樹芸の森
2017年 04月 09日
山は中腹あたりまで雲に覆われて、少し怪しげな様子です。いつもの《桜の森》辺りは大丈夫だろうと、山道を登ってゆきました。木の葉に溜まった雫が時折フロントガラスに落ちてくる程度で、雨は止んでいます。
中腹の手前でUターンして車を止めました。外は静かで、雨に洗われた山の空気が胸の中を潤してくれます・・あゝ、本当に久しぶり。静かな幸せを感じます。
少し下ると、山道の右側に駐車スペースがあって、そこは山に勉強に出かける時に一番利用する場所です。そのスペースは、すぐ上を覆うように咲いている桜の大木からの花びらで敷き詰められていました。
いつも勉強に使う東屋までゆっくりと歩んでゆくと、穏やかな山の『気』が頭の中に染み込んでくるようで、本当に救われるような気持ちになります。
さらに少し下った広場の脇に車を止めて、広場に流れ落ちる雪崩のような桜の姿をカメラに収め、山を降りました。

