ランランがグリークのピアノ協奏曲の独奏者として招かれた。ウィーン・フィルのシェーンブルン野外コンサートでも、ランランが演奏しているのを聴いたことがある。ベルリン、ウィーン・・・世界を代表するようなオーケストラのソリストとして、しばしば登場するランラン・・・私には不思議に思われて仕方が無いのだが、当日のベルリンの市民には大受けの様子だった。
初夏の夕暮れ、気持ちよい森の空気に包まれて聴くランランの音は、“薫風”に頬を撫でられるような、生理的な心地よさを感じることだろう。しかし昔BSで観た、キーシンのグリークとの違いは一体何だろう?音と自分との間に存在する一切の無意味なものを限界までに削ぎ落した演奏スタイル。もはやグリークの音楽の世界をも飛び越えて、存在の原点にまで遡る。そこに聴衆が観たものは『魔物の間』。《そよ風ランラン》とキーシンの《魔物の間》。
先日福岡市内のある会社から電話を受け、社会貢献活動として地域の人のための音楽会を開催したい旨、依頼を受けた。今後、復活させる予定の活動にも直接的に関係するし、何よりも地元企業がそのような気持ちでいてくれることが嬉しくて、是非ともお役に立ちたいと思ってお受けした。
「歌」が希望、<皆で歌う>企画もやって欲しい、対象の多くは高齢者とうかがったので、親子で日本歌曲を得意として、歌うことの指導にもたけている知人を紹介した。本番の様子を知りたくて会場に足を運んだが、皆さん心から楽しんでいるご様子。地域でこのような機会が沢山あって、音楽が人生の糧となるような環境が調えられたらいいな・・・と感じた。今後、どこまでの事に関われるのかは別にして、問題は此れ等が無駄なく合理的に間違いなく進行するシステムを組み上げられるかにかかっている。
<企業の社会貢献活動のコンサート>

夜、数日前には小さな莟でしかなかった月下美人が、花の房をふくらませ、いよいよ今晩には咲くことが判った。デジカメでその過程を記録してみた。
<月下美人Ⅱ>


幸い2種類の野菜サラダの仕込みは既に完了しています。その一つは<ブルーベリー豆腐ドレッシング>もう一つが<マンゴー豆腐ドレッシング>。いずれもが果実をベースにしたもので、軽く繊細でスパークリングワインにピッタシの相性のハズ。
“月下美人”に寄り添うようにガヴァと野菜サラダ(ブルーベリー)を置いて記念撮影。まず最初に“月下美人”の花弁に軽く乾杯!花とワインとオードブルが溶け合った素敵な時間を過ごしました。
<“月下美人”に寄り添う、ガヴァと自作の野菜サラダ>

先ず<マンゴー>は果肉を冷凍したのを持っていたので、それに昨晩購入したドライフルーツのマンゴー、これ等を包丁で小さくしてからフードプロセッサーへ。絹ごし<豆腐>を120g程、水気を拭き取ってから小さくして加えます。
<食酢>を大さじ1、<オリーヴオイル>と<グレープシードオイル>をそれぞれ大さじ0.6と0.3加えます。ここに<卵黄>1、小さな<岩塩>4つぶ。最後に<クリームチーズ>2片をいれてフードプロセッサーで十分に攪拌して出来上がり。
野菜サラダにまぶして食べると・・・・
・・・ディズニー「白雪姫」の七人の小人達が『ハイホー・ハイホー』と歌いながら行進しますよねェ・・・・
口の中で《野菜の小人達》が『うァーイ!...』と嬉しそうにはしゃいで、踊ったり、行進したり・・・こんなにハッピーな野菜達に、初めて出会いましたよ。
今日のメインはヒラメのムニエルでしたが、昨日作ったオレンジとチーズのドレッシングで食べると、今まで食べたことの無いオシャレなムニエルとなり、何とも素敵でした。
毎回、朝のベットで考えたレシピで制作し、特段レシピを残しているわけではなかったのだけれど、最近作ったブルーベリーのドレッシング以来、レシピとして残した方がイイかもしれない・・・という気がしていました。それで今日のブログは、少しだけ詳しく書いてみる事にいたしました。
「豆腐のドレッシング」は軽くて、未体験の味覚の世界を展開してくれます。一番の特徴はサラダに入っている食材の持ち味を全てについて生かしてくれることです。そのものを生で食べるよりも、数倍もそのものらしく味わうことができます。ドレッシングが前面に出る事無く、食材の背後で食材の存在とその良さをサポートしているのです。昨年のフランス旅行の、その土地の料理とその土地産のワインとの『幸せな結婚』(マリアージュ)を思い出させる世界でした。
<マンゴーの豆腐ドレッシングと昨日作ったオレンジとチーズの豆腐ドレッシング>
