つい最近まで日本で流行していた、クラシックをポップス調にアレンジした演奏スタイル(もう、消えて無くなりましたか?.....!)がそう!アレは「クラシックを題材にしたポップス」というスタイルを明確に打ち出した(つまりポップスの音楽)演奏なので.....それはソレ....。
このランランは、クラシックの演奏会(リサイタル)と銘打って「気分の音楽」を披露する.....。<気分>の音楽は多くの人にとっては<分かりやすい>のだが、本来クラシック音楽は、本質的に「気分の音楽」では無いので、ソコが困りモノ。
聴衆は<心を込める>ことと<気まぐれ>の違いを聴き分けなくてはなりません。クラシック音楽を「気分の音楽」として料理してしまおうとするのが、ランランと言うピアニスト。そんなランランに最も相応しいクラシックの作曲家を挙げるとすれば・・・・サティではないだろうか?・・・そんな気がする。
優秀な学生でした。すでに結婚していて、奥様も子どもの女の子も共に優秀なインテリ家族でした。お世話する立場上、彼と接することも多く、春には佐世保の西海橋までお花見に連れて行ったこともあります。海の無い国ですから、西海橋の袂でお花見をした後、山の中腹にあるホテルのレストランに移動、見下ろす九十九島と海に沈む夕日を堪能してもらいました。
お世話する内にはウイグルの話も沢山聞きました。「中国政府はウイグル自治区に漢民族を続々と移住させ、豊かな鉱物資源を開発してはその利益を本国に持ち帰る」と、苛立ちと怒りを持って語っていました。ウイグル自治区内の資源が、ウイグル族には還元されていないのです。
おそらくチベットにおいても同様であろうと推測されます。その目的(鉱物資源なのかどうか)は分かりませんが、鉄道を開通させ漢民族を続々と送り込んでいる手法は同じだからです。目的は何であれ、同じ方法手段を講じて支配しようとしているように見えます。
彼の子どもをウイグルの小学校に入れるか、又は漢民族の学ぶ小学校に入学させるかで悩んでいましたが、ついに漢民族の学ぶ小学校に入れることにしたようです・・・・中国に住むことの悩みと、苦悩の深さが伝わってくる気がいたします。今回の暴動におけるウイグル族の人々の気持に、同情を禁じえません。
[A]ファミリー&フレンドステージは家族や友達グループでの参加、子どもの歌やポップスをアレンジします。[B]クラシックステージはクラシックの珠玉の小品を、デュオやトリオに編曲したアンサンブルです。いずれも、プロの演奏家と共演できるところが、企画の目玉と言えるでしょう。貴重な体験、オススメします。仔細は下記の通り。
<募集内容>
[A]募集:10組/3歳以上・経験不問・楽器は各自持参(どのような楽器も可)/参加費:1組6,000円
[B]募集:10名/ピアノ・ヴァイオリン(小4以上)、フルート(中学以上、経験2年以上)、チェロ(中学以上、経験5年以上)/参加費:6,000円/演奏をテープ・MD・ビデオなどに録音したものを申込時に提出(曲決めの参考に使用)
発会式:9月12日(土)13:00-14:00
練習日:
10月 3日(土)10:00-15:00(ファミリー&フレンドステージのみ)
10月17日(土)10:00-15:00(両ステージ)
10月24日(土)10:00-15:00(両ステージ)
10月 7日(土)10:00-15:00(両ステージ)
本番:11月8日(日)
会場:大野城まどかぴあ(大ホール)
<お申し込み・お問い合わせ>
大野城まどかぴあ
〒816−0934大野城市曙町2−3−1
TEL.092-586-4000 FAX.092-586-4001
URL http://www.madokapia.or.jp/
<募集のチラシ>

斉藤先生が我々に教えてくれた<音楽の常識>と<社会の常識>について、音楽上の才能の発掘と支援については、さほど重い作業とは感じないのだけれど、<社会常識>まで抱え込むとなると、途端に途轍もなく大きくて重すぎる課題を抱え込むことになります。
課題が大きすぎて途方に暮れていたこの3ヶ月でした、その一部分でも取り込むことが可能なのか・・・ずいぶん考えを巡らせたのですが、見通しが立ちません。
将来的に優れた演奏家を育成した中で、結果として<社会常識>教育の部分を含ませることは可能であろうと思われます。そのような結果を導き出すようなシステムを組み込んでおくことで、斉藤秀雄の理念の継承が可能であろうかと考えています。
そこに至るまでの道筋を整理して、クラブ・アンティミテをスタートさせることにいたします。
小澤さんがヨーロッパに渡航する時期の話が出ました。NBC交響楽団日本公演の演奏にショックを受けたこと。オペラを見た事も無かった事。マーラーもブルックナーも未だ知らない時期に、同年代の欧米の指揮者(学生)がそれ等の作曲家のスコアを勉強している姿に衝撃を覚えた事・・・
滝廉太郎・山田耕筰・斎藤秀雄などがヨーロッパに留学した時代が日本の西洋音楽の黎明期だとすれば、小澤征爾さんが<欧米のレベル>にまで近づく第一期にあたる人なのだなと(つくづく)感じました。 小澤さんに続いて日本の音楽学生は続々と欧米へ留学、今では欧米の音楽界・音楽教育界に多くの日本人が活躍しています。
私の目には、今それが飽和状態にまで達しているように映ります。欧米においても日本国内においても、クラシック音楽を取り巻く環境は<飽和点>にまで達している・・・・新たな《結晶》が生成される<飽和点>に達しているのが『今』なのではないでしょうか。
28年前にウィーンで得た【結論】は、今その《結晶》として姿を現そうとしているのではないか・・・ここ4年来、秋山和慶さんと話し合い、準備を進めて来たことが、これからの日本に求められていることなのではないだろうか・・・そのような気がしてなりません。サァ!勇気を出してまいりましょう。
特に斉藤秀雄先生の教育者としての理念を継承する事業に、どこまで踏み込めるのかについて。内容・質・時間についてと、自分自身に関わる事柄との配分のことだ。やると決めたからには、決めた範囲のことは確実にモノにしたい。人材との関わりによっては、実現できる範囲にも影響がでる。そこをドコまで見切れるか・・・迷いはつきません。
3月から5月にかけてホームページの改編にとりかかりました。携帯版も作ってみたけれど、私のドコモでは見れても、他社の機種では文字化けするようです。これも課題としては残りますね。
さて、<e-Book実技講座>の第1弾「指揮法入門」についてビデオ撮りの作業を始めています。7月中旬までには完成し発売することができるでしょう。もう一つのニュースは<作曲通信講座>の準備が進められていることです。
音楽大学教授の通信添削による<作曲講座>。「和声学」から始めて、「作曲」の基礎を学ぶ通信添削を、インターネットを介したjmc音楽研究所の新企画として間もなくスタートします。一流の講師陣に直接指導を受けるチャンス到来です・・・ご期待ください。