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by jmc_music2001jp

VierWeg楽典『上級1』第1章(ドレミはどこからやって来た?)

VierWeg楽典『上級1』第1章【倍音と主要三和音】

S.チェリビダッケが日本における音楽講習会で語った『5度』・・・この言葉を頼りに<楽典の森>の入り口探しへと出かけたのが1982年秋のことでした。
<音の不思議>
音の「高さ」とは「振動数」に他なりません。例えば<ラ>は1秒間に440回振動しています。或る音を鳴らすと、その音固有の振動数と、その音よりも高い振動数の『倍音』を同時に含みながら鳴って(振動して)います。

例えば低い「ド」を鳴らすと、同時に(1オクターブ)高い「ド」、5度高い「ソ」、(2オクターブ)高い「ド」、3度高い「ミ」「ソ」......さらに高い倍音も含みながら鳴っています。

ここで注目するべきは、低い「ド」の(倍音の)中に「ドミソ」の三和音が含まれていることです。始めに現れる「ソ」は、ドから生まれた親子のような深い関係から「ド」(主音)の<属音>と呼ばれます。

一方、「ファ」の倍音には「ファラド」が含まれ、(主音)「ド」は「ファ」から生まれた関係をもち、「ファ」は(主音)「ド」の<下属音>と呼ばれます。

さらに(主音)「ド」から生まれた「ソ」には「ソシレ」の三和音が含まれ、これらの和音を主要三和音(主和音・属和音・下属和音)と呼びます。

これら主要三和音の音を低い音から順番に並べると「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」・・・音階が生まれます。
<第1章【倍音と主要三和音】>
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by jmc_music2001jp | 2017-12-17 14:22