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by jmc_music2001jp

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 8月5日(日)は午後2時からjmc音楽教室“夏のミニ・コンサート”が開催されます。会場はjmc音楽研究所2F小ホール(入場無料)。今回のプログラムの特色は2台のピアノによるアンサンブル。モーツアルトの「2台のピアノの為のソナタK.488」(全楽章)、ドヴォルザーク「スラブ舞曲Op.72No.2」、モーツアルトの「ピアノ協奏曲ニ短調K.466」(1、2楽章)などが演奏されます。

 ホールに2台のグランド・ピアノを設置したので、アンサンブルが出来る様になりました。今後はコンツェルトなどを沢山勉強すれば、さらに良い結果が生まれるであろうと、期待しています。

 発表会が終了すると、続いて『お楽しみ会』が待っています。《かき氷大会!》今や「夏」の恒例行事となりました。シッカリ練習して、本番に集中して・・・<後>は《解放!》です。これで「自分のペースの作り方」を体得してくれれば嬉しく思います。

 今年のプログラムの表紙には、今回の“jmc欧州音楽の旅”のスナップからスイスの風景を掲載いたしました。スフィンクス展望台(ユングフラウヨッホ)から、ヨーロッパ最大のアレッジ氷河。ハーダークルムから見下ろしたトゥーン湖とアルプスの峰々、ハーダークルム野外でのヨーデルやアルペンホルンそしてアルプス。なんとも清々しい涼しげなプログラムが出来ました。
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by jmc_music2001jp | 2012-07-30 00:26 | jmc音楽教室

指揮法の授業

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 木曜日の午後は福岡女子短大音楽科の生徒(2年生)への「指揮法」の授業です。もう足掛け17年程教えているでしょうか。教え始めの頃の先生方は、そのほとんどが退官されたり、あるいは亡くなられたりで....何とも寂しいかぎりです。

 しかし、生徒達は相変わらず可愛いもので、真面目に受講してくれています。昨年度くらいから急に生徒の質が良くなったように感じ・・・「何で??」っと思っています。10年前くらいまでは1クラス75名くらい居て、なんとも大所帯での授業でしたが、最近では少子化の傾向が顕著で、生徒の数も半数ほど。特にここ2年間は三十数人、と同時に生徒の質に変化が見られ、真面目で躾の良い生徒ばかりとなりました。・・・何ででしょうねェ?もっとも、授業を進める上では、気分良くやれてよろしいのですが・・・。

 今週の土曜日はイタリア・スイスの旅行で休講にした分の補講です。講義の最後30分から実技試験を行います。本来の試験日は8月2日ですが、全員の実技試験を行うには時間が足りない。そこで毎年2回に分けて試験を行っています。試験曲はウェーバーの「テーマとバリエーション」の<テーマ>。色々な要素が含まれているので毎年課題として使用します。
<試験曲について解説。生徒の携帯で撮影。メール添付で送ってもらいました>
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by jmc_music2001jp | 2012-07-26 23:33 | jmc支援事業
 創立800年“聖トーマス教会合唱団”によるバッハ『マタイ受難曲』が放映された。2012年の最新の録画によるもの。「マタイ」に先だって“聖トーマス教会合唱団”の生活を取材した録画が放映され、興味を引かれた。

 なにしろ800年の伝統と言うから、我々日本人からすると気の遠くなるような話だ。バッハがトーマス教会の音楽監督兼付属トーマス学校のカントルに就任したのが1723年であるから、さらに510年程も溯ると言う歴史を誇っている。ポリフォニーの形式が生まれ、定量記譜法が始まった時期と重なり・・・日本では鎌倉時代!!

 “聖トーマス教会合唱団”は9年間の寄宿舎生活の中で訓練される。これは実は非常に驚きだった。2010年のjmc欧州音楽の旅は主に旧東ドイツ圏を巡る旅を企画したのだが、ドレスデン歌劇場におけるオペラと共に、トーマス教会でのバッハのコンサートは旅の主要な目的となっていた。トーマス教会でのバッハは、想い出に残る貴重な体験であったが、その時「少年合唱団」の<音程>が悪いことが気にかかった。2年前のことだから指揮者も同じであると思う。今回その指導の様子なども収録されていたので、興味を引かれたのだ。

