人気ブログランキング |

クラシック音楽、jmc音楽教室、音楽企画制作、音楽普及活動、青少年健全育成、メールはkeizo@ohata.name宛


by jmc_music2001jp
 YouTubeでEnescuのRapsodia Romana No.1を聴いた。1978年の白黒映像。チェリビダッケの面目躍如と言った名演奏。音楽が生き物のように躍動している。チェリビダッケの表情の豊かさや「シリ振りダンス」も懐かしい、今にもソコに彼が生きているようにさえ感じられた。

 その後、ヤンソンスの1994年のWaldbuneの演奏(ベルリン・フィル)で同曲を聴いてみた・・・一体この<違い>は何だろう???・・・考え込んでしまった。

 ベルリンフィルのメンバーは「自分は演奏家」と自覚していて、今は「本番」・・だから「演奏する」。「俺はプロ」・・だからその演奏家としての務めを果たす。ヤンソンスは「この曲は楽しそうな曲」と思っているラシイ....。

 チェリビダッケとは一体ドコが違うのだろう?祭りの広場の周辺の空気、囀る鳥の声、音楽が始まり、男女が登場し踊りが始まる...精一杯の輪舞・ステップ・次々と繰り出す踊り手・・音楽のエネルギーと踊り手の運動のエネルギーが一体化する。踊ることの原点、生命その物のダンス・輪舞...。

 つまりは指揮者の<心の焦点>がどこに結ばれているかの違いなのではないだろうか・・・顕微鏡でつまみを回して観ていると<焦点距離>の変化に連れて様々異なる物が見えてくる。つまりは<同じ楽譜>を観ていても、<心の焦点>をどこに結ぶかで異なる音楽が見えてくるのだ。

# by jmc_music2001jp | 2019-05-20 14:27
 jmc音楽研究所は全国の音楽家の教授活動の支援につながるインターネット上の仕組みの構築を目指しています。<生徒募集><アンサンブル講師紹介><特別レッスン講師紹介><楽典学習支援><聴音学習支援>等々の仕組みです。全国の音楽教師の方々のニーズを繋げ、全体の教育成果を高めるのが目的です。

 我々は30年以上音楽教室を経営してまいりましたが、例えば<聴音>などのレッスンを専門的に受講する生徒の数は減少傾向にあると思います。昔ほど専門的な内容まで踏み込んで学習する生徒は少なくなり、色々のお稽古事を広く浅く・・・という傾向にあるように見受けられます。

 優れた人材を育成したいと願う我々としては、どのような状況にあっても(可能な限り)十分な教育環境を提供しておかなくてはならないと言う立場であることには変わりはありません。桐朋学園や東京芸大のように頂上を育成する機関はその役目を十二分に果たしていただければ良いわけではありますが、その裾野の広がりと内容の充実に脆弱性があれば、その成果にも大きな影響があることは自明です。この部分の欠落を少しでも埋め合わせておきたい…そう言う思いです。169.png

d0016397_19312258.jpg


# by jmc_music2001jp | 2019-05-18 19:33

 一つの『真実』に焦点を結ぶ為に「文字情報」「画像」「音声」「動画」の四つの方向(VierWeg=四つの道)から光をあてることができる電子書籍は、人々を『理解』に導く上に於いて強力な力を発揮します。電子書籍を開発した後の実感として、実際に直接<レッスン>を受講する場合の(少なくとも)80%以上を伝えることができます。しかも1回きりのレッスンに比べて、何度でも納得するまで繰り返し学習することが可能です。


 何と言っても直接受講するレッスンに比べ<場所を選ばない>と言う利点があります。どのような山奥でも離島でも、誰でもが学ぶことができる・・・これを音楽学習に活かさないのは、余りにも無策というものでしょう。一流の講師陣に執筆をお願いして、電子情報としてインターネット上に展開する・・これが日本の抱える問題点の多くを改善し、『音楽』の普及・質的向上にむけて貢献するものと期待されます。

d0016397_18350985.jpg


# by jmc_music2001jp | 2019-05-17 21:20

 音楽家を育てるには『お金』が必要です。マネジメントのシステムを構築できたとしても、<芸術家を育成する>為の資金など工面できるはずもありませんし、ましてや国や企業が支援してくれるハズもありません。先ずは『自立の道』を見つける以外に方法などは無い…考えるまでも無い程、自明の事でした。


