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by jmc_music2001jp

PerformerとArtist

 BSでソプラノのリサイタルが放映された。シューベルト・バッハ=グノー・マスカーニの「アヴェ・マリア」を続けて歌う。聴いているだけで生理的な心地よさを感じる美声で、技術的にはほぼ満点、天賦の才能に恵まれたソプラノです。ただ残念なのは<マリアを賛美する歌>なのに『賛美の心』も『祈り』も全く聴こえてこなくて、只ただ美声のみ......。他にグノーの「宝石の歌」、技術的には素晴らしいのに・・・「気持ち」が込められていたならなァ......!

 昨今の演奏の傾向、いつからコウなったのだろう?・・最近、そんな演奏ばかりに出会う気がします。民放のBSで「日本の歌」というのがあって、30人くらいの混声合唱で唱歌などを歌っているのだけれど、コレが見事に『何も考えていない』と言う代物です・・<声を響かそう>とでも思っているのでしょうかねェ?・・・何を歌っても、皆同じ。意味も無い、ヤタラ強い響で・・・食感だけはイイのだけれど、<味>が全く無くて、何を食べているのか皆目分からない。

 前述のリサイタルでアンコールにプッチーニ「ラ・ボエーム」の<ムゼッタのワルツ>が歌われましたが、コレは素晴らしかった!最高音のBの響が少し割れたのが残念ではあったけれど、天から与えられた美貌と女性的魅力を振りまきながら歌うアリアは、その「何も考えていない」点までを含めて、正にムゼッタそのもの!本物のムゼッタが舞台に現れて歌っているかのようでした。

 せっかく音楽をやっているのだから、『願い』や『想い』『喜怒哀楽の感情』に目を向けて、もっともっと其れ等を外に出そうとするべきではないのでしょうか?これは勿論、歌だけに限るものではありませんが......。
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by jmc_music2001jp | 2017-10-06 19:26