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by jmc_music2001jp

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 25年前、4年間かけて開発されたjmc音楽教室の楽典のカリキュラム。今回はパソコンで学習できる電子書籍のシステムによる新たな改訂です。改編にあたり、説明を簡潔に理解しやすく、さらに演習課題に取り組むことで各章の理解が十分になされるように工夫されています。

 カリキュラムは、<入門><初級1><初級2><中級1><中級2><上級1>(未刊)<上級2>(未刊)の7巻。対象は小学校4年生以上の専門的に音楽を学ぼうとする生徒を始め、保育士・幼稚園教師・小中学校課程の音楽教師を志す人達にも十二分にお役に立てるものと思います。さらには、アマチュア音楽家の方で「音楽の仕組み」を根本から学習してみたい方々にも最適です。

 本編は、演奏者として「楽譜を読み深く理解する力を身に付ける」ことを第一の目標といたしました。ただただ多くの項目を網羅し、各章にその全てを押し込むような方式はとらず、音楽の根本的な原理を学び、幹を確認することから始めて、次のステップで枝分かれ細分化されるプロセスの中に楽典を組み込んで行く・・・このような趣旨で展開されます。

 恩師セルジュ・チェリビダッケから学んだこと、その後の研究であきらかになった事などを含み、「音楽の仕組みを学べる楽典」をコンセプトに編纂いたしました。
 本編が音楽学習者の読譜能力の向上に寄与し、音楽を理解することへの助けとなれば、これ以上の幸せはありません。                    
2007年10月1日  (楽典「入門」初版の<はしがき>より)
 株)ジェイエムシー音楽研究所 所長 大畑惠三

ご希望の方は、下記の各項目を記入なさってメールにてお申し込みください。

<件名>【楽典/無料体験版】希望
<アドレス>jmc_music2001jp@ybb.ne.jp
[記入項目]1)氏名 2)ふりがな 3)性別 4)年代 5)メールアドレス 6)住所 7)パソコンの機種(Windows又はMac.)
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by jmc_music2001jp | 2013-02-28 18:25 | 音楽企画制作
音楽電子書籍VierWeg(フィール・ヴェーク)の【実技講座/無料体験版】をつくりました。内容はクラリネットの浜中浩一氏による「クラリネット教則本」より一章を抽出。もう一つはVierWeg「ナンバ」(動きの講座)、桐朋学園教授の矢野龍彦氏による新刊です。

ご希望の方は、下記の各項目を記入なさってメールにてお申し込みください。

<件名>【実技講座/無料体験版】希望
<アドレス>jmc_music2001jp@ybb.ne.jp
[記入項目]1)氏名 2)ふりがな 3)性別 4)年代 5)メールアドレス 6)住所 7)パソコンの機種(Windows又はMac.)
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by jmc_music2001jp | 2013-02-27 16:22 | 音楽企画制作

神業の“いわれ”

 NHKのBSでは、昔の作品の再放送がシリーズ化され、放映されている。昨晩はジプシー・ヴァオリンの名手が来日した折の演奏を中心に、彼等の活動の様子が紹介されていた。名前はロビー・ラカトシュ。

 舌を巻くほどの圧倒的なテクニック。余りに圧倒的で聴衆は呆然とするばかりだ・・・。そのラカトシュの演奏を見ながら、非常に興味深い現象を発見し強く魅かれた。彼の腕といい、肩といい、胸といい、全ての部分の力が完全に抜けているのである・・・まるで<存在しない>かのように静かな状態のままなのだ。

 もう一人バックバンドに若いヴァイオリンが演奏しているのだけれど、彼は<腕・肩・胸の筋肉>を使って演奏している・・・「ハイ!私はコウですよ」と言わんばかりの様子で演奏し、ラカトシュは<ゼロ>・・・。実に見事な対象を見せていた。