 2005年、将来を見据えて<電子書籍>の開発以外には無いであろうと考えました…電子書籍なる言葉がようやくチラホラ現れた時分の事です。全くの無知・ド素人の状態からのスタートでした。2006年には16年間在籍したロータリークラブを退会し、これまで積み上げてきた(音楽教室を除く)仕事も全て(一時)休止して、<電子書籍>の開発に没頭いたしました。


 丸一年間・365日徹夜の連続で、それでも何故か(?)2007年9月に電子書籍の<e-Book楽典>入門が完成いたしました。以後、<音声><動画>を組み込んだ製品までを完成させ、VierWeg(フィールヴェーク)の商標で刊行し、開発を一段落といたしました。今後、音楽関連の一連の刊行物の発刊に取り組んでまいります。


 現在アメリカではすでに書籍(紙)をはるかに超えて電子書籍が主流となっているそうです。しかし、世界的電子書籍ブームが始まったのが2010年、AppleがiPadを発売してからのことです。2007年、jmc音楽研究所はそれに3年先行していたことになります。

d0016397_18344457.jpg
d0016397_18350985.jpg


# by jmc_music2001jp | 2019-05-16 18:36

 ローマ教会にスコラ・カントルム(聖歌学校)が設立されてから1400年、西洋音楽は教会で生まれ育まれてまいりました。一方日本は、明治政府の脱亜入欧政策により西洋音楽を導入してから僅か140年の歴史しかございません。

 日本のクラシック音楽界の歴史を振り返ると、滝廉太郎・山田耕筰・近衛秀麿などの時代を「導入し西欧に学んだ」<第1期>と考えることがでます。桐朋学園を設立し、日本の音楽レベルを「世界のレベルまで引き上げた斎藤秀雄」の時代を<第2期>と定義することができるでしょう。

 21世紀の現在は<第3期>に当たり、これからの日本のクラシック音楽界を如何に方向付けるかが問われてまいります。我々はこの難問を乗り越え、日本の新しい時代を築き上げなくてはなりません。


# by jmc_music2001jp | 2019-05-14 16:45

 2019年5月1日、天皇の新しい御代『令和』が始まりました。株)ジェイエムシー音楽研究所は平成元年2月14日に創立し、平成の時代とともに歩んで参りました。
 
 会社を設立した動機は1979年のウィーン留学。留学で得た結論は『日本人音楽家は、絶対に才能が有る』『日本にないのは、音楽家を支えるマネジメント』と言う2点でした。1982年、帰国して取り組んだのは<マネジメント>の何たるか….?(いやで・イヤで)死ぬ思いで勉強を重ね、7年後の平成元年に法人登記にまで漕ぎ着けました。


 以後、平成の30年間をあらゆる試行錯誤と実験・ノウハウの習得に努めて参りました。西洋音楽における『日本』と言う<国>の問題に至るまで、考えられる限りの多くの視点から検討を重ねてまいりました。


 それらに一応の結論を得て、方針を決定したのが3年前。以後プランに従って準備に取り掛かっております。それらを順に綴ってまいりたいと思います。


# by jmc_music2001jp | 2019-05-13 18:28

武蔵寺の菅原道真

 連休の最後に武蔵寺を散策。九州の古刹である武蔵寺は、この季節の藤棚と、菅原道真が訪れ歌を残していることでも有名です。

 太宰府に流された道真は二年後59歳の生涯を閉じるまでに36首の歌を残しています。その歌集の冒頭の歌

離家三四月 落涙百千行
万事皆如夢 時々仰彼蒼
(故郷を離れ数ヶ月が経った。余りに変わり果てた我が身を考えると、これまでの事が全て夢のようだ。今は時々天を仰いで運命を祈るだけだ。)

 空位空冠、衣食にも苦しみながらの窮死...傷心悲痛の内に詠まれた歌には・・・全くもって言葉も無い。関西弁で慰めの言葉でもかけたくなってくる。道真を陥れた悪人どもは、とっくの昔に歴史の塵となって消え失せ、神様となった今の貴方は、全国の天満宮で全国の人々に慕われ崇められているのだから....。

 隣接する歴史公園で実に爽やかな五月の風に吹かれながら、持参のコーヒーをいただいた。池を巡る道に若い<よもぎ>を発見!沢山摘んで、<白玉粉>と<きな粉><黒蜜>を買って帰り、<よもぎ団子>を作りました・・・実に美味!!道端に白くヒッソリと咲く<野のはな>のように、とても控え目で可憐でしなやか....本当に素敵な春のプレゼントでした。(初挑戦の「団子」作りは見事に失敗!!まるで「ほうとう」のような形状に...<きな粉>に<黒蜜>をかけて....お味は極上のものでした。)
<天拝山に登り祈る前に身を清めた滝/歌碑>
<ほうとう風「よもぎ団子」>
d0016397_20530631.jpg
d0016397_20533074.jpg

