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by jmc_music2001jp

“それでこそ!”看護婦さん

 火曜日に白内障の手術をした、右目の手術です。、昨年8月頃より様子が悪くなり、自動車免許の更新の時期となったので、手術を決断・・・十分な視力が出ないのだ。これでは免許更新を断られるのではないか・・と言うのが理由でした。

 福岡でも一・二と言われる名医を紹介してもらったし、技術に格段の進歩があり「日帰り」出来るほどにレベル・アップしていることを聞いていたので、基本的には何の心配も不安もありません。

 5月8日が初診。18日に手術日までの準備を聞いて、26日が手術、翌27日に診察。これで基本的には完了(後は1週間後、1ヶ月後の検診)・・・実にスッキリしたものです。

 手術時間は実質10分間ほど。痛さや苦痛は全くありません・・・・・と言っても、経験の無い手術のこと、「ジッとしといて下さい」とか「まばたきしなで下さい」とか言われたら、苦痛だろうなァ・・・と、内心不安を覚えたりもしていました。

 ところが、座椅子が倒れると左右から頭を固定させる装置が倒れてきて頭を確保・・・「やれ安心、これで動かしたくても動かない」。上まぶたを軽くテーピングすると、まぶたの開きを確保するための丸い枠が取り付けられて「まばたきしてもイイですよ」・・・安心してまばたきしても、目は開いたまま。私の事前の不安はすっかり無くなりました。

 手術が始まると「これから◎◎ですが、心配いりませんよ」「次に少し△△です」・・・事前にこれから起こることを予告してくれるので、<何が起こるのだろう?>という不安は全くありません。

 ・・・・その時です。両の肘掛に置いていた私の(右)手の上に『ソっ』・・と、何かが置かれました「・・・・?・・・手?・・・」。右手の甲に柔らかい手指の感触です。眩い光を見つめながら、私の心はその手の感触と向き合っていました・・・素晴らしいことです!

 なんと言っても患者にとっては未体験の世界。心楽しかろうはずはありません。何らかの不安を覚えるのも当然でしょう・・・・そこに、その『手』は「私がココに居るのよ」「貴方一人ではない、私が一緒に居るからね!」と無言の言葉を投げかけてきます。・・・本当に素晴らしいことだと思いました。純粋な医療技術だけではなく、このような人間を包む全ての要素が『医療』なのだ・・・と感動いたしました。

 手術の山場を過ぎ、4分の3ほどたったころ、その『手』は「さっ」と離れてゆきました。感動した私は、その感動をお礼の言葉にしたかったのですが、沢山居る看護婦さんの誰だったのかは分かりません。

 手術を終えて、眼帯を付けて、直ぐに帰宅。あまりのスピードに家の者もビックリです。その日も日課のウォーキングに出かけました。少しゆっくりとは歩きましたが、それでも通常より遥かに多い14、155歩を記録いたしました。
by jmc_music2001jp | 2009-05-28 03:16 | 芸術随想