 しかし、「マタイ受難曲」でも指導の場でも、やはり<音程>は悪かった・・・・。9年間も寄宿舎に入れて訓練していて、アノ音程では具合も悪かろう・・・。結局「何」なんだろう「コレ」は・・・と考えてみた。指揮者のピラー氏は指導中に音程が悪かろうが特段気にする様子も無い、かと言って「マタイ」の指揮振りを見ると、指揮法はちゃんと理にかなっているし、指揮の通りの音楽が現れている。楽曲についても十ニ分の理解が得られていると思われる・・・で、つまりピラー氏は(優れて)<学者タイプ>の人なのであろうと言う結論に至った。学問的に優れた成果によって、トーマス教会の音楽監督として招聘されたのだろう。つまりは<演奏家タイプ>の人では無いと言うことだ。

 演奏法・歌唱法として「如何にして正しい音程をもたらせるか」についての知識がない(関心も無い?)。もう一つ「如何にして感情が歌声(響き)に反映されるのか」の仕組みについても知識がない(関心も無い?)・・・と言うことであろう。テキストはキリストの受難に対する民衆の悲痛な想いを語っているのに、響きにはその悲痛さは全く盛り込まれてはいない・・・。言葉は語られても、想いは伝わってこないのだ。

 しかし、ライプチッヒ・ゲバントハウス管弦楽団のメンバーは、それはそれは素敵だった。800年の伝統をしょって、淡々と黙々と音楽に向き合っている。「パフォーマンス」と言う言葉からイメージされる<現代風の演奏>とは、最も遠いところに立脚している演奏スタイル。黙々と自らの内にある想いを音楽に反映させる・・・特別なことでは無く、ごく日常的な想いとして・・・。

 このような音楽の『魂の伝統』が旧東独圏には残っていて、それに触れる為に2010年の旅を企画した。そして、その通りの音楽に触れて安心し満足したのが前回の旅だった。今回の「マタイ」の演奏は、あの旅の感慨を、再び思い起こさせてくれた。
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by jmc_music2001jp | 2012-07-23 21:09 | 芸術随想
 BSで久し振りにチョン・ミョンフンの演奏を観た。フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団との演奏。役者とアニメとのコラボレーションによる映像作品「動物の謝肉祭」(サンサーンス)、フランス人の手による演出らしい、いかにもお洒落で素敵な作品に仕上がっていました。

 今から約30年前、福岡の繁華街“中州”で飲んでいた時、ブラウン管の映像を観ていて閃いたことがある。「テクノロジーの進歩によって、音楽と映像のコラボレーションによる新しい表現形式が注目される時代が来る」と確信したのだ。クラシック音楽がより多くの人に親しまれる為の一手段として、必ず現れてくるハズ・・・と思い、自分もそのような作品の開発に携わりたいものだ・・・と思ったものでした。

 彼の「動物の謝肉祭」は、そのような作品として成功を納めるに十分なハイレベルなもの、チョン・ミョンフンを全くもって《見直した》ことでした。しかし、その後に放映された演奏会は、さらに彼の考えの先進性を如実に現しているものでした。

 ソロ・ピアノとジャズ・バンド、それにフル・オーケストラによる「展覧会の絵」(ムソルグスキー)。元来ピアノ独奏用として作曲されたこの曲は、ラベルによってオーケストラ曲に編曲され有名になりました。そして今回ジャズとの接点が見いだせる数曲を、ジャズのセッションに演奏させています。

 これも編曲者が優れていて、全く違和感なく融合された世界を実現させていたのです。ここで一番興味をひかれた現象は、子ども達が多く招待されていて、ジャズの演奏に合わせて身体を動かしながら非常に楽しそうに聞いて(参加して)いた様子でした。

 ジャズの神髄とも言えるのが『リズム』の要素です。リズムは人間の生の根源に深く根を下ろしていて、大脳辺縁系で受け止められる要素であり、子どもにも十二分に感応できるものです。ここにこの「展覧会の絵」の企画の主旨が感じられました。<子ども><現代>との接点を持ちながら、クラシック音楽の本質への橋渡しを試みる演奏会・・・チョン・ミョンフンの活動の趣旨に賛同し、時代の先頭を走る芸術家の努力に、畏敬の念を抱きました。
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by jmc_music2001jp | 2012-07-18 13:55 | 芸術随想

