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クラシック音楽、jmc音楽教室、音楽企画制作、音楽普及活動、青少年健全育成、メールはjmc2001jp@gmail.com宛


by jmc_music2001jp
 恒例の“春の合同発表会”、<大野城まどかぴあ>の小ホールで開催いたしました。今回は小学校低学年の生徒達が素晴らしい才能を発揮!素直に「嬉しいな...!!」と心の底から感じました。「人生の希望は次世代の成長する姿の中にしか見つからない」・・・つくづくそう思います。

 今年の低学年の子ども達があんまりスゴイので、例年は3−4年生から体験させる<アンサンブル>を、特別に低学年にも体験できるように方針を変えました・・・「がッ!」、今年の子ども達は物凄い能力を発揮して、<やる気>満々で素晴らしい演奏を披露してくれました。大人の先入観なんて、しょうもない物です....。
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# by jmc_music2001jp | 2023-05-04 06:02

第124回 jmc音楽サロン

《第124回 jmc音楽サロン》
令和5年2月12日(日)PM5:00 開演 
会場:jmc音楽研究所 小ホール

当初予定したピアニストが突然の高熱に見舞われ、時節柄出演不可能となりました。急遽チェリストに出演を依頼、124回目の開催に初めての事態です。その他の準備は順調で、明日のサロンを大いに楽しみたいと思っています。今回は割烹料理でしっかりとした世界を構築してくれています。大変楽しみです。
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# by jmc_music2001jp | 2023-02-11 19:19
Concert 《音の星座》 Vol.ⅩⅢ
令和4年11月6日(日)PM4:00 開場 PM4:30 開演
会場:ジェイエムシー音楽研究所 2F ホール
主催:株)ジェイエムシー音楽研究所   Tel.092-575-3267
Piano大畑康子 Violin貞国みどり Cello宮田浩久
《ピアノ・トリオの夕べ》

モーツアルト ピアノとヴァイオリンの為のソナタ 変ロ長調 KV 570
ベートーベン ピアノとチェロの為のモーツアルトのオペラ「魔笛」の
      「恋を知るものは真の男よ!」の主題による七つの変奏曲
ブラームス ピアノ・トリオ No.2 ハ長調 作品87
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# by jmc_music2001jp | 2022-10-10 10:14

<金子みすずの“詩”>

 5年前の投稿を一部手直ししてシェアしたい。実は今年の文化庁の助成金申請に向けて準備をしていたところ、今年の申請条件に「昨年より売上が20%以上減少」した団体に限ると言う条件がついてしまい、今回の申請は諦めざるを得なかったと言う経緯がありました。
 現在、構成:矢崎節夫(金子みすず記念館/館長)、作曲:香月修(桐朋学園作曲科主任教授/前職)で<日本芸術文化振興会>への申請を準備中。
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<金子みすずの“詩”>
 5年前から金子みすずの詩集を入手して、データの収集作業にとりかかっていました。・・・と言うのも、かなり以前より金子みすずの詩と音楽を融合させる舞台を作りたいとの願いを持ち続けていたからです。
 金子みすずの詩は、非常に多くの作曲家が歌曲として取り上げているようですが、個々の歌曲そのものについては知りません。おそらくソプラノが歌うのでしょうが、私には大人が歌って『金子みすずの魂』が表現又は出現するとは思われないのです。かつて芝居も見ましたが、それも<嘘>としか思えませんでした。You Tubeで「歌」検索して見ましたが、何処にでもあるようなメロディーに金子みすずの歌詞を載せたような代物で・・・こう言うのは「替え歌」と何ら変わることはなく問題外と感じました。
 金子みすずの《ピュアな魂》が見ているものは、「この世の真実」そのものです。<真実>は「見えるもの」「感じるもの」そのものにあって、それ以上でもそれ以下でも無い。何の説明も解説もしない「見えるもの」そのものの内側に<真実>があり、「見えるもの」の背景に<創造主>や<神>への畏敬の念は感じられても、人間がとやかく説明したり解説したりは出来ないものです。『何も解っていない!』人間にそんなこと出来る訳がありません.....。
 人間の「目に見える」もの、「心に感じる」もの、そして「想像と空想できる力」!これら全ては、当人にとっての紛れもない<真実>でしょう。金子みすずの詩は我々自身を<真実>の原点に引き戻してくれます。
 『天使の歌声』・・ボーイプラノのその『声』そのものが、我々に《無垢な天使の魂》を感じさせてくれます。金子みすずの『魂』も、同様の視点を持った幼児(幼稚園〜小学校低学年)の<語り>(朗読・群読)によってしか表出されないのではないか.....永年そう思い続けてまいりました。それと音楽を融合させた舞台・・・それを作り上げることを狙っているのです。それを国の助成金で実現させようと準備しています。
1人の画像のようです

