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by jmc_music2001jp

“学習する動物=人間”(育児のThubuyaki-2)

 又一つ面白い番組を見た。過疎化が進行しつつある鷲宮町に鷲宮神社というのがあって、その場所が人気アニメの舞台として登場、そのアニメ・ファンが聖地巡礼と称してその神社にあつまってくる。集まるオタク達に徐々に交流が生まれ、あるオタク青年が神社に奉納する「絵馬」が評判になって、<茂木くん>がクローズアップされてゆく。

 2009年夏、鷲宮町は市町村合併により町名が消えることになっていて、その最期の夏祭り、伝統の千貫神輿と一緒にオタクの力を結集して<ラキスタ神輿>を実現しようと言うことになった。神輿の絵師に茂木君が抜擢され、オタク達が協力することになった。

 オタク達のこれまでの日常は、パソコンは得意でも他人とのコミュニケーションは苦手、恋人はアニメのフィギア人形、話す声は小さく、優しくて礼儀正しいが、目に力がない・・・・。

 そんな彼等が生まれて初めて『神輿』を担ぐ・・・突然の指名、茂木くんの音頭で三三七拍子を打ってからスタートすることになった。戸惑いと困惑・・・しかし勇気を振り絞って拍子木を打ち、祭りはスタートした。

 これまで他人と一緒に何かをやる・・・と言う経験の無い彼等、神輿を担ぐリズムがそろわない。何度も止めては、声を掛けて再スタート・・・このプロセスは、見ていて本当に興味深かった。おそらく生まれて初めて出したであろう『大きな声』、その勢いに町の人も見物客も完全に圧倒され、飲み込まれてしまう。神輿のリズムも次第にそろってゆく・・・『祭り』『神輿』という《アナログの代表》のようなものが、オタク青年達の中から『生きるエネルギー』を呼び覚ましてゆく光景は、感動的であった。イイものを観させてもらった。
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by jmc_music2001jp | 2010-05-04 03:42 | 芸術随想