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by jmc_music2001jp

散歩の道すがら【5】 太宰府天満宮

 九州国立博物館の裏手の道を、北に向かって歩いた。博物館の建設に合わせて新しく作られた道で、ゆるやかに下る坂を歩きながら「はたして何処にゆくのやら・・・」少々不安もよぎる。前方は遥かに小高い山々が連なり、若いエネルギーにあふれた新緑と、五月の青い空が目にまぶしい。

 やがて左下に広い道が見えてきたが、果たして何処まで下ればその道に合流できるものやら、ここからは見えないのだ・・・それでも10分ほど下ってゆくと、左下から登ってきた道とすれ違う場所に出た。やれやれ、左に下れば天満宮の方角。坂道を下りてゆくと、どうやら“鶯谷”と呼ばれる所らしい。

 道の両側の斜面にはたくさん梅の木が植えられている。<献梅>と言って、何かを記念して天満宮に梅の木を寄贈することができる。末永く天満宮の関係者が梅の木のお世話をしてくれるらしく、以前から《イイなぁ~》と思っていた。何時かそのような時がめぐってきたら、是非<献梅>を実現させたい・・・と密かに考えている。

 坂は左手にカーブしながら下りてゆく。下り終わって広場に出ると、遊園地入り口の横であった。今日は遊園地はおやすみ・・・。左手には国立博物館へ登るエスカレーターの建物、前方は天満宮の社である。

 境内に入る。大きな手水で手を洗い、水を少し口に含んで清めた・・・アジアからのお客さんが増えてきたな・・・・中国語が飛び交い、写真を撮っている。

 太宰府天満宮の本殿は、実は菅原道真の墓所の上に建てられている。道真の死後、亡がらを牛車に積んで運んでいたが、ここまできて押せども引けども牛が動かなくなった・・・そこで、その場所を墓所とすることとなり、現在はその上に本殿が建てられている。
<太宰府天満宮>
散歩の道すがら【5】 太宰府天満宮_d0016397_157378.jpg

by jmc_music2001jp | 2009-05-13 01:57 | 芸術随想