“第100回jmc音楽サロン”開催
2012年 11月 26日
第1回目のjmc音楽サロンは、音楽研究所創立の翌年9月に開催。脇坂順一先生(久留米大学医学部名誉教授・登山家)の講演と、北里由布子さん(メゾ・ソプラノ)のコンサートに続き、ワインとオードブルで皆さんとの会話を楽しみました。最初は2ヶ月に1回のペースでの開催、講演とコンサート、その後のパーティーという構成で、終電の時間になるまで皆と楽しんでおりました。
このようなスタイルの集いは、研究所設立以前から、私自身が非常に欲していたものです。高度成長期以降、子どもの音楽教育が盛んになり、ピアノ・ブームと言われる時代を迎えましたが、大人達の生活は文化とは無縁のようなで状態であったように思います。
子どもが音楽やっているだけではダメだ、大人が『時間を楽しむ』ようになって初めて、文化が成熟に向かうのではないか・・・と言う想いがあったのです。勿論、私自身が欲していた『時間』であったのは言うまでもありませんが・・・。
その頃は今と違って、ワインはやや高価なお酒でした。それでも少々苦労して探せば、さほど高価でなくても美味しいワインを見つけることが出来たので、せっせとソンナ苦労もやっていた訳です。しかし、ある頃からスーパーの棚にも安価なワインが並ぶような時代がやってきて、ワインはやや手頃なお酒になってまいりました。そうなれば、セッセと苦労する必要も無いので、以前のように2ヶ月に1回のペースで開催する情熱もやや削がれたようにな感じとなり、コンサートの計画に合わせてサロンを開催するスタイルに変更いたしました。
それでも新年は、毎回日本酒の“大吟醸”を集めた例会と決めていたので、毎年変わらず「先ず例会ありき」でやってまいりました。今はすでに、新年の例会に向けての日本酒を選定する時期となっています。来年はどのようなコンセプトで開催するか・・・そう考えると『わくわく』いたします。
<第100回jmc音楽サロンの演奏として、Concert《音の星座》Vol.2を開催。チェロ宮田浩久・ピアノ大畑康子>
