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by jmc_music2001jp

マイケル・ジャクソン

 マイケル・ジャクソンの「This is it」(・・・だったかな?)、この冬話題になった映画を観に行った。「のだめ」を横目にシネマ・コンプレックスの隣の入り口へ・・・夜遅い時間だったので、会場は30名ほど・・・上映時間を少し過ぎての入場に、客は中央部分の指定席に固まって座っていた。

 客席の空気が何だか神妙な雰囲気を漂わせていたのは、観客が彼の急逝に痛みを感じながら集まっていたからに違いない。私がロックのフィルムコンサートに足を運ぶのは初めてのことだけれど、皆が「見といた方がイイ」と進めるので思い立ったわけだ。

 これが<天才>と言うものだろう・・・<天才>には共通したところがある。一つは『愛』をもっとも大切なものに据えていること。もう一つは表現するにつけて無駄な力が全く入っていないこと。表現したい『想い』が、『歌』にしても『ダンス』にしても(無駄な力で邪魔されることが無いから)ゆがむ事無くそのまま100%《カタチ》になって現れる。

 <地球の自然破壊>への想いを訴えた歌は心に沁みた・・・心を揺さぶる「魂のパワー」が感じられて感動ものであった。やはり、そう言う所が偉大なんだな・・・皆が「自分の人生の全て」のように語る気持ちも良くわかる。

 生のライブで聴きたかった・・・映画館のスピーカーはやや暴力的で耳には少々つらい。しかし、本当の『天才』が生きていたんだ、と思うと.....何だか.....静かな深い感動を覚えた。
by jmc_music2001jp | 2010-01-07 02:31 | 芸術随想