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by jmc_music2001jp

“クラシック”と言うコト

 深夜のBSで「アンドルー・マンゼ&リチャード・エガ」のリサイタルの模様を(少しだけ)観た。ヴァイオリンとチェンバロによる演奏で、コレルリやパンドルフィなど古い時代の音楽を集めたプログラム。

 この二人、音楽性も知性も持ち合わせては居ないのだけれど、指だけは廻るから《そのように》は弾ける。しかし『物』が分っていないだけに《いかにもソノように》弾かないと、自分自身が安心できなくなるのだ・・・『心の置き所』を知らないのだから、無理も無い。

 『ロミオ様、貴男は何故ロミオ様なの?』.....これは言わずと知れたシェークスピアの三大悲劇「ロミオとジュリエット」の中の台詞。しかし、コレをこのように喋ったらドウだろうか?「ロ〜ミオ様ぁ〜〜、ア・ナ・タは、ナぁ〜ゼろみおサマなのぉ〜ッ!!」。あるいはコノように・・・「ロ・ミ・オ.....さ・ま。あ、な、たは、ンー何故ッ!!ロ〜〜ミオ様ぁーなのッ!」

 芝居の世界では、このようなモノは<大・爆・笑劇場>の番組で放映されたり、<コント>や<お笑い>に分類された番組で放送されるから、視聴者がチャンネルを間違えることは先ず無い。しかしクラシック音楽の番組では、本質的に同様なコトが行われているにも関わらず、<芸術劇場>と言った取り扱いの番組で流されてしまう例も、珍しいことでは無いようだ・・・・番組ディレクターの『見識』が試される。

 今回の二人も、終曲を弾き終えたママの状態を非常に長く保ち、<沈黙の緊張感>を演出することで、演奏会の締めくくりを印象付けようと工作する始末であった・・・ほとんど<ヤラセ>ではないか。乗せられた聴衆や主催者側の『ブラボぉー』の声に混じって『ブーッ!』が出たのは、不幸中の幸いだった。
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by jmc_music2001jp | 2011-06-07 02:08 | 芸術随想