ウェスタン・カーニバル大同窓会
2009年 02月 09日
最初のウェスタンを聞きながら「ものまね」だな・・・っと思った。しかも、発音や節回しなど大変上手いのだ・・・なんだかそれだけに、よけい「ものまね」と言う思いが強くなったように思う。戦勝国アメリカの音楽を、敗戦国日本の若者が憧れをもって追いかけている・・・そんな当時の姿が蘇ってくる。
この「ものまね」の問題は、我々クラシックの人間にも重い課題として残されている。ウィーン留学中のスゥイートナーのクラスで、彼が口ずさみながらテーブルを叩いた田園(Beethoven)の「農民の踊り」のメロディー。そこで現れた手首のリズム!・・・衝撃を受けた・・・「コレは我々日本人には無い(リズム)!」。
日本人としては、チェリビダッケのような方向にしか道が開けないのではないか・・・当時そういう結論に至ったことを思いだす。