# by jmc_music2001jp | 2019-05-06 20:55

《令和》の御代に

 今日は令和元年5月1日。平成の時代が終わり、新しい天皇がご即位なされた。《令和》の時代はどのような時代であろうか?(又、どうあるべきか?)新時代の始まりに、気持ちを整理してみたい。

 第2次世界大戦の終戦から70年、この新しい時代は『本来の日本の姿』を取り戻す時期にあるのではないか?・・と思う。『美しい日本』・・・世界から観光客が押し寄せ、世界規模で巻き起こっている<日本ブーム>は(この戦後70年に培われたモノに対してではなく)戦前までの日本の歴史で培われた文化と精神に対するものであることは明確だ。

 戦後GHQの占領政策から引き起こされた様々な社会の在りようを全て捨て去り、民族のアイデンティティーを足元から見つめ直す必要があるのではないだろうか。

# by jmc_music2001jp | 2019-05-02 01:09

《平成の残り香》

 平成31年4月30日。今日は天皇陛下のご退位の日、《平成》最後の一日です。いよいよ明日から新しい御代《令和》が始まります。気持ちを新たに、新しい一歩を踏み出したいと願っております。


 ここ1週間ほどWindowsの動画データのバックアップ作業を続けております。一つのフォルダのバックアップに平気で6時間・7時間が要求されて、今更ながらハイビジョン映像の情報量の大きさに呆れてしまいます。


 こんな時こそ<他の作業>に取りかかれるチャンス!とばかり、春夏の花壇の植え付けにかかりました。恒例の<サフィニア>を5種類、15個の苗を購入して、花壇の準備にかかります。


 秋冬の時期に寝かしておいた土や腐葉土でプランターの土作りから始めて、植え付け作業が終了するまで1週間ほどもかかりました。昨晩ようやく終了、ホッツと一息・・・コンピューターはまだまだ作業を続けています....。


 コンピューターに仕事をさせておいて<花のお世話>をする・・(実は内心「ザマアミロ!」...と「ほくそ笑む」ような気分も働いてたりしています)。機械的で無機的な作業に縛られるのは、何とも《苦痛》なもの。これからの人間は<機械に仕事>させておいて、『人間的』で『幸せ』な時間を過ごす・・・そんな世の中へと向かって行かなくてはなりませんね!《令和》・・そんな時代の幕開けであって欲しいものです。

<令和元年、春夏の花壇>

d0016397_09202588.jpg

# by jmc_music2001jp | 2019-04-30 09:20
 私の欧州留学はザルツブルグ音大夏期講習から始まった。ザルツブルグ音楽祭の演奏会を沢山聴いたが、その印象を地元の新聞社に寄稿したことがある。その一部を紹介したい。

 ....なかでもバーンスタイン指揮、イスラエル響によるプロコフィエフの『交響曲第5番』は、名演中の名演だった....リズムと音の渦は会場全体を巻き込んでしまい....楽章間の小休止にもセキ一つ聞かれないほど異様なふん囲気になってしまった。....今しぼり出され、生まれたばかりの音楽のエーテルのようなものは、その時の聴衆の心に強い印象を残したまま、元の宇宙の裏側に消え去ってしまい....(昭和54年10月19日・西日本新聞)

 ザルツブルグ音楽祭では、5%くらいの確立でこのような<稀有な時間>に出会うことができる。ある時のベーム指揮ウィーンフィルの演奏会、演目はベートーベンの交響曲第7番だった。フェストシュピーレルハウスに世界中から集まった1800人の紳士淑女・・・演奏が終わると・・・聴衆の全員が泣いているのだ....1800人、一人残らず<全員>が・・・これがどんなに凄い事か!!

 この様な体験では共通した現象が起こる。舞台の上方に、まるで『ブラックホール』『魔物の間』ともいえる空間が出現し、人々は間違いなく確実に存在する『ソレ』を<見ている>・・(何であるかは分からないが)間違いなく『サムシング・グレイト』がそこには在るのだ。『厳粛』で『余りにも圧倒的な存在感』、この世に『神』という存在を確信させる、稀有な体験である。

# by jmc_music2001jp | 2019-04-24 06:56