハーダークルム」やユングフラウヨッホから見下ろしたトゥーン湖畔に到着するのは5時前。夕暮れが近づく中、トゥーン湖畔をゆっくりと散策いたしましょう。ホテルのテラスで、珈琲やお酒を飲みながら・・・湖畔の風景を眺めて、静かなゆっくりとした時を過ごすことを考えています。
[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-19 15:13 | 音楽企画制作
 ミラノには二泊の予定です。27日(日)は専用車でトリノからミラノに移動、所要時間は約2時間。ミラノ市内観光はスフォルツェスコ城とレオナルド・ダ・ヴィンチ博物館。いよいよ<天才の国イタリア>の幕が上がります。

 今回期待しているのは、修復されたダ・ヴィンチの『最後の晩餐』と共に、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の建築に携わったブラマンテの存在です。サンタ・マリア・ブレッソ・サン・サティロ教会の建築で認められたブラマンテは、この教会の建築を命じられます。昔、ミラノを訪問した時、『最後の晩餐』を観ることは出来なかったのですが、外に出てこの教会を振り返って見た時の衝撃が思い出されます。円形の尖塔の外観に目が釘付けになりました。『何だコレは!!』・・・異様に目を引きつける外観は、並々ならぬ天才の力量を示していました。「イタリアは天才の国だ」・・・それ以降、ずっとその想いが私の中に流れ続けています。今回、彼の建築物のパワーが「何」なのか、それに触れる迄<睨みつけて>来ようかと思っています。

 28日にはドゥオモやスカラ座博物館。それに長い自由時間をとって、ビットリオ・エマニュエーレⅡアーケードでショッピングを楽しむことにしています。サンタ・マリア・ブレッソ・サン・サティロ教会はこの自由時間を利用して訪れることにいたしましょう。

 夜は第99回jmc音楽サロン。我々の《音楽の旅》では、毎回1度このサロンを開催して、ワインや食事を楽しんでいますが、今回は五星ホテルのバンケットルームを貸し切ってのサロンです。大いに楽しむことにいたしましょう。

 29日(火)はいよいよサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会と『最後の晩餐』です。世界中の人々の心を掴むこの絵画の力とは何なのでしょうか?ブラマンテの建築と共に、無心で向き合って来ようかと思います。

 お昼からは列車を使い、スイスのグリンデルワルドに移動いたします。
 
[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-18 01:55 | 音楽企画制作
 パソコンやインターネットを始めとするIT技術の進歩は、人類の新しい1ページを今まさに拓こうとしている。東日本大震災の被害状況は世界中でほぼ同時に共有され、励ましや追悼のメッセージが日本に向けて発信された。エジプトやアフリカ地中海沿岸の国々の政変もそうだ。情報が共有されるという状況が、過去には考えられなかった事態を招いている。

 私はこの力をクラシック音楽の為にも活用できるハズだ・・・と永年考えてきた。クラシック音楽と人とが出会う為の仕組みとして何が一番良いことなのか・・・一番<幸せな仕組み>は何なのか・・・についてである。

 一つは2006年から取り組んだ電子書籍の出版だ。マルチメディアを駆使した電子書籍であれば、音楽情報の地域格差を大きく縮めることができるのだ。演奏家としての経歴も踏んだ私には、正しいより良い演奏法という技術の教授がいかに重要であるかについて、良く知っている。ところが東京に住む一流の先生に学ぶには、先ず<ツテ>を持たなくては実現しない。次に、交通手段や宿泊にかかる経費、レッスン料・・・いったい幾ら掛かるのか?!しかしマルチメディアを駆使した電子書籍であれば何十分の一の経費で、実際にレッスンにつく場合の(少なくとも)8割を伝えることができる。しかも、どんな山奥でも離島に住んでいても関係なく・・・。これがクラシック音楽に与える貢献度は如何ほどであろうか・・・少なくないと思っている。多くの人がより良い音楽に触れる為に役立てるからだ。だから1年間365日を徹夜して開発したのである。

