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by jmc_music2001jp

ヴェルヴィエ音楽祭2011

 先週末、深夜にラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を観た。スイスのヴェルヴィエ音楽祭のものらしい。かつてこの音楽祭の録画でキーシンの素晴らしい演奏を聴いたことがある。今回のピアニストも実に素晴らしかった。

 カティア・ブニアティシヴィリ。名前からしてロシアのピアニストではなかろうか。この若い女流ピアニストは。ロシアのピアノ教育システムの完成度の高さ、その成果を遺憾なく発揮して、難曲のラフマニノフを難無く演奏してのけた。

 ロシアのピアノ教育システムのレベルの高さを世界に示した演奏と言えるだろう。ため息が出る程の完成度の高さである。「ピアノはどう弾くべきものか」について、技術と音楽の両面が表裏一体、完璧な世界に結実している。

 オーケストラは若手ばかりを集めた<ユース・オーケストラ>であったようだが、必要な事は全て出来ていた。オケにせよソリストにせよ、若手を育成するシステムが出来上がっているように思う。一人指揮者だけが老人であったのも、十分に頷ける。それにしても、ココ迄出来て本当の<才能が育つシステム>だと言えるのだ!ロシアとヨーロッパの歴史の厚みを感じた映像であった。

 カティア・ブニアティシヴィリのアンコール曲はリストの「愛の夢」。感傷では無い、『詩』そのものの『音楽』。素晴らしい《詩人》である!今、日本に『詩人』を育て上げるだけの環境や教育力があるだろうか?
by jmc_music2001jp | 2011-08-24 01:12 | 芸術随想