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by jmc_music2001jp

ベルリン・フィル《ジルベスター・コンサート2010》

 会社の決算資料を税理士に渡し終えて、今ホッとしているところ。15日からは確定申告の受け付けが始まるので、その為の作業にもすぐにとり掛からなくては.......。毎年、この時期の作業は決まって同じだ。

 ところで、昨晩深夜のBSをつけると、魅力的なカルメンの音楽が飛び込んできた・・・オヤ?・・・っと思ってよく見ると、グスターヴォ・ドゥダメルらしい....クチャクチャのクセ毛頭とアノ体型は、ソウ居るものでは無い....。

 欧州の歌劇場の伝統のスタイルや音楽のテイストとはほんの少し違うものの、情念のほとばしり出るような<カルメン>の音楽は、中米ベネズエラ人の血には自らの本能のようにさえ感じられることだろう・・・そのように聴こえた。情感の流れるスピードは(少しだけ)ネチッコイけれど、味わいとしては(濃厚で)『美味しい!』.....いいテイスト出していると思った。

 続いてファリャの「三角帽子」(第2部)が演奏されたが、ここでは彼の持ち味が災いしたか、やや<強面>の理屈っぽい印象を与える演奏となってしまった。演奏が進むにつれて、強面のドンチャン騒ぎのような状態になってしまい、天下のベルリン・フィルの演奏が、陳腐なブラスバンドのような音楽になってしまったのは、実に残念だった。

 リズムとテンポの切迫感をクライマックスに向けて盛り上げて行く手法は、明らかにフラメンコの男性ダンサーによるソロを彷彿とさせるものだ。スッ....っと伸びた背筋、刻み込まれるステップ!そこに南国の風が吹き、まばゆいばかりの太陽の光が、キラキラと輝いていなくてはならない。

 彼はすごく才能のある音楽家だと思う。自分の生まれつきの音楽性を迷う事無く全面に押し出す。ベルリン・フィルのメンバーもそのような個性を「音」にすることを楽しんでいたように見えた。カルメンではそれが成功したのではないだろうか。
by jmc_music2001jp | 2011-02-07 19:41 | 芸術随想