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by jmc_music2001jp

ベルリン・フィル 《ヨーロッパ・ツァー2011》

 ベルリン・フィルの 《ヨーロッパ・ツァー2011》は、マドリードのレアル劇場の様子が放映された。ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」の途中から観たのだが、劇場に《スペインの空気》を感じたので、3年前のバルセローナのリセウ劇場を想い出し、引き込まれた。

 ギター独奏のカニサレスの感性には驚嘆させられる・・・間違いなく名手だ。彼の美しい2楽章を聴いて『スペインの精神』を再認識させられた。それはベルリン・フィルのメンバーも客席の聴衆も皆同じだ、勿論指揮者のラトルも・・・。全てのキッカケを造っているのがギターのカニサレス。カニサレスの指から爪弾かれた音楽は、次々と劇場内に居る人々の心の窓を開き、スペインの風と精神を吹き込んでゆく・・・奇跡が始まる・・・!

 「これがスペインの魂だ!」しかし、いったいコレは『何』なんだろう?これ程強く、会場の全ての人の心の内に『響く』ものとは・・・!一つの名演が触媒となって、居合わす全ての人の心に《奇跡》を引き起こす。その時、劇場には《奇跡の場》が出現する。聴衆は、何十年経っても決して色あせることのない「鮮烈な時間」を体験するのだ・・・昔のザルツブルグ音楽祭では、かなりの頻度でそのような演奏会を体験することができた。

 世界選抜のこのオーケストラのメンバーが、同じ《スペインの魂》のもとに共鳴しあっている・・・何と言う音楽家の集まりだろう!TVの画面を通じても、その空気は伝わってきた。
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by jmc_music2001jp | 2011-06-06 02:12 | 芸術随想