jmc“フランスの芸術と美食の旅”2014 「手記-1」
2014年 07月 05日
専用バスでパリの北230Km、北ノルマンディー地方フランス第2の聖地リジューに向いました。22時30分頃ホテルに到着。しかしこの季節、夜10時くらいまでは空も明るく。次第に暮れ行く懐かしいフランスの田園風景を眺めながらのバスの旅となりました。
17日(火)、フランス第1の聖地がルルドであることは知っていたのですが、第2となると逆に気になってきます。当初の予定を少し変更して、聖テレジア大聖堂を訪ねることにいたしました。
テレジアはいずれも修道女となった三姉妹の真ん中に生まれ、肺結核で二十歳そこそこの若さで死んでしまいます。第1次世界大戦の折、テレジアの衣類の一片を軍服の肩に縫い込んで戦った兵士がきっかけとなり、それが多くの上官までにも広がって、皆戦死することもなく終戦を迎えたとのことです。これがキッカケでテレジアを列福するべきかの調査がはじまって、ついには聖人として認められることになりました。そして建設されたのが聖テレジア大聖堂。
朝食後、8時にホテルを出発。小高い丘の上からリジューの街に向けて下ること5分で、大聖堂に到着しました。以外や以外、すぐそばにあったのです。小鳥の鳴き声が聞こえる静かな朝の空気の中、大きくはありますが、静かでシットリとした佇まいが、やや曇った空と少し冷ややかな空気に溶け込んでいます。聖堂の中に入ることはできませんが、心静かな十数分の時間を過ごすことができました。
<曇り空の下、静かに佇む聖テレジア大聖堂/同行の高校同級生O君と>