クラシック音楽、jmc音楽教室、音楽企画制作、音楽普及活動、青少年健全育成、メールはkeizo@ohata.name宛


by jmc_music2001jp

モンテカルロ歌劇場<バレー公演>

 モンテカルロ歌劇場と言えば、カラー映画初期に作られた名作バレー映画『赤い靴』。未だにアレを超えるバレー映画を知らない。恐らく世界中の人がそう言うだろう・・・それ程素晴らしかった!!

 又、フルーティストの加藤浩彦が在籍したオーケストラとしても忘れ難い。アルプスでの遭難、非業の死が痛まれる。パリにおけるリサイタルのレコードを聴いたが、その才能が失われたことは、未だに残念でならない。

 そのようなモンテカルロ歌劇場バレー団の映像であったが、残念なことに『赤い靴』のような感動は無かった。演目はラベルの「ダフニスとクロエ」、後半はR.コルサコフの「シェラザーデ」だった。

 結局、演出が<説明的>過ぎるのだ。ダンサーの仕草は、音楽のリズム感とフレーズの質をナゾルかのように行われていたが、音楽の本質をバレーと言う『動き』で表出するのでは無く、音楽のフレーズとリズムに沿って<振り付け>を行った・・・と言うだけの結果だった。

 もちろんカメラは劇場内の数カ所から撮影されていた。しかしその映像は、その内の一カ所からの映像を選択したダケであった。この時代にあって、なぜ複数のカメラ映像を融合させて見せようとしないのか・・・視聴者は劇場には居ないのだ!・・・家庭のTV画面で鑑賞しているのではないか!!

 方法はいくらでも在ったハズである。「視聴者=顧客」の視点に立たなくて、イッタイ何をすると言うのだろうか?!
[PR]
by jmc_music2001jp | 2011-07-17 04:07 | 芸術随想