# by jmc_music2001jp | 2022-09-12 17:54

 私の音楽における最も貴重な体験は、今から四十年程も前にさかのぼります。欧州留学の第一歩を印したザルツブルグにおける「出会い」、それは偶然とも言えるものでした。


 旧市街、ホーエン・ザルツブルグ城の建つ小高い丘は、爽やかな夏の風と美しい緑に包まれた格好の散歩道でした。ある日、その丘を縦走するコースを散策いたしました。ザルツァッハ川の下流側から登り、ホーエン・ザルツブルグ城の下を通り過ぎて、上流側の端までの道を歩いたのです。


 旧市街を左手に見ながら、丘の端にたどり着いたのは夕方近く。柔らかい夕暮れの日差しが辺りの風景をオレンジ色に染めはじめていました。突き当たりまで来ると、道は右側にカーブをきり、丘の裏側へとつづいています。カーブするところにアーチ状の門があり、見上げる位置にマリア様の像が立っていました。


 丘の裏側は、遠くオーストリア・アルプスの峰々を背景に、教会の尖塔が夕日に輝く美しい風景がひろがっていました。道にそって丘の裏側にUターンしますと、右手に門があります。修道院のお御堂、私は大きな重い木の扉を押して、中に入りました。


 誰一人いないお御堂の中は、暗く静まりかえっています。堂内をゆっくりと見たあと、後方にある木の古い長椅子に座りました。薄暗い静寂の中で、まるで止まってしまったかのような時の流れ・・・。


 修道院の小さな鐘がなり、後方の頭上から人の歩む足音が聞こえました。二階部分の窓がお御堂の内部へ向かって半開きとなっています、そして何やらもの音がした後、お御堂の中にオルガンの音が流れ込んでまいりました。“夕べの祈り”が始まったのです。予想外の出来事に、静かに耳を傾けながら座り続けました。


 お祈りの言葉はありません。すべてが賛美歌です・・・。そして、聴くうちにそれが「歌」さらには「音楽」ですら無いことに気付かされました。そのすべてが「祈り」そのものだったのです。それ以外の何物も、そこにはありません。


 ヨーロッパに着いたばかりの私は、日本での音楽活動のことを思い返していました・・・我々は「何か」をやろうとしすぎていたのではないか・・・、ほとんど意味も分からぬままに、何かを「表現」することが演奏することだと思ってはいなかったか・・・・。


 この体験が私の音楽人生のターニング・ポイントになったことは確かです。その後、ザルツブルグを訪問する度に、私は必ずここ(ノンベルク修道院)を訪ねます。旅の同行者にも是非とも体験してもらいたくて訪れるのが、ノンベルク修道院の“夕べの祈り”です。


 今日、音楽に「魂」が失われ、宗教音楽にさえ「祈り」が見失われています。音楽が「表現」の一手段となり、演奏がパフォーマンスと化しています。「魂」はどこにいったのでしょうか?「心」は何処にその住処を変えてしまったのでしょうか?これは、単に「音楽」だけの問題ではなく、現代という「時代の精神」の抱える問題なのではないのだろうか・・・そんな気がしてなりません。

ターニングポイント〝 祈り〟との出会い  2018年 01月 15日_d0016397_00202289.jpg


# by jmc_music2001jp | 2022-09-03 00:20