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by jmc_music2001jp

<e-Bookアート・マネジメント>CD-ROM 2枚組

 <e-Bookアート・マネジメント>はCD-ROM2枚組で発売することになりました。「芸術系学生」を対象にカリキュラムを編成いたしましたが、卒業後の社会に出てからの活動に直接役に立つマネジメントの書式などを新たに加えていったところ、CD-ROM1枚を遥かに越える容量となってしまいました。

 アート・マネジメントに関わる理論・技法・書式など、考えられる全てを網羅することができました。但し、理論の為の理論や、学問として取り組む方法は極力さけて、必要な考え方や技法が身に付くことを重視しています。

 多くの若い芸術家が、自分の内側に流れる芸術の魂を、社会に繋ぎ・展開する術として、この<e-Book>を活用して欲しいと祈念いたします。

私が<アート・マネジメント>を学んだ経緯にふれている「あとがき」の部分を、以下に転載しておきます。

【おわりに】
 私は1979年より3年半の間、ウィーン国立音楽院に留学していました。この留学から得た最大のもの(「課題」と呼ぶ方が相応しいでしょう)は二つ、一つは「音楽の背後にある宗教的な背景」、いま一つは「日本音楽界には、マネジメントが欠落している」と言う事実でした。

 その頃すでに日本人音楽家は、技術的には欧米の水準に到達していたと言っていいでしょう。しかしヨーロッパに住んでみると「日本」の現状が、レントゲン写真でも見るようにハッキリと、その病根までもが見えてくるものです。その最大の「癌」が「マネジメントの欠落」でありました。

 周りは「音楽の事だけしか考えていない」音楽留学生(当時の私もその一人ではありましたが・・)。この問題を話し合うにも誰一人として人は居ません......「自分が勉強するしか無いか」・・・これが留学を終える時に至った「私の結論」でした。

 音楽のことだけを考えて生きて来た音楽家にとって、(特段興味がある訳では無い)経営の勉強をすることは、例えようも無いほどの苦痛の連続でありました(最初の四年間は、ほとんど死ぬ程の苦痛であった・・・コトを白状いたします)。

 平成元年には現在の株式会社ジェイエムシー音楽研究所を創立いたしました。発心からは七年の歳月です。その年の秋に、昭和音楽大学の理事長とお会いする機会があり、その折に「アート・マネジメントの必要性」を力説いたしました。次の春には<アート・マネジメント>予備科が昭和音大にスタートし、日本の音楽大学のアート・マネジメント学科の第1号となったことは、嬉しい出来事でありました。

 90年代の終り、トヨタ自動車の支援で「アートマネジメント講座」が全国に展開されます。分野は<美術><音楽><演劇>、この講座が日本のアート・シーンに与えた功績は大なるものがあります。私も<音楽>の講座の実行委員長を2度に渡り務め、正に『我が意を得たり』の心境で取り組んだものです。

平成21年11月30日           大畑恵三
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by jmc_music2001jp | 2009-12-03 03:38 | 音楽企画制作