`12“冬のミニ・コンサート”を終えて
2012年 12月 24日
日曜日の開催で一番嬉しいのは、沢山のお父様が参加してくれる事です・・・この素晴らしさに気が付いて以降の我々は、出来る限り「日曜・祭日」の開催を心掛けるようにしています。もちろん、おじいさま・おばあさまの参加も嬉しいことで、孫の晴れ舞台をビデオやデジカメに納めている様子も、微笑ましく・嬉しく感じます。
今年の「音楽物語」は「ヘンゼルとグレーテル」。幼稚園児から小学校5年生までが朗読に参加いたしました。連弾は小学生から大人まで、教室でピアノを学ぶ幅広い年齢層の生徒達が担当いたします。
私は<朗読>の指導で係っています。活字から登場人物の背景や心情を読み起こし、その「登場人物をもって語らせる」・・・・子ども達の中で起こる此れ等の<変化と発展のプロセス>を、子ども達自らの力で切り開く・・その為の<お手伝い>をするのが、私の役割です。
2年前、幼稚園児であったナツキちゃんは、大勢の大人の前で<朗読>する事の「恐ろしさ」で、押し潰されそうになる気持を必死に耐えながら、<蚊の鳴くような声>で朗読いたしました。
その子が、2回目の朗読では、(もっと)大きな声で(しかも)上手に朗読をいたしました。そして今回、日頃の自分の体験の範囲を超えて、「想像力の翼を拡げ」素晴らしい朗読をやってくれたのです!
ナツキちゃんの『心』の中に、どのような<変化>が起こったのか・・・此れ等のプロセスの中に、<人の心・精神>のドラマティックな程の変化が感じとれます。朗読に出演した全ての子ども達の中にも、同様のドラマを感じました・・・こにような「現場」に係ることができたことを、本当に嬉しく思いますし、誇りにさえ感じます。
<jmc音楽教室・冬のミニ・コンサート/担当する朗読の文章をイメージして描いた絵を前に、「ヘンゼルとグレーテル」の朗読をする子ども達>