 そもそも神様は、人間を『想うことを出来る』ように作っておられる。つまり想えば出来るわけで、想っていることが出来ない場合を、一般に「障害者」と呼んでいる。「想えば出来る」とは素晴らしい仕組みであり、正に神のなせる技と言えよう。しかし神様は、一つだけ不都合なままの仕組みを人間に残されてしまった・・・<筋肉>の特性である。

 人間が行動を起こす場合、数多くの筋肉を<交感神経>と<副交感神経>を駆使しながら、絶妙のコントロールでもって目的を達成させる。これは神ならではの仕組みなのだが、一点だけ弱点を持っている。「想った事」の「目的達成」の為の筋肉は設計図通りに動くのだが・・・目的達成には、実は不要な筋肉までが働いてしまうのである。変に<やる気>を出した日には、身体全体が硬くなってしまうことさえある。

 そこで《極意》と言うものが現れる。神(創造主)が作った仕組みだけを機能させる為に『ムダな力を全て抜く』と言うこと・・・ロビー・ラカトシュの優れているのは、コレを完全にやってのけている点にある。私はかつて、ラカトシュ以上にこの事をやってのけた人物を知らない。彼こそは《神業の“いわれ”》を体現している人物だと思う。
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by jmc_music2001jp | 2013-02-24 02:07 | 芸術随想

“感性”を涵養する為に

 音楽や絵画など、芸術に係る者にとって“感性”と言うファクターが、最も重要な要素の一つであることは、誰もが認めることでありましょう。又、楽器習得では技術的なメソードにそいながら、より高度なテクニックを身につけてまいります。豊かな音楽表現には、「感性」と「テクニック」が車の両輪にように相互に関連しながら働かないと上手くはゆきません。

 ところが現実には、練習曲の順番や技術的な段階を踏んだテクニックの習得など、主に技術面の教育にやや偏った傾向が見られるように感じます。与えられた課題の楽譜を先ず<弾く>ことが、目前の目標になってしまうのが原因なのでしょう。
 
 <音>とは非常に<抽象的>なものです。<音>そのものを聴いて、<感性>が或る<認識>に到達すると言うことは、非常に難しいことであります。jmc音楽教室の冬のミニ・コンサートで取り上げる「音楽物語」の朗読は、そのような“感性の涵養”に主眼を置いたカリキュラムの一つ。抽象的な<音楽>の前後を物語で繋ぎ<朗読>することで、<音楽の背景>への気付きを促そうとするものです。

 私の生徒に小学校4年生のARATA君と言う男の子がいます。彼は歌を習いたくてやってきた生徒ですが、基礎になる聴音・ソルフェージュ・楽典を織り込んで教えてきました。やがてシッカリした基礎力を身に付けるにはピアノの練習も欠かせない・・・と言う事になって、ヴァン・ド・ヴェルトから始めることになりました。

 今はその2巻に進んでいます。その中程に「夕暮れの空気」を感じさせる曲があって、その曲想を如何にして伝えようか・・・と考えていました。ほとんど風も無い、穏やかな夕暮れの空気。静かな教会の鐘の音が聞こえ、太陽はすでに山の端に沈んで、夕焼けの名残が僅かに残る。辺りはやや薄暗くなりかかって、家々の窓にポツリ・ポツリと灯りが灯り始める頃。静かな空気に包まれて・・・見上げると深い群青色の空に宵の明星が輝いている......。(そんな曲想です)

 その日は非常に良いお天気で、風もなく穏やかな日でした。私の知っている風景では、太宰府天満宮の裏、宝満山の麓の竈(かまど)神社から太宰府の街を見下ろす場所が、この曲の曲想を一番良く感じさせてくれるだろう、と考えました。夕暮れには少々時間的には早いとは思いましたが、6時からのレッスンの生徒までには帰ってこれるだろう・・と思い、ARATA君とお母さんを車に乗せて出かけました。

