DEEP Planet チェコ編−1 (BS朝日)
2011年 06月 12日
(多分)週に一度、午前を普通の小学校の授業を受けて、午後は(音楽の好きな子は)音楽の専門家の指導を受ける学校へと集まるシステム。これであれば高度の知識を持つ専門家の指導を受けさせることができる。このシステムだと少なくとも3つの利点がある。音楽に全く向いていない子供に「授業だから」と言って無理矢理机に縛り付けて「骨の髄まで音楽嫌いの子供」に育ててしまう過ちを避けられる。我々が昔アンケート調査した時に、「小学校の音楽の授業があったから、音楽が嫌いになった」と言う回答が非常に多かったことを思い出す。
もう一つは、「小学校の先生だから・・・」と言う理由で、出来もしない<音楽の授業>を先生に強いることが避けられる。先生にとっては苦手な音楽の授業から解放され、子供にはそれぞれ好きな科目を選択して受講でき、さらには高度な知識を持つ専門家の授業が受けられる・・・結構ズクメではないか! しかも国や自治体の補助金で、保護者への経済的負担は軽減されるという。
こうして『好き』でしかも『才能のある』子供達は、より専門的で高度な音楽を学べる音楽ギムナジウムに進学する。さらにはプラハ音楽院などの世界トップレベルの音楽大学への道が開けている。ここで羨ましいのは、長い歴史の中で一つの理想的なシステムが完成していることと、それを国や自治体がしっかり支えていることだ。
日本に無いものをうらやんだり愚痴を言っても何も始まらない。日本での可能性を考えて、独自のシステムを構築することに努力を払うべきだろう。『トーサイ・ミュージック・ネットワーク』構想から6年、『レーベンス・マイ』実働1年2ヶ月・・・遥かに、遥かに道は遠いのだが・・・。