夏を迎える準備

 季節は梅雨の真っただ中、各地で水害のニュースが報道されていますが、福岡は左程のこともなく、山笠が15日未明のクライマックスに向けてギアチェンジ、明日は<集団山見せ>です。15日の<追い山>が終わると、福岡の街に『夏』が訪れます。

 冬・春の着物を洗濯して、夏物と入れ替える。教室の暖房器具も、きれいに掃除して倉庫に収納いたしました。エアコンの内部洗浄の為の準備もすでに調っていて、後は一汗かいて・・・・夏を迎える準備が、進んでいます。

 明日は、神奈川に住む長男夫婦がやってまいります。
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by jmc_music2001jp | 2012-07-13 00:03 | 芸術随想
 BSでベルリン・フィル・ヨーロッパ・コンサート・ツァー2012と、同じくつい最近のベルリン・ワルトビューネにおける野外演奏会の様子が録画によって放映された。

 ヨーロッパ・ツァーはウィーンのスペイン乗馬学校を会場にした録画、ハイドンのチェロ協奏曲第1番やベートーベンの第5交響曲が演奏された。チェロ独奏のゴーティエ・カプソンの超絶技巧にベルリンフィルのベンバーも、「あきれた」を通り越して「ヨクやるぜ!」とばかりに、伴奏しながら嬉しくなってしまう様子が良く伝わってくる。同業のチェロ奏者も上機嫌で演奏していて、全てのメンバーがこの若いチェリストを受け入れ、共に音楽する喜びを感じている様子だった。

 指揮のグスターヴォ・ドゥダメルは、ベネズエラの貧民街の子ども達を集めたオーケストラを率いて、世界中を「アッ」っと言わせた特異な経歴の持ち主。その子ども達の中から、すでにベルリン・フィルのメンバーも誕生している。(現時点では不明ではあるが、ひょっとしたらこの日のチェリストもそこの出身かも知れない....)
ドゥダメルと子ども達のオーケストラを初めて聴いた時は、<今年最大の事件>として、このブログでも取り上げたのを覚えている・・・それくらい衝撃的であった。

 そのドゥダメル、才能ある人だとは思っていたが、これほど優れた指揮者になっていたとは知らなかった。ベルリン・フィルのような優秀なオーケストラには、このような指揮をするのが最も喜ばれるのだ・・・つまり、的確なタイミングで指示を与えると、後は<省略>してオーケストラに任せる。そして<必要>と考えた部分には、明確に自分の<意思>を表明する・・・このバランスが素晴らしい。オーケストラ全員も彼を受け入れて演奏していたと思う。

 しかし、ワルトビューネに於ける演奏会では、生憎の雨模様に加えて、無能な指揮者の指揮によって、事態は一層悲惨の度を増していた。ネルソンという名前からして、欧米出身者であることは間違い無いのだが、指揮法の勉強もまともにしていなくて、何故か指揮台に上がるチャンスを掴んだらしい。このような例は、歴代欧米の歌劇場の<叩き上げの指揮者>に多くみられる。歌手の歌の練習ピアニスト(コルペィ)として修行を始め、オペラを裏の裏まで熟知した後に、指揮台に上がるチャンスを得る・・・と言う伝統。結果、オペラは(良く)知っているが、指揮法は勉強したことが無い。オペラの指揮者を経て、オーケストラの指揮のチャンスを得る・・・これが指揮者がキャリアを重ねる順番でもあった・・・彼もそうやってチャンスを得たのであろう。

 曲はチャイコフスキーの第5交響曲だったけれど、「ロシアの憂鬱」なぞは何処へやら、昔懐かしい「陽気でお人好しのアメリカ人」を地で行くような指揮振りと音楽であった。
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by jmc_music2001jp | 2012-07-10 17:46 | 芸術随想
 6日(金)の夜は、“音楽の旅”の帰国から1ヶ月を過ぎての懇親会でした。編集したDVDを観ながら、盛り上がろうと言う魂胆です。この1ヵ月はズゥ〜っと旅の余韻が残っていたので、再会して感動を共有したい欲求は、皆の中にくすぶり続けているような様子でした。

 ワインとオードブル・食事を用意いたしました、ワインは勿論『バローロ』、18時30分開宴に向けて13時より抜栓して準備いたしました。飲み始めるまでは7時間以上空気に触れるように致しました・・・結果、重厚なビロードのような素晴らしい味へと変わってくれました。これを牛の頬肉のシチューと共にいただきました。シチューの煮込みに使ったワインも、勿論同じピエモンテ州の赤ワインです。

