今、NHK BS で<日仏友好160周年>を記念した5時間番組が放映中。今しがた「酒巡りin Paris 」と言うコーナーを見て、所長室に降りてきました。
我々は2014年< jmc フランスの芸術と美食の旅>を企画して、モンサンミッシェル→ロワール地方→パリ→シャンパーニュ地方を巡りました。パリでバレーとオペラを観る以外に、もう一つのテーマを掲げていました。それはフランス各地方のワインと郷土料理の「マイアージュ」です。旅行社に指示を出して、その土地の人気のレストランに郷土料理とそれに合わせた土地のワインを準備してもらいました。
結果は衝撃的なモノ....食事のテーブルから、そのまま床に倒れこみそうになる程の味覚の衝撃「これがマリアージュか!」。各地方都市でそれぞれに特色をもち、共通するのは<マリアージュ>・・・。この世界を発見し作り上げたフランス<恐るべし!>。
それ以降、同じ醸造酒である日本酒で同じ世界が見つかるハズだと、ずっと思い続けてまいりました。又、最近良くなったと評判の日本のワインにおいても、土地のワインと日本の食材による新しいマリアージュの誕生が期待できるに違いないと思い続けていました。<これからのコト>の最後の方にこの件も取り上げたいと思っていましたが、今日のBSをきっかけに図らずもブログに書くことになりました。
フランス料理のシェフが日本酒と新しい料理のマリアージュを追求する・・・マリアージュの伝統が完成されているだけに、必ずや新たな味覚の世界を切り開くことでしょう。しかし、本家・日本人の味覚が日本料理の調理人と共に切り開く<日本酒とのマリアージュ>の世界は、まだ隠されているハズです。