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クラシック音楽、jmc音楽教室、音楽企画制作、音楽普及活動、青少年健全育成、メールはjmc2001jp@gmail.com宛


by jmc_music2001jp

クラウドの現場

 ここ2年程、クラウドを取り入れようと研究してきた。直接のきっかけはソフト会社の取締役がjmcを訪ねてきて、我々の将来計画を聞いて「是非一緒にやりたい」と熱心な申し入れがあったことだった。「サポートがあれば比較的楽に事を進めることが出来るだろう・・・」と、採用に踏み切った。

 当時は未だクラウドが社会の主流にはなってはいなくて<これから>と言う時期だったし、当然の事「クラウドとは何か?」について全く知識を持ち合わせてはいなかった。他の事に忙しくて<サポート>の指示待ちのような状態のままでいたが、本年3月から本格的に勉強しようという気になって、自ら「Webセミナー」等に申し込んで「クラウド」の何たるかについて学び始めた。

 学び始めて判ったのは、2年前の時点ではソフト会社の取締役もクラウドを理解できてはいなかった・・・と言う事だ。とにかく営業して売り上げが欲しかった・・・と言うのが本当のところだろう。インターネット関連のソフト系の会社は、その手のものがほとんどだ・・・jmcにもしょっちゅう営業電話が入るが、迷惑千万。あんまり熱心なので、話に乗る事にしたら・・・ほぼ全ての結果は、半分<詐欺>のようなものであった。

 本当にツクズク思うのは・・・自分自身の力で切り開いたもの以外は、頼りにはならない・・・と言うことだ。これは勿論、インターネットに限らず、全てにおいて言えるのではないだろうか。すくなくとも私の場合は、ソウだった。本当に分かっている人は、相手に判りやすくシンプルに伝えることができる。それが出来ない人は、まず<まやかし>だと思って良いだろう。

 さて<クラウド>だが、現在のセールスフォースを解約してアマゾン.comのクラウドに乗り換えようと思う。アマゾンが通販で積み上げたノウハウは、音楽界にも活用できると思うからだ。セールスフォースは一般会社の業務の自動化・簡素化を得意分野として展開してきた会社なので、我々からすると、<沢山のアプリから我々の目指す業務に最適なものを発見し組み立てる>と言う作業は、余りにも複雑にすぎる。何しろアプリが2500以上もあるのだから・・・!

 それと勉強して判ったことは、「日本のクラシック音楽の将来に、何が求められ」「日本の将来にとって、何がベストなのか」について、《シッカリとした見通し》による《綿密な設計図》を描けなくては、<クラウド>そのものを生かすことは出来ないと言うことである。その答えが見つかれば、問題の解決は難しいことでは無いと思う。一番難しいのは、最初の<単純な問い>に対する<シンプル>な答えを見つけ出すことだ。
 
# by jmc_music2001jp | 2015-06-19 17:07 | jmc支援事業
 jmc音楽研究所の電子書籍VierWeg(フィールヴェーク)シリーズは、現在『楽典/上級1』の制作が進行中。ここ3年間ほど、音大受験生の指導に用いた教材の、電子書籍化に取り組んでいるところです。

 電子書籍の良いところは、先ず第1に『音』で確かめながら学習できる事。他で進行中の「教則本」のシリーズでは、『動画』で《お手本》を見ながら学習できる事が大きな利点です。次に、書籍だと、ページ数が増えたり、色刷りにしたりすると経費が嵩んで、現実的な大きな制約となるのですが、電子書籍では特段制作費に跳ね返ることもなく、ゆとりある環境で懇切丁寧(スペース・デザイン・色刷り・静止画・動画)な内容で展開することができます。

 実際の電子書籍の制作に携わって、従来の書籍メディアが何とも窮屈で、大変な不便を強いられて来たのを今更ながらに痛感します。学校の教科書や学習参考書の未来が激変することは疑いようもありませんし、現にそこここで地殻変動が始まっているのが見受けられます。

《jmcの音楽電子書籍/VierWeg販売サイト》
[jmc音楽研究所/フィールヴェーク書店]
http://www.geocities.jp/jmc_music2001jp/VierWeg.html
[FC2ショッピングカート/フィールヴェーク書店]
http://jmc2001jp.cart.fc2.com
# by jmc_music2001jp | 2015-06-12 01:17 | 音楽企画制作
 桐朋学園の校舎が改築されるらしい。後輩のホルン奏者がFaceBookで“お友達”になっていて、彼女の投稿でそのことを知った。スマホで撮った写真が沢山アップされていて、許可を得てダウンロードさせてもらった。古くなった校舎は痛々しくもあったが、いずれの写真からも懐かしさが込上げてくる。