 竈神社に着くと、太陽は山の端にやや高く(もう少し待たなければなりません)、それでも曲想の持つ風景と空気を感じ取ってくれるように説明いたしました。次のレッスンの時間に遅れそうになって、帰ることにいたしましたが、絵に描いてみよう・・・と言うことになって、次の週のレッスンで夕暮れの絵を持ってきてくれました。その絵を見て、私の意図を十分に理解してくれたと嬉しく感じました。

 “感性”を育むには、美しい自然に多く接することが一番だと思います。特に子供時代には沢山の体験を重ねて欲しいと思います。人間も自然の一部、自然の中には美しさの全てが、人間に一番分りやすい形で含まれています。
<ARATA君が描いてくれた風景>
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by jmc_music2001jp | 2013-02-20 23:12 | 芸術随想
小編成アンサンブル編曲譜の販売を始めたjmc音楽研究所の<FC2ショッピングカート>。今回準備した楽譜の登録を完了しました。

[登録作品リスト]
★モーツアルト「ソナタ」KV.545(全3楽章)<Cl.独奏・ピアノ伴奏>
★モーツアルト「トルコ行進曲」<4 Cl.+BassCl>
★モーツアルト「クラリネット五重奏曲」<Cl.独奏+3 Cl.+BassCl>
★バッハ「インヴェンション」(全15曲)<2 Cl.>
★マスネ「タイスの瞑想曲」<Cl.独奏・ピアノ伴奏>
★ブルグミュラー「貴婦人の乗馬」<Cl.独奏・ピアノ伴奏>
★ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」<4 Cl.+BassCl>
★ドビュッシー「月の光」<4 Cl.+BassCl>
★エルガー「愛の挨拶」<4 Cl.+BassCl>
★ゴセック「ガヴォット」<3 Cl.>
★シューマン「子供の情景」<4 Cl.+BassCl>
(知らない国々/鬼ごっこ/炉端にて/トロイメライ)

<FC2ショッピングカート>の「フィールヴェーク書店」、是非訪問してください!
http://jmc2001jp.cart.fc2.com/
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by jmc_music2001jp | 2013-02-18 20:24 | 音楽企画制作
 jmc音楽研究所の<FC2ショッピングカート>では、本日アンサンブル編曲譜の販売を始めました。<フィールヴェーク書店>において小編成のアンサンブルのアレンジ譜をダウンロード販売として取り扱います。

 従来、アンサンブルの楽譜の入手は容易ではありませんでした。印刷の手間や経費に較べて、それ程多くの販売が見込めなかったのが最大の理由でしょう。その点、電子書籍によるネット販売であれば、比較的負担が少ない分、取り扱いやすくなったと言えるでしょう。クラシックの名曲や珠玉の小品を小編成でアレンジすれば、豊かな音楽を体感できるチャンスが広がるのではないでしょうか。

 今日アップしたのは以下の曲です。
★モーツアルト「ソナタ」KV.545(全3楽章)<クラリネット独奏・ピアノ伴奏>
★バッハ「インヴェンション」(全15曲)<2クラリネット>
★マスネ「タイスの瞑想曲」<クラリネット独奏・ピアノ伴奏>
★ブルグミュラー「貴婦人の乗馬」<クラリネット独奏・ピアノ伴奏>
★モーツアルト「トルコ行進曲」<4クラリネット+BassCl>(2/9追加)
★ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」<4クラリネット+BassCl>(2/10追加)

今後、あらゆる組み合わせの小編成アンサンブルの編曲譜を販売して、音楽の愉しさを広めてゆこうと考えています。<フィールヴェーク書店>のURLは下記の通り。
http://jmc2001jp.cart.fc2.com/
<バッハ、モーツアルト、マスネ、ブルグミュラーの小編成アンサンブル譜>
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by jmc_music2001jp | 2013-02-08 23:57 | 音楽企画制作