 いま一つ、近年のトレンドはSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)。これに注目して、現在勉強を続けている真っ最中。昨晩も福岡市内で開催された「IT飲み会」に参加した。ただ飲んで知り合いを増やす・・・みたいな会なんだけれど、人は先ず<知り合う>ことからしか、何も始まらない・・・のだから、意味はあるのだ。

 プレゼンテーションもあったりして、<今>のトレンドやその裏情報などにも触れられて、やっぱりコンナ所に来なくては得られないものがチャントある。何だか不思議な気もする雰囲気だけれど、今の時代の先端で、コンナに<沸騰>している世界があるのか・・・と刺激を受けるものも多い。

 これらの(混沌の)中から、潮目を明確に見抜けなくてはならない。自分の性格ではそう思うのだが、現状を見てみるとどうやらソレとは異なるようだ。つまり、「次から次に新しいものが現れてくるのだから、色々考えるより先ずヤッテ見ろ!」と言うわけだ。「だめなら止めて、次の新しい技術を試せばイイ」・・・今の注目されている人たちは皆さんソンナ状態で走っている。地方自治体のホームページを全部facebookに移行させてしまった武雄市の市長の話は、全く持って面白い。もっともコノ時代にふさわしい発想の持ち主だと言えるのかも知れない。

 こうやって・・・『今』を勉強している。
[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-17 00:32 | 音楽企画制作
 「ソーシャルが創る新しいビジネスの世界」と言うセミナーに参加した。13時から18時まで、最後の1時間は交流会だったけど、別のセミナーで出会った方が声を掛けてくれて、何だか少しづつ『友達』も出来始めたような気がして嬉しかった。

 今、ビジネスの世界ではSNSをどのように活用するかに非常な関心が集まっている。「今」はクラウドとSNS、その関連のセミナーが多くなっている。私はミクシーが現れてから、このSNSがクラシック音楽の専門家と愛好家と社会を繋ぐ強力なツールになるのでは・・・と期待感を持って眺めて来た。秋山さんと6年来準備を進めて来た「レーベンス・マイ」や、その先の「トーサイ・ミュージック・ネットワーク」を実現させるだけの可能性を感じているのだ。

 グーグル・グループにも「レーベンス・マイ」と言うSNSを作って実験的に運営もして来た。しかし勿論、その活用のノウハウが全て明らかになった訳では無い。ミクシーもツイッターもフェイスブックも。いずれも<手探り>であるには変わりはなかった。だから、<SNSナウ>に触れさせてくれるこのような講習会には顔を出すことにしている。今日のように、少し<知り合い>が出来始めて、気分的にも雰囲気になじんで来たと思えるのは嬉しい。実は15日にもSNSをテーマにした<飲み会>に参加表明しているのだ。

 今日のセミナーは最新の流れを実例で示してくれたり、福岡での具体例や、アジアを含む今後の予測を明快に示してくれたりとか・・・我々の音楽界にも活用できる事例に出会えて嬉しく感じられた。『形』にするまで、がんばることにしよう。
[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-12 01:42 | jmc支援事業

2階テラスのタイル工事

 jmc音楽研究所は外壁の塗装工事を終えてスッカリ奇麗になったのですが、2階部分の中庭テラスがコンクリート地のままで、取り残されてしまったような印象でした。先日、ハンズマンに行った時、イタリア製のタイル(30*30cm)を見つけて、新しい外壁(青味がかったグレー)の色と調和しそうなので、購入して家に運びました(イヤ、そのタイルの重かったの何のッテ!!)。

 ゴールデン・ウィークの工作(静音型ポンプ室)も完成し、休みも明けたので、タイル工事屋さんに電話を入れました。喜んでやってくださるとのことで、8日に現場を見て9日に工事に入りました。流石のプロの手際です、一日で工事は終了。外壁の色と調和したテラスが出現・・予想通りの雰囲気に満足しています。

 これから何年もかけて、少しづつ『パティオ』として完成させてゆく予定です。始めはアレコレ考えること自体を楽しむことになるでしょう。目的は、皆があつまってコンサートして、その後でテラスでビール飲んだりワインを空けたりしながら楽しくパーティーが開催できる空間。薫製をつくる設備も置いたりして、出来立ての薫製でビールやワインを飲ることです。
<青味がかったグレーの外壁との調和を考えた薄緑色のタイル>
d0016397_18504173.jpg

