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by jmc_music2001jp

第8回「日本酒を味わいつくす会」

 昨晩は第8回「日本酒を味わいつくす会」、高校の同級生による日本酒の会で、今回で8回目を迎えます。お酒はいつも私がチョイスして、前日の夕方に宴会場に届けます。今回は滋賀県の吟醸純米酒『萩乃露』と石川県の『菊姫』山廃純米無濾過生原酒、一升瓶2本を10人で楽しみます。一人あたり2合で、これくらいが『楽しむ』のに丁度良い分量ですが、実際には参加者が4合瓶を手みやげに下げてくるので、気持ちよくヨッパラウ程に飲むことになります。今回は大吟醸と精米度20%、つまり8割の米を生かして醸した、昔で言うところの「二級酒」・・・いずれも4合瓶で、合計二升八合の酒が並べられました。

 『萩乃露』は<冷や>から始めて、室温から35℃までの変化を楽しみました。<酒のうまみ>を味わうには35℃、体温よりほんの僅か低い温度がよろしいようです。『菊姫』は酸味のきいた「どっしり」とした風格で、<冷や>で飲むと<無骨で気難しい男>を感じさせます。その酒を35℃、40℃、45℃と5度刻みで燗の温度を上げ(ここでデジタル温度計が活躍)てゆくと、温度毎に表情を変えて行く様が、何とも面白いのです。

 今回は<お燗>にも工夫をこらしました。<お銚子>を4本準備してもらい、2本をテーブルに出して、残りの2本は(燗をつける)<かんぴん>と一緒に<やかん>に突っ込んで、燗がつくまでの同じ時間で<お銚子>を暖めることにいたしました。そこに燗をつけた酒を注げば、同じ温度を保つのに好都合・・・コレは成功だったと思います。前回、燗つけ→お銚子→盃と注ぐうちに、急激に温度が下がってしまうのを経験したのが理由で、なるだけ狙った温度を保つ為の一工夫です。

 このようにして、楽しいひと時を過ごしました。いい酒は、燗の温度ごとに異なる表情を示しながら、いずれもが『きちん』とした姿であることが、強く印象に残りました。この点で『菊姫』に勝る酒は無いように思います。
<乾杯の前に恒例の記念撮影。10名が参加した今回の会>
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by jmc_music2001jp | 2015-03-21 19:02 | イベント情報