 美味しく食べて、映し出される映像に感嘆の声を上げながら・・・そんな皆さんの様子を見ていると、やっぱり(重くても)ハイビジョン・カメラを持参して<正解>だと思いました・・・こんなに喜んでくれるのですから。その事が分っていたので、<エイヤっ>っとばかりに決心したのです。全ては事前に描いたイメージの通りです・・・そうして今は、DVD制作に没頭の毎日。あと2日程で全てのDVDの制作が終了するでしょう。そうしたら、私にとっての“jmc欧州音楽の旅2012”は終了いたします。

 その後は、頭を切り替えて電子書籍(VierWeg)の制作に没頭することにいたします。
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by jmc_music2001jp | 2012-07-08 01:41 | 音楽企画制作
 今回の旅にハイビジョン用のカメラを持参して、撮影してまいりました。前回(2年前)のドイツ旅行の直前に購入して、操作マニュアルもろくに読まないまま持って行ったのですが、家庭用ビデオとは大きさも重さも違っていて、持って行こうかどうか躊躇した程でした。

 やはり今回も一瞬躊躇しましたが、美しい映像で旅を振り返ってもらえる事を考えると、「よしッ!」っと一声かけて、持って行くことにいたしました(それくらいニモツになるのです)。

 毎回、旅の記録は3巻のビデオ(DVD)に編集してまいりました。前回はマニュアルもろくに読んでいないような状態だったので、全7時間の記録をDVD3枚(3時間)に編集するのに、それ程の苦労はさせられなかったように記憶しています。なにしろピンボケ映像も沢山あって、収録したものにもピンボケ映像が含まれているような有様・・・・。

 2年経過した今回は撮影技術も向上していて、同じく全7時間の映像はほぼ奇麗に収録されていました。第1次の編集では、問題無く<不採用>となる映像をカットして、7時間を6時間にいたしましたが、これでも随分苦労させられました・・・と言うのも、今回の旅の内容が濃密だったので<不要>と判断される映像が少なかったのが理由です。

 6時間を3時間に編集出来るだろうか?・・・第2次の編集作業に入ると、それはそれは頭を悩ますことになりました。いくら考えても3時間では無理、4枚4時間にしよう・・・と決めて、第3次の編集にはいります。DVD1枚60分・・・何度も見直して、旅の「物語」の流れを思い起こさせるものである事、その時の「空気」を思い出せる映像である事、映像どうしの流れや対比、一つの物語内での構成・・・等々を探りつつの編集作業でした。

 第4次の編集段階では、60分を越えた部分の調整、1カット内で短くできる部分を探してゆきます。そうして、全てが60分以内に収まった時点で主要部分の完成といたしました。後はタイトル映像の撮影。動画からタイトルに使えそうな静止画を切り出して、パソコン上で文字情報を入力します。出力したものをカメラで撮影し、タイトル映像を作りました。この映像と主要部分を繋げて焼き上げればDVDとしての完成。タイトルに使った静止画からDVDレーベルを作り、焼き上げたDVDに貼って・・・『完成』です!

 4巻目のDVDの最後に、旅行参加者の名前を掲載して、続いて<山の端に太陽が沈むハーダークルムの風景>に大きく黄色の文字で<完>と入れて、撮影の照明をじょじょに落として、フェードアウトさせてからカットしよう、と目論んだのデスガ........照明が暗くなるにつれて、カメラの自動露出が作動して・・・最後は、薄暗く青白い『完』の文字・・・まるで<お化け屋敷>のオシマイのような、不気味な『完』の文字が浮かび上がって・・・《失敗》。『完』の文字がオレンジ色に輝いているところでカットといたしました。

 後は全てを焼き上げる作業が残っています。6日(金)の夜には、皆さんがjmcに集まって懇親会が予定されています。完成したDVDを観ながら、旅の想い出に花が咲くことでしょう。
<上右から第1巻(アルプス越えの翼)、第2巻(ドゥオモ)、下右から第3巻(アレッジ氷河)、第4巻(トゥーン湖)>
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by jmc_music2001jp | 2012-07-03 12:21 | 音楽企画制作