 憶い起こせば、あの頃が青春真っ直中で、一番激しく燃焼した時代だったように思う。当時は調布市の下布田に住んでいた。毎朝6時に起床すると京王線で仙川へ、桐朋には6時30分頃に到着した。すでにその頃には練習室からピアノの音がたくさん聞こえている。桐朋は学生が練習することには理解があって、朝は6時から夜の10時まで練習室を使用することができた。

 朝は6時30分から夜の10時まで、一日中練習室に籠もり、練習に疲れたら一般の授業に顔を出して疲れを休める・・・。夜10時に学校が閉まると、シャッターを下ろし始めている仙川の商店街で夕食の材料を買って、帰宅するのが10時30分過ぎ。調理を始めて夕食を終えるのが11時30分。それから風呂に入って床につくのが深夜1時近く・・・翌日も6時起床・・・そんな毎日を送っていた。

 そんな思い出は、当然のごとく桐朋の校舎や練習室・廊下等の記憶と共にある。当時は2ヶ月に1度ほど、余りにも消耗しすぎてフラフラになり、まともに歩けなくなる事があったが、そんな時は旧館2階の廊下の壁を、両の手のひらで伝いながら歩いたものだ。青く塗られた廊下の壁も、石膏ボードに開けられた小さな丸い穴のザラザラした感触も、当時を生きた私の“青春”は、これら校舎の記憶と共存しているのである。

 そんな校舎が改築されるとなると、私の青春の記憶は私の“想い”の中だけに残るのみで、もう永遠に見る事も触れる事も出来ないものになってしまう・・・このようにして“時の流れ”は、それぞれの“歴史”を、“永遠の忘却の彼方”に押しやってしまうのかも知れない......。
<6月から改築される桐朋学園の“新館”、奥が“旧館”/よく使った旧館2階の練習室>
忘却の彼方へ...我が青春の“学舎”_d0016397_14451985.jpg

# by jmc_music2001jp | 2015-06-07 15:00 | 芸術随想
 私の高校時代の同級生が、弱視の子どもたちへの支援活動を続けていて、彼からの不要になったパソコンの寄付の呼びかけを受けて、持っていたXPとVistaの2台を寄付したことがあります。最近になって、その後の様子がメールで送られてきました。我が家では不要であった品が、このように役立っていると思うと・・・むしろ感謝したいくらいです。

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[TK君、5年生のパソコンの日]
全盲と、自閉的で、知的に遅れていると言われています。
学校で、まだ、点字の1字も学べていなくて、 教科書もなし、どうして行けばいいのか、お母さんもずっと、学びを探し ています。
でも、パソコンをたたいて、すごく喜んで、「持って帰っていいの?」と聞いてくれました。
講師から、「楽しんだらいいから、たたく、それだけでいい、そこからまず始めましょう」と指導を受けました。「点字の学習も、学校とは別に進めていい」と、仔細に聞くこともできました。
帰り際に、いつもスタッフとして協力してくれる、Uさんが、「パソコン楽しかった?」と聞いたら、満面の笑みで、「うん」と返事があったそうです。「喜ぶ事を、たくさんして、自分の外へ出て行く機会をどんどん作ることが大事」、と先生が言われてました。
TK君、昨日、1台持って帰りました。
ありがとうございます。
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ブログの読者の皆さんで、使わなくなったXPを持っておられたら、寄附を考えられたらいかがでしょう。

NPO法人「弱視の子どもたちへ絵本を」
〒564−0062 吹田市垂水3−21−7−1005
Tel.06-6385-6598
E mail : wanpaku_jyakushi@gmail.com
http://www.wanpakubunko.com/npo/
# by jmc_music2001jp | 2015-05-30 15:06 | jmc支援事業
 さきほどクラウドWebセミナーを受講。<デジタル・カスタマー・サービス>と言う演題で、顧客から企業に対する[問合せ]や[クレーム]等に関して、クラウドを活用して効率的に解決してゆこうとするもの。「Q&A」や「コミュニティーへの質問」「企業への問い合わせ」等を実際にどのように解決するかを、実例をひきながら進行していった。

 このシステムは、私がクラウドを活用して行いたい事業に応用することができると思った。なるほど!こういう見付け方をしながら組み合わせてゆけば良いのか・・・さしずめ『雲の切れ間の太陽』と言ったところだろうか。

 一方では運用主体の企業によってもクラウドに特色があるように思う。いずれのクラウドも、中に入ると先ずは<五里霧中>を感じるに違いはないのだが、一般的な企業の業務支援からスタートしたSalesForceとネット通販からスタートしてクラウドの運用に展開しているAmazonでは、アプリケーションへの取り組み方に違いがあるようだ。我々が求めている世界はAmazon.comにより近いのではないかと思い始めている。
# by jmc_music2001jp | 2015-05-21 21:26 | jmc支援事業