jmc音楽院“`16春の合同発表会”
2016年 03月 28日
大人の歌唱のクラスに84歳になられるお婆さんがいらっしゃいます。ロシア民謡の“赤いサラファン”と日本の“祇園小唄”を歌ったのですが、これが素晴らしかった!赤いサラファンを縫いながら、娘時代を想いだしつつ心の想いを語る母・・・心と言葉、想いと音楽が渾然一体となって歌声に流れ出る。これが『歌』だ!・・・と言う、お手本のような演奏になったと思います。さらに“祇園小唄”では、小唄の節回しにのせて日本情緒がしっとりと会場の隅々にまで沁み渡りました。
此れ等タイプの異なる歌を、それぞれにもっとも相応しいスタイルで歌いきれる歌唱法。コレでいいのだ!、歌唱法の指導に自信と確信を覚える演奏をやってくれました。
<独奏・アンサンブルなど多彩なプログラム/出演最高齢者による歌唱>

