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フランスのエスプリ<jmc欧州芸術と美食の旅2018>-8

 日本の美意識が芽生えたのは何時であったか・・と振り返ってみると、おそらく平安時代の貴族文化を起源とするのではないだろうか?「雅」で「繊細」な美意識は、日本人の精神と響きあい世界独特の精神文化を形成していると思う。

 一方、フランスのエスプリも、音楽に味覚にファッションにと、異彩を放ち輝いている。この独特の美意識はどこからやってきたのか?永く疑問であった。しかし、今回バスク地方を訪れて、この精神文化の由来はバスク地方にあるのではないか?・・・今、そんな想いに駆られている。

 サン・ジャン・ド・リュズ(フランス・バスク)はルイ14世(太陽王)が結婚式を執り行った場所である。今回その教会も訪れた。代表的フランス菓子の一つ<マカロン>も、「オールド・マカロン」として現在も一子相伝としてココで作られている。現在も「オールド・マカロン」を作る時は、店を閉めて製作し、レシピの秘密が守られているらしい。「オールド・マカロン」は濃いめに抽出したコーヒーでいただくと、まさに「フランス菓子」!。フランス菓子のルーツをはっきりと確認することができる。この「オールド・マカロン」はルイ14世の結婚式の<引き出物>として納められたお菓子なのだ。

 バスク地方はブルボン王朝時代、貴族達の避暑地として賑わい、そこから自然と<美食>の文化が育ち、現在に繋がっている。サン・セバスチャン(スペイン・バスク)で我々が宿泊したホテルは、もともと岬の山頂に世界最古の<遊園地>が作られた場所で、貴族達が遊ぶ目的で作った遊園地なのだ。

 ホテルの玄関を出て左側に岬の裏側に向かうと、ものの3分程で遊園地がある。本当に面白いと思ったのは、規模こそ小さいけれど現代の遊園地の遊具の(ほぼ)全ての要素の原型が、すでに存在している事。そこで我々は<世界最古の木製ジェットコースター>にチャレンジした。粗末な木製で、脇に頼りないチェーンが1本付いているだけの<木製ジェットコースター>。頼りない鉄製握り手を左手で掴み、右手はハイビジョン・ビデオ・カメラを構えて、最前列に乗り込んだ。線路はこれ又頼りないコンクリートに埋め込まれた鉄のレール.....。最後はコンチャ湾に飛び込むかのようになだれ落ち、真っ暗なトンネルに突入する!基本の筋立てはすでに元祖ジェットコースターで完成されていたのだ!これらが、今から300年前にあったことに驚かされる。

 旅の7日目、フランス・バスクのサン・ジャン・ド・リュズを訪れて、新たな驚きを覚えた!街中が何とも<オシャレ>なのだ!我々が<フランス>を感じる<オシャレ>感覚、それが妖精のように街中を漂っている!!まず、<建物>が他の街とは異なる。石を積み上げたものでは無く、木で組み立てられた建築物。しかもそれぞれが個性を発揮しながら、街の雰囲気を醸し出している。まるでフランスの曲をフランスのオーケストラで聴いているような印象を覚える。ラベルの曲をパリ音楽院管弦楽団の演奏で聴いているように感じられるのだ。

 この地にはラベルの生家が残っていて、その家の前まで訪れたが、この日はかなりの激しい雨に見舞われてしまった。ラベルが生まれて長い時期を過ごした訳ではないけれど、後年大人になてからは、創作のために毎年サン・ジャン・ド・リュズに滞在している。又、ラベルは大変な美食家であったとも聞いている。今回、昼食にいただいた<豚肉のクリームソース煮>は大変に美味で、満腹であったにも関わらず完食してしまった。(今回は「美食の旅」では無く「過食の旅」ではなかったか....誰かの感想だが....同感する)。
<岬の頂上の宿泊ホテル、背後の塔は「鯨の見張り台」。世界最古の木製ジェットコースター!>
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by jmc_music2001jp | 2018-07-12 21:37