[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-10 18:51 | イベント情報
 jmc欧州音楽の旅2012はいよいよ5月25日に名古屋中部空港から出国いたします。ルフトハンザでフランクフルトへ12時間ほどのフライト、乗り換えの後は、北イタリアのトリノまで1時間15分で到着です。到着時刻は現地時間の18時30分頃、そのままホテルに入って、先ずはトリノに宿泊。

 トリノはイタリアの国家統一が実現して最初に首都が置かれた街。イタリア文化の精髄がそこここに見て取れます。26日最初に訪れるのはトリノ国立映画博物館。ビスコンティやフェリーニなどイタリア映画黄金時代を偲ばせるチネマ・チッタ。芸術の薫りが色濃く漂います。ビチェリン発祥のお店「アル・ビチェリン」でドリンク・チョコレートをいただいたり、カフェ・レストラン「ムラッサーノ」でサンドイッチ(トラメツィーノ)ランチを食べたり・・・イタリア発祥の味覚にふれることも忘れません。

 ベルディやプッチーニが通ったカフェ「アル・ビチェリン」は、当時の姿そのままの美しい内装と雰囲気を醸しています。自分の足で歩き、空気を吸い、手に触れて初めて「確かな何か」が感じられるもの・・・これが、旅の一番肝心な部分だと思います。

世界遺産のサヴォイア家王宮を見た後は、“ワインの王”と称されるバローロのワインセラーを訪問、勿論ワインの試飲も予定に入れています。その後は夕食をいただくためにブラへ移動。ブラはスローフード発祥の地、人気レストラン「ボッコンデヴィーノ」でスローフードディナーをいただきます。バローロを飲み、その地でフルコースのスローフードを体験すれば・・・イタリアの文化の懐の深さに触れることが出来るであろう・・・と、密かに期待しています。(トリノ泊)
[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-08 21:12 | 音楽企画制作
 BSは韓流ドラマばかりだ。私も『トンイ』を録画して欠かさず観ている。昨年は「イ・サン」、その前は「チャングムの誓い」。分りやすい素直なストーリで、何も考えずにすんなりと観ておれるのがイイ。

 『トンイ』を観て感じるのは、先ず<画面>が美しいこと、特に色彩が目に心地よい。ストーリ展開は極単純、<事件が起きて><主人公が困難な立場に立たされて><事件が解決して><(観ている私が)ホッとする>・・・只ただ単純に<緊張>と<弛緩>を繰り返す。

 この単純な手法を繰り返すことに重点を置き、細部は全くと言っていいほどに、どうでもよい扱いですます。例えば「物陰から様子を伺う」ハズの人物が、手前の主人公の後方で「こちらを見ながら突っ立っている」とか、「アンタそれじゃあ見つかるだろう!」なんて意見は、最初から眼中にないようだ。昨晩はこうだった、息子のクムを刺客の刃からかばおうとしたトンイが、背後から袈裟懸けに斬りつけられる。ところが自室に運ばれて止血の手当を受けているのは右胸の部分・・・「アンタ、背中は・・・!」などと言っても、とても聞いてはくれないと思うのだ。「トンイが切られて大変な目に会っている」・・・<これで十分で、それ以外にナニが必要と言うのだ!>と、とりあってもらえそうに無いのである。韓国では誰一人としてテレビ局に<抗議の電話>などを入れないのだと思う。こうして娯楽として必要な要素を極端に絞り込んで、安心して気持ちよく見せる・・・これが高視聴率獲得の秘訣なんだろうか。

 娯楽として受け止めるにはコレでイイし、高視聴率獲得を目指して供給する側もコレでイイ。しかし、全てコレでイイのか?・・・と言うと、そうとも言えない場合がある。『子どもの教育』だ。

 『子どもの教育』とは、子どもの知識や情操、精神力など、「人間の持つ様々な可能性を身につけさせる為に考えられた工夫」に他ならないだろう。「学習する動物」である「人間」は、<自らの力で体験する>ことによってしか<能力を自分のものにする>ことは出来ない。「教育」とはその<体験のステップ>を準備してやることだ。

