新年が明け、新しいパソコン・ソフトのお勉強も一段落し、音楽サロンの案内も発送し・・・いよいよ<トーサイmusic-net>の《音楽家データベース》構築作業にとりかかることになった。昨晩<トーサイmusic-net>89名のメンバー宛にメッセージを送り、情報提供をお願いした。
ウィーン留学の帰国からの三十数年来「日本人クラシック音楽家の為のマネジメント」の必要性を痛感しつつ、その実現性・可能性について様々な試みを重ねてまいりました。2006年からは指揮者の秋山和慶さんを音楽顧問として、様々な可能性についての検討も重ねてまいりました。
2010年以降、Facebookを始めとするSNSの発展、salesforceが世界をリードする“クラウドコンピューティング”の進歩を目の当たりにして、いよいよクラシック音楽家を日本の社会に繋げることが可能な時代が到来したとの確信に至りました。これが昨年7月25日のFacebookグループ<トーサイmusic-net>立ち上げに繋がり、その後の4ヶ月で80名以上の方々が呼びかけに答えて下さっています。
2014年1月〜3月で、登録音楽家のデータベースを構築しなくてはなりません。メンバーご自身の情報を<トーサイmusic-net>に提供していただく必要があります。そんなお願いをfacebookメッセージで送信いたしました。
<トーサイmusic-net>が最初に取り組む「日本人クラシック音楽家と社会とを繋げる」作業は、『(プロ及びアマチュア)オーケストラのソリスト』としての仲介業務です。jmc音楽研究所の保有する最新の電子書籍技術によりCD-ROMを編集し、全国のオーケストラに配送することによって、<トーサイmusic-net>メンバーの独奏者としての演奏機会を開拓しようとするものです。
電子書籍には音楽家の写真・経歴・レパートリー等の情報と共に、YouTubeの動画URLを掲載し、その音楽家を実際の演奏によって確認できる仕組みを挿入します。メンバー全員がYouTubeのアカウントを作成し、(演奏)動画をアップしていただきます。アカウントの取得、アップする動画の練習や準備などで多少の時間を要すると理解していますが、新しい日本の音楽家と社会を繋げる仕組みを稼働させることの意義にご理解をいただき、メンバー全員の協力を賜ることをお願い致しました。
第2弾として文化庁<次代を担う子供の文化芸術体験事業>を全国各地区で展開できる体制の整備を目指します。jmc音楽研究所では、すでに平成23年度より九州山口地区で活動を始めていますが、これを全国に展開するべく、体制を調えようとするものです。
第3弾は全国の自治体や公共ホールの自主事業予算に対して、積極的に『企画』提案を行い、日本人音楽家と社会との出会いの場を開拓してゆこうとするものです。一つひとつのシステムをクラウド・コンピューティング上で構築しながら、次第に裾野を拡げてゆく計画です。
SNSとクラウド、そしてjmcの電子書籍開発技術をシステマチックに組み合わせることで、この計画に推進力が与えられ、《日本人クラシック音楽家の為の新しい地平》が切り開らかれて行く、と信じています。