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by jmc_music2001jp

ボン(→空路→)ライプツィッヒへ

 2日目(4日)は午前中にベートーベン生家、シューマン記念館などを訪れた後、デュッセルドルフに移動し、空路ライプツィッヒへと向かいました。夕食は<カフェ・バウム>、欧州で最も古いカフェ兼レストランで、シラー・レッシング・リスト・ワーグナーも常連であったとか・・・その時代に想いを馳せると、なにやら感慨一入のものがあります。

 ここで、今回の旅の忘れられない珍事(・・・と言ってイイでしょう)が発生!最初の乾杯の地ビールが<スッパイ>のです??!!.......手にしたジョッキを中に浮かせたまま・・・皆、時間が止まったような状態になりました.....「!!っハァ.......ぁ!?」(柑橘系ジュースを絞り込んだような味..)「...コレわぁ・・・個性的な...!」「そぉ......ネェ・・・・」。結局、飲み干したのは私を含めた数人で、その後はすっきり・透明感のあるピルスナーを注文して食事をすすめました。これもイイ体験だったと思います。現地の日本人ガイドに聞くと、慣れると<クセになる美味さ>に変わる・・との事でした。

 3日目(5日)はメンデルスゾーン・ハウスなどを訪問した後、バッハが永年オルガニスト・楽長を務めたトーマス教会でのミサ。ゲバントハウス管弦楽団によるシューマンのミサ曲を鑑賞いたしました。鑑賞と言っても通常のコンサートではなく、あくまで教会のミサの一部として演奏されるのです。毎週このような形でミサがとり行われること・・・日本との余りの『落差』に打ちのめされます。(ザルツブルグでもそうでした)
<トーマス教会>
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 その後、教会に隣接するバッハ博物館を見学。今回は特に、バッハ博物館の職員である高野さん自らが館内の説明をして下さいました。又、彼の特別の計らいでノン・フラッシュによる撮影を許可していただいたことは大変幸運でした。この場で高野さんにもう一度お礼を申し上げます。
<バッハ像>
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この日の夕食は名物地下酒場<アウアーバッハス・ケラー>。ゲーテの「ファウスト」にもこの酒場は登場します。留学中の森鴎外も足繁く通った酒場です。広い地下酒場の周辺の壁にはファウストの場面や若き森鴎外の姿までが壁画となって残されていて、満員の客席には男性合唱グループの歌声が響いています!!・・・これぞ!ドイツの酒場!!ビールも!食事も!全てが美味で、多いに満たされた一日でした。

 この日、メンバーに誕生日の人が居たので、サプライズで《誕生祝い》を行うように添乗員にお願いしていましたが、ここにさらなるサプライズが重なりました。かの男性合唱団が突然「ハッピ・バースデー・トゥー・ユー」と歌い始めたのです!(若しや添乗員が気をきかしたのでは?!と思い)急いでソノ誕生日のメンバーを立たせて合唱団員に紹介いたしました。メンバーは大感激!生涯忘れられない、最高の誕生日となりました。
by jmc_music2001jp | 2010-07-07 03:38 | 芸術随想