研究所に帰り着いたのは1時少し前、歌のクラスのメンバーが私の到着をまってくれていました。私の誕生日を祝っての美味しそうなケーキも準備されています。実はメンバーに私と同じ日の誕生日の人が居て、毎年二人の誕生祝いを皆がやってくれるのです。素直に喜んで、記念写真をパチリ・・・アップしておきます。
今日はこれから女子短大での授業です。後期の講座の最終講義の日・・・宿題、チャントやってくれてればイイガ・・・。来週は試験の予定で、試験課題は<フローチャートを書きなさい>と言うもの・・・毎年かわらず出しているテーマは『初めて彼を自宅でのディナーに招待する』・・・毎年生徒達は、楽しそうに書いています。もうこのテーマで試験をすることも無いでしょうから、今回は試験課題をお教えしますネ。
さて、今日から『新しい年度』が始まる・・・・そんな気がしています。還暦以来、今までずっと準備を重ねてきたものが、いよいよ世の中に出て行く・・・そんな気持ちです。人生の後半がいよいよ表の活動として動き出す・・・ハッキリとしたうごめきを覚えます。冬眠していた動物達が、春を予感して動き始めるように・・・。
<可愛らしく綺麗なケーキを前に、誕生ケーキの第2弾!>

今回は特にお料理について、上質の素材にこだわって探し求め、日本酒との相性を考え、試作と意見交換を重ねたすえに出来た料理でした。全てに最上の質を追い求めて、(これまでに比べて)全ての点で最良の結果を導き出せたんではないでしょうか・・・・お酒との相性もバッチリでした。
従来はネットで取り寄せたり、レストランに依頼したり、デパ地下で買い求めたりでしたが、それではどうしても何処かに綻びがあって、不完全さを免れないものでした。しかし一方・・・今回ここまでヤルと、この先やりにくいとも思いますが.....
皆本当に楽しそうに飲み・食べ・語り合いました・・・いつもの楽しそうな様子を見て、『ヨカッタ』な....と心の中で、ツブヤキました。
<チェロとピアノの演奏>

お酒とそれにあわせた肴の“お品書き”を書いてみましょう。
<お品書き>
タラバ蟹ポーション
野菜と海老のゼリー寄せ
[日本酒] 《常きげん》大吟醸 金賞(四冠)受賞酒
刺身(かんぱち、焼しめ鯖)
菜の花とエビのおひたし
[日本酒] 《出羽桜》純米大吟醸「一路」
鴨の薫製・せせり・黒豆
[日本酒] 《菊姫》限定酒にごり酒
いくら
小松菜・南関あげのおひたし
[日本酒] 《銀嶺立山》大吟醸「愛山」
《天狗舞》金沢酵母仕込大吟醸
スモークサーモン酢かぶ巻
しめ鯖サラダ
[日本酒] 《菊姫》山廃純米無濾過生原酒
あなごだし巻
根菜のそぼろ餡かけ
[日本酒]《菊姫》山廃純米「鶴乃里」
柿の葉寿司・ほうじ茶
さちの香(苺)
曲はチャイコフスキー『くるみ割り人形』第2幕より『雪のワルツ』・・・・チャイコフスキーの『音の空間』が出現していて素晴らしい演奏・・・・・・・それはもう『音のメルヘン』!!
ヴィオルトーゾ集団のベルリン・フィルは、技術の凄さばかりが前面に出ていて「上手いのは分かるけど....どうも・・・」と、いつも感じていたのだが、今回は近年のベルリン・フィルの演奏としては、初めて『音楽』が先行した演奏だなと感じました。
チャイコフスキーは幼少の頃、眠る前にお母さんが毎晩「お話」を読んでくれたと聞いています。その素敵なメルヘンの世界に浸り、心躍らせた幼年期のチャイコフスキーの心の中を覗きみるような演奏でした。
スタンディング・オーベーションの聴衆は皆、その顔に『穏やかな満足の笑み』を浮かべながら拍手を送っていました・・・・きっと同じ想いを抱いているのだと思います。
彼等は<オーディオ・ファン>、大分在住の同級生宅のオーディオ試聴を兼ねて、春の別府旅行をやってきたのもこのメンバーです(旅行は男性だけですが・・)。
この日は、写真のメンバーに女性を1名加えて、男性5名・女性3名でした。持ち寄った酒は「筥崎宮の(アリガタぁ〜イ)お神酒」(一升瓶)に、本日のメイン・テーマの焼酎「貴匠蔵/黒麹原酒37°」(一升瓶)、燗酒部門グランプリ受賞の日本酒(4合瓶)、中国のおみやげ「紹興酒12年もの」(4合瓶)・・・・・「これは、とても飲みきれないねェ〜、ツブレてしまうよォ!」と言いながら始まりましたが.......全部、飲んでしまいました。
一緒にお酒を飲むと、本当に楽しい仲間です。私の大切な親友達・・・イイもんですね。
<先ずはお神酒で乾杯。酒宴のスタートです>