アンサンブルの喜び

 jmc音楽研究所はクラシック音楽の振興と音楽家の育成のことを30年来考え続けてまいりました。「本当の本当はナニなのか」「本当にソレでいいのか」・・・文字道理、知らない土地を手探りで進んできたような気分です。一見華やかに見えるこの世界ですが、本当にそうなのか?と問いかけると、躊躇して立ち止まることの方が多かったように思います。

 しかし一方で、自らの体験から音楽の良さと大切さに関して、不動の信念のようなものがあったのも事実です。より高い極みを求めるならば、しっかりとした裾野の広がりが求められます。その全体の機能を有効にするのがアートマネジメントの力でもあるのでしょう。その事を長い間考え続けてまいりました。

 先ずは、それぞれの人が音楽することの喜びを心底感じていること・・・これが重要な要素の一つであろうと思います。音楽することの最大の喜びが、アンサンブルの中にあると思っています。この喜びの輪を拡げることが、確かな基盤形成につながる一つの要素となるのではないかと考えます。

 先ずはの取りかかりとして、jmc音楽研究所において「倶楽部アンサンブルKASUGA」の集まりを呼びかけようとしています(2月11日(祝)3時〜4時に会合を持ちます。希望者は参加希望を下記アドレスまで)。プロの集団とアマチュアの愛好会とで、それぞれ演奏会を開催するまでに育てられれば幸いです。

 又、電子書籍(VierWeg)の販売は、jmcのホームページの他<FC2ショッピングカート>にも出店いたしました。今後はそこで、小編成のアンサンブルのアレンジ譜を販売して、アンサンブルの推奨に繋げてゆきたいと考えています。

 珠玉の小品や名曲の<アレンジ作品>をお持ちの方を募集し、その作品のインターネット上での販売を推進してまいります。アレンジ作品をお持ちの方の、メールにての応募をお待ちします。先ずは「アレンジ作品の件」の件名で、メールにてご相談ください。アドレスは下記の通りです。
keizo@ohata.name

<FC2ショッピングカート>出店URL 
 http://jmc2001jp.cart.fc2.com/
<アンサンブルを楽しむ人達。2月3日jmc音楽研究所にて>
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by jmc_music2001jp | 2013-02-04 01:59 | 音楽企画制作

ブルックナーの“想い”

 今朝早く目覚めたので、リビングにおりてBSをつけると、N響の定期公演が放映されていた。昨年11月のもののようだが、指揮はエド・デ・ワールト。曲目はブルックナーの交響曲第8番 c moll。

 聴いていて・・・「何が違うのだろう?」と思った。N響のシッカリした音は出ているのだが・・・一向に「像」を結んでいないのだ。演劇で言うならば、<台詞>がムダに語られるばかりで、<芝居>になっていない・・・。演出家がコノ芝居に対する“思想”や“哲学“、”願い“や”想い“のようなものを明確に持たない限り、役者にはどうする事も出来無いと思う・・・そんな状態と同じだと思った。

 では『何』なんだろうか.......テレビから聞こえてくる<音>に・・・「コレも違う」「アレも違う」と想いながら、その裏側の彼方に流れる“ブルックナーの想い”を探し求めながら聴いていた。

 ブルックナーはウィーンの北西部に位置するリンツに住み、教会のオルガニストを務めた人だ。リンツから南西方向に折れると、オーストリア・アルプス。数多くの美しい湖や、霊峰が雪に白く輝きながら連なっているアルプスだ。静かな田舎街に住み、これらの厳しくも美しい風景に囲まれて生活したブルックナーにとって、此れ等全ての風景の中に『神』の存在を感じなかった事は無かったであろう。

 断片的とも思える様々な<動機>は、目に映る様々な<風景>に他ならない。それ等全ての風景の中に、『神』の存在を感じていたブルックナー。この一貫した“ブルックナーの想い”で交響曲を見渡すならば、それぞれの「動機」の結ぶべき《焦点》が明らかになり、交響曲はその『像』を結び、やがては『姿』を現わすことであろう。
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by jmc_music2001jp | 2013-02-03 08:18 | 芸術随想