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by jmc_music2001jp

“漢詩”と“能”・・・芸術の仕組み

 NHK-BSで《新漢詩紀行》と言う番組がある。番組は<王維>と<李白>の詩を紹介していた。何となく見ていた番組ではあったが、私の最近の『経験』が、新しい『認識』の世界へと導いてくれて、驚いた。

 つまりコウだ・・・漢詩は非常に様式化され、「漢字」と言う<文字の仕掛け>を受け止める事によって、読み手の《万感のイマジネーション》を呼び起こし、更には作者の心情に『共鳴』し、ひいては《詩》の本質に共鳴する。

 ここで肝心なのは、「漢字」と言う<文字の仕掛け>に、『共鳴』出来るだけの『教養』が有るか否かとなる。それ等の教養が無いならば、<漢詩>は「無」にも等しくなる・・・つまり<分らない><味わえない>。

 9月、観世会館で鑑賞した能『小督』は、この《イマジネーション》の仕組みに気づかせてくれた。この時、“能”と言う<仕組み>は、自らの教養を持って<演じられていない部分>を『満たす』ことによって、『生の感興』を味わう<仕掛け>なのでは無いか・・・との認識に至ったのだ。

 これが、今回の《新漢詩紀行》での「新しい発見」に繋がる。ここで一番の問題になのは<受け手の『感性』の豊かさ>なのでは無いだろうか?・・・そうなると、子供達の教育で<感性の教育>こそが重要と言うことに繋がってくる。<感性の教育>は、『芸術』こそがなし得る領域だと思う。

 「知識」よりも重要なのは「想像力」・・・これは、アインシュタインの言葉だ。「知識」は有限だが、「想像力」は無限だ・・・と言う。

 この言葉は、現在勉強している教材のCDにあった言葉で、「想像力」か「創造力」なのかは判断出来ないのだが、私は「想像力」だと理解している・・・何故ならば『想像力』は『創造力』の『母』であるからである。


 

 

 
by jmc_music2001jp | 2010-10-10 05:57 | 芸術随想