この日の日本は、大陸からの寒気が西回りで吹き込んだせいで、全国的に雪。宮崎や熊本は記録的な降雪で、もちろん福岡も朝から一面の銀世界です。車窓に射し込む眩しい雪景色に目を細めながら、小一時間ほどの急行電車の旅でした。
“ふかほり邸”は天然温泉を持っていて、食事のお客さんはそのお湯を楽しめるとのこと・・・昼食の前にさっそく露天風呂を楽しみました。吹く風に小雪舞う露天風呂はなかなかの風情、年末年始の疲れがスッカリ洗い流されたようなイイ気分でした。結局、露天風呂には食後にも入ることになり、気分はリフレッシュ!これからの仕事への英気を大いに養うこととなりました。
新年会のメンバーは、ずっとずっと本当に永いお付き合いの人達です。音楽を通した仲間であります。大切な友人です。人生で最も重要なことは「親友」を得ることだと、本当にソウ思います・・・そんな“親友”たち。
<野菜が美味しく、自然を感じたコース料理を前に>

<吹く風に小雪舞う、ご機嫌の露天風呂>

具体的作業にいつから取りかかるか・・・他の仕事の段取りとの関係を踏まえて、仕事の手順を考えることにします。(とりあえずは、お勉強だけが終わった・・・と言うことで・・)
昨晩「ミスター・パートナー3月号」の原稿の初校がファックスではいってまいりました。昨年末に取材のための資料をとにかく送っていたのですが、原稿を読んでプロのライターの力量に唸らされました。渡した資料から、私のこれまでの想いや願いを正確に把握して文章を組み立てています。今年の『初感心!』でした。プロの仕事に触れるのは、本当に素敵な体験ですね。嬉しくなってきます。
この月刊誌は私の開発した<e-Book>シリーズの革新性に注目してくれて、是非読者に紹介したいと熱意あるお申し出があっての取材。1月25日発売の「ブームの真相」2010年版に続いて、有り難くもうれしいお話です。<e-Book>の開発を、音楽に限定せずに急ぐ必要があります。メディアの新しいカタチですから、著作者にその革新性を理解してもらった上で、<e-Book>ならではの切り口を見せていくべきと思っています。
客席の空気が何だか神妙な雰囲気を漂わせていたのは、観客が彼の急逝に痛みを感じながら集まっていたからに違いない。私がロックのフィルムコンサートに足を運ぶのは初めてのことだけれど、皆が「見といた方がイイ」と進めるので思い立ったわけだ。
これが<天才>と言うものだろう・・・<天才>には共通したところがある。一つは『愛』をもっとも大切なものに据えていること。もう一つは表現するにつけて無駄な力が全く入っていないこと。表現したい『想い』が、『歌』にしても『ダンス』にしても(無駄な力で邪魔されることが無いから)ゆがむ事無くそのまま100%《カタチ》になって現れる。
<地球の自然破壊>への想いを訴えた歌は心に沁みた・・・心を揺さぶる「魂のパワー」が感じられて感動ものであった。やはり、そう言う所が偉大なんだな・・・皆が「自分の人生の全て」のように語る気持ちも良くわかる。
生のライブで聴きたかった・・・映画館のスピーカーはやや暴力的で耳には少々つらい。しかし、本当の『天才』が生きていたんだ、と思うと.....何だか.....静かな深い感動を覚えた。
演奏は九州交響楽団の首席チェロ奏者の宮田浩久さん、伴奏は大畑康子が担当いたします。演奏に続くパーティーでは、日本酒の<本物>を心ゆくまで楽しみましょう。酒に合う肴も吟味しています。そして何よりも、<友>との語らいを十二分に楽しみたいと思います!お会い出来る日を心待ちにしています。
《第94回jmc音楽サロン》
1月24日(日)PM6:00
《音楽》
Beethoven チェロ・ソナタ No.2 第1楽章
Rachmaninoff ボカリース
Popper ハンガリー狂詩曲
Cello 宮田浩久 Piano 大畑康子
《パーティー》
日本酒:《菊姫》限定酒にごり酒・山廃純米無濾過生原酒・
山廃純米「鶴乃里」・《銀嶺立山》大吟醸「愛山」
《天狗舞》金沢酵母仕込大吟醸・《出羽桜》純米大吟醸 「一路」
《常きげん》大吟醸 金賞(四冠)受賞酒
本物の酒に十分吟味された肴を準備して皆さまのお越しをお待ちしています。
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Concert PM 6:00-開演(開場5:30)
jmc音楽サロン・パーティーPM6:30
会場:ジェイエムシー音楽研究所 2F ホール
会費:9,000円 TEL.092-575-3267