 例えば、1年365日、毎日富士山頂にヘリコプターで登頂したとしたらどうだろうか?その子には500メートルの山を登る体力さえ身に付かないであろう。自分の力で登らなければ体力は身に付かない、自分の頭で考えなくては知力は身に付かない。

 知力の点で、日本が犯した最大の過ちを『能』に見ることができる。『能』は日本に生まれた最高位の芸術で、様々な芸能の源流ともなった。『能』と言う芸術の最大の特徴は、不必要なものを最大限に削り落として舞う演者と、その削り落とされたものを最大限に埋め尽くそうとする鑑賞者の想像力との関係によって成立する点である。日本民族の優れた知性と見識は、実はこの「能」によって鍛えられ育まれたのではないだろうか。

 かつては武家の教養として、茶道と共にその中核に置かれた「能」。第2次世界大戦の敗戦から経済復興に邁進した日本は、「能」と言う芸術を置き忘れてしまった。高度成長の成功体験から未だに抜けきれない日本と言う国で、今の閉塞感を打ち破る為には「暗記の受験勉強」ではダメだ、独創性創造性あふれる想像力と右脳の煌めきを取り戻さなければならない。教育システムの変換なくしては、日本の再生は無いと思う。
[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-08 00:47
 今年のゴールデン・ウィークは特段何もしないことにした、5月25日からイタリア・スイスの旅を予定しているからだ。4月30日は久し振りに“海”が見たくなって、志賀島までドライブ。姿の良い岩が小島のように点在している場所があって、ソコに行くことにした。そこには小さなカフェがあって、岩と海を見ながらお茶ができるのだが、行ってみると閉店していた。(夏の時期だけ開くのかもしれないけど....)

 カフェの駐車場に車を停めて、テラスの奥の海に向かう石段を四段ほど降りると、ゴロゴロと大きな石コロがころがり、4メートルほどで海になる。海にでっぱった大きな石まで伝ってゆき、座り心地良さそうな石に腰掛けて海を眺めた。ず〜ット・・広くて....海はイイ。

 向かいの岩山にはつがいの鳶が停まっていて、灰色の空にゆったりと円を描きながら鳴いている。猛禽類の精悍な目は魅力的だ・・・狙いを外さないジプシーのハンター、ジプシー娘“カルメン”の目つきにも魅了される。他人を寄せ付けない激しさと、チョット危険な雰囲気を漂わせて魅力的・・・・(あぁ!哀れ....ドン・ホセ!)。

 小一時間、何も考えることなく・・・只ただ“海”を見ていた....頭の中が、<空っぽ>になった。

 ・・・と言う訳で、ゴールデン・ウィークをどう過ごそうか・・・と考えていると、フッと「工作」をやってみようかと思い付いた。我が研究所の水道のポンプ室を作るのである。

 研究所の建設いらい24年経つポンプは、未だに元気に働いているのだけれど、少々「音」がうるさい。元々鉄板で作られていたポンプ室、ニ度目の修理の後で、全部のネジをはずしたママ、形だけを整えた状態で修理屋のお兄ちゃんが帰っていた・・・つまり、バラバラ・ガタガタのままなのだ。(トンでもない修理屋!)

 最近のBSニュースで「吸音材」の情報を入手したのが切っ掛けを作ってくれた。フラワー・アレンジメントに使うオアシスが<吸音材>として優れているらしい。遮音性の高い素材とこのオアシスを組み合わせれば、「静音型ポンプ室」が作れるではないか1・・・となる。このゴールデン・ウィークは『工作』・・・コレで決まりダ。

 アレコレ頭で考え、工具・材料・設計図・数量を明らかにして<ハンズマン>に向かった。こうなると普段とは全然違う世界に没入して、セッセとやる・・・それが面白い。当然、当初のもくろみが狂って、次の一手に試行錯誤することもある。しかし、そのプロセス全部を楽しむのだ。普段全く使わない「頭」と「身体」を、こうして使ってみることは、精神衛生上まことに結構・・・だと思っている。

 明日には完成する。
[PR]
by jmc_music2001jp | 2012-05-04 01:29 | 芸術随想