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by jmc_music2001jp

誕生日に

1月19日、私の誕生日です。年末年始に“想う”ことがあって、『悔い改めの誕生日』を迎えることとなりました。

昨年12月4日、福岡高校同期生の中村哲がアフガニスタンの地で凶弾に倒れました。今年1月4日、長男の本厄の厄払いに博多の若八幡神社を訪れた折、齢八十を超えているであろう宮司の『ひたすら人の幸せを願う』その<ひたむき>な生き様に触れて、衝撃を覚えました。

「綺麗な水」があれば死なずに済んだであろう幼児を眼の前にし、旱魃で全く作物も育たず難民化するしかない人々を目の当たりにして、医療よりも先ず『水』だと、数千にも及ぶ<井戸掘り>にとりかかり、<灌漑用水路>に取り組んだのも、自分にその「技術」「ノウハウ」があったからでは無い。ただ『必要』だったから・・用水路建設では娘の高校の数学の教科書を借りて、一から勉強をし直している。これはつまりは『誠意』の問題であり『誠実さ』に他ならないと思います。

37年前、留学先のウィーンで日本のクラシック音楽界に<マネジメント>が欠落している事に気付いて以来、「どうするべきか」「どうあれるのか」を考え、試行錯誤を重ねて参りました。15年前、指揮者の秋山和慶さんと<斎藤秀雄先生の遺志>を継ぐ事業をやりましょうと意気投合して、以来機会あるごとにプランを提示して検討を重ねて参りました。一昨年10月末に最終的なプランをまとめて提示『なるほどね..』と先生の了解も得ました。

手順の入り口として、ITを活用した<音楽プラットホーム>を構築することになったのですが、いざ取りかかろうとすると、開発ソフトのマニュアルが全部「英語」で400ページ以上もある!!!、心底『ウンザリ』させられました・・それからは何か<他の仕事>を見つけては翻訳作業を後回しにする始末。12月4日完成目標で製作中だった<電子書籍>も出来上がり、もう翻訳作業に取り組むしかなくなっていた時期に、今回の事件は起きました。

中村哲さんや若八幡神社の宮司さんの『生き様』は、物事に取り組む『誠意』であり『誠実さ』に他なりません。「日本のクラシック音楽」の為に・・と長い時間をかけてきましたが、この年末年始の経験で、私には『音楽』に対する『誠意』『誠実さ』が余りにも不足していることを思い知らされました。大いに反省させられた誕生日です。しかし、翻訳はもうすぐ完了します。

by jmc_music2001jp | 2020-01-19 22:18