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by jmc_music2001jp

新しい“音楽教育プログラム”への考察

 23日の「冬のミニ・コンサート」は、準備した椅子が足りなくなる程のお客さんに来ていただいて、盛況の内に無事終了することができました。ホッとした今朝は、ベットの中で身体と頭を休めようと思い、“リラックス・りらっくす”と暗示をかけながら、眠るとも無く過ごしていました・・・すると、昨日の『朗読』のことが意識の奥に流れていたのでしょうか、“フっ”...っと、以下のような事が頭に浮かびました。

 『朗読』と連弾による<音楽物語>は、二十年来つづけているjmc音楽教室の教育プログラムです。目的の一つは、「物語」と「音楽」の関連性から、音楽と言う抽象的な芸術の<中身への気付き>を促す事。もう一つの目的は「物語の朗読」をすることで、物語の背景の変化・登場人物の性格や心理までに想像の翼を広げる事によって、『想像力』を涵養することが出来る・・と言うことです。

 頭に浮かんだのは、『詩の朗読』と『音楽』をコラボレートさせてみては.....と言うものでした。物語性の乏しい<純音楽>であっても、音楽の底流にある情感のスピードや質感と言うものは確実に存在します。むしろソレこそが『音楽』の本質を示しているとさえ言えるのではないでしょうか。

 数ある古今東西の『詩』の中から、音楽にながれる「情感」「流れのスピード感」「質感」に最も近い詩を選んで、朗読してみる。朗読と音楽を並べることで、芸術に共通して流れる『情感』や『質感』に意識をむけさせることが出来るのではないだろうか。共通の情感・質感をもつ詩を探すことそのものが、芸術の本質に心を向けさせる訓練となるのではないだろうか。

 子供に芸術の本質に目を向けさせる為のプログラムは、これまで持ち合わせていなかった。今後、此れ等のプログラムに関連して、研究してみようと思う。
<「魔笛」の朗読を初めて体験した幼稚園児。多くの観客の前で、勇気を奮って挑戦いたしました>
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by jmc_music2001jp | 2010-12-24 22:13 